俺の彼女は幽霊だった
作者:紅茶の矢
俺の名前はハアト。
中学2年である。
俺は小さい頃から
恋愛に興味がなかったが、
同じクラスのリミちゃんが
気になってしょうがない。
リミ「ハアトくん
ヤッホー!」
ハアト「おっ、ヤッホー!
どうした?」
リミ「土曜日空いてる?
今度のテスト勉強、
うちで一緒にやらない?
ハアトくん頭いいからさ!」
ハアトの頭の中(リミちゃんと勉強!
頭よくてよかった~)
ハアト「おう! いいよ!」
リミ「えっ! いいの!
やったー!」
ハアトの頭の中(いや待って
可愛いすぎだろ)
*。・ 土曜日 ・。*
いつもよりもおしゃれな服を
姉ちゃん(メアリ)に
選んでもらったから
張り切っていくぞ!
ピンポーン
リミ「はーい」
ハアト「ヤッホー!」
リミ「ハアトくん!
待ってたよ!
入ってー!」
ハアト「お邪魔します」
リミ「教科書持ってくるから
待っててね!」
ハアト「うん!
わかった!」
ちょっと
お腹痛くなってきた・・・
トイレ借りよっと!
トイレどこだ?
どこだ?
うん? これは?
そこにあったのは
下半身がない
リミちゃんの写真だった。
入学式の時か。
もしかして幽霊?
その時、目の前に
手が現れた。
ハアト「わっ!」
リミ「これ
見なかったことにして」
ハアト「リミちゃん。
正直にいって」
リミ「ごめんなさい!
実は私、幽霊なの。
今まで隠しててごめん」
ハアト「そうだったんだね」
リミ「こんな私が
幽霊だって知ったら、
みんないなくなるよね・・・
じゃあね。ハアトくん」
ハアト「リミちゃん!
待って!
俺リミちゃんのことが好きだ!
いくら幽霊だって
リミちゃんはリミちゃんだ!
好きです。
付き合ってください!」
リミ「ハアトくん・・・
私も好きです!
よろしくお願いします!」
ハアト「リミちゃん・・・」
その時リミが倒れた。
ハアト「リミちゃん!
リミちゃん!」
リミ「あれ?
足の感触が・・・?
私! 人間になれた!」
ハアト「やったね!」
~こうして
俺とリミちゃんの物語が
始まりました! ~
*end*