
4月19日(土)、20日(日)に初のスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』の国立競技場公演を大成功に収めたSnow Man。終演後の会見で佐久間くんが「夢にまで見た景色だった」と語った、初日公演の様子をレポートするよ。
※この記事は『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』公演のセットリストや演出のネタバレを含みます。
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Snow Manにとって、初の国立競技場でのライブ。夢のステージに立つメンバーを待ちわびる7万人のファンに開演を知らせたのは、客電が落ちて、会場が暗くなって…というライブのお決まりの流れではなく、明るいままの会場に映し出されたオープニング映像だった! 17時半の空と、9色のペンライトの淡い光で包まれた国立競技場に、次々と映し出される9人のソロカット。続いて『Snow World』とツアータイトルが告げられると、メンバーが会場を煽る声を乗せて「Crazy F-R-E-S-H Beat」のイントロが始まり、煌びやかなピンクの衣装にサングラス姿で、ついにSnow Manが登場!
メインステージの上方で国立競技場を見下ろしていたメンバーは、2曲目「EVOLUTION」からいきなり外周の花道を通ってバックステージへ。そして上の席からもよく見える位置まで上昇したバックステージが切り離されるような形で再び外周をぐるり。こんなに大きな会場で、すぐ近くまで会いにきてくれたSnow Manに、ファンも序盤から精一杯の歓声を届けていたよ。 そしてメンバーもまた、「国立―!!!!!!!!! 騒いでいこうぜー!!!!!!!!!」(岩本くん)、「今から俺たちSnow Manと素敵な思い出作ろうぜー!!!!!!!!!」(宮舘くん)、「夢の国立ー!!!!!!!!!」(目黒くん)と、テンション高く煽りまくり!
「♪只今国立ライブ中!」(佐久間くん)と、このライブ限定の歌詞に変えて歌われた「ブラザービート」の後は、メンバー一人ずつから挨拶。トップバッターのラウールくんは「国立、盛り上がってますかー!」、「もっと、盛り上がってますかー!」とファンを盛り上げ、続く宮舘くんも「調子はどうだ、国立!」と煽った後、ファンの反応に「エレガント!」と一言。向井くんは「サワディー!」(向井くん)、「カー!(カップ!)」(ファン)とタイ語の挨拶でコール&レスポンス、「ちゃんと浸透してるやん、ありがとう」と嬉しそう。岩本くんは「What’s up,国立競技場―!」とカッコよくキメたかと思うと、「みんな、呼吸していこう」と肉体派の彼らしい一言を残し、目黒くんはイヤモニを外して「初めての国立だぞー! 1番の声を聞かせて」とファンの声をしっかり聞いていたよ。「幸せになりたい人〜?」と問いかけたあと、「ここにいる7万人と、俺たち9人で幸せになろうぜ!」と、いちばん幸せそうな顔をしていたのは阿部くん。渡辺くんは「国立競技場、上を見てください。空が見えます、ということはめちゃくちゃ日焼けします」と美容番長らしいボケをかましつつ、「でも今日限りはそんなこと気にしないで最高の思い出作ろうぜ!」と煽って会場を沸かせていたよ。「みんなでさっくんって呼んでください、せーの!」で7万人のファンから「さっくーん!」と呼ばれた佐久間くんは、「これこれ〜(≧∇≦)」と喜びながらも、さらに「国立―!」「もっといける!」と盛り上げまくって深澤くんにバトンタッチ。ラストの深澤くんはしばらく無言でキメ顔&投げチューを決めたあと、「Snow Manに会いたかったかー!」、「深澤辰哉に会いたかったかー!」。そのまま「Snow Man!!!!!!!!!」のコールを国立競技場全体へと広げてオープニングセクションを締めくくり。幸せいっぱいの幕開けとなりました♡
初の国立競技場ライブで、「新しいチャレンジ」に挑戦したというSnow Man。「続いてのコーナー、ひーくん、よろしく」という目黒くんの言葉を合図にはじまったのは、岩本くんによるドラムのソロプレイ!…かと思いきや、岩本くんが刻むリズムに合わせて総勢70人のマーチングバンドが登場。そして岩本くんwithマーチングバンドによって聞き覚えのある特徴的なリズムが放たれたかと思うと、他の8人も登場して「Tic Tac Toe」へとつながった! この粋なサプライズで幕を開けた、計4曲で構成されるマーチングコーナーは、「スタジアムでライブをやるなら」と、メンバーの提案により実現されたものだそう。
いつの間にか暗くなった会場には、メンバーカラーのスパンコールが輝くスーツ姿の9人。生バンドならではの壮大なパフォーマンスはもちろん、マーチングバンドを率いて花道を歩いたり、生演奏をバックに会場の両端からダンスバトルを繰り広げたりと、スタジアムだからこそ見られた壮麗なSnow Manの姿に、ファンも大興奮の様子。そして幅約140mの大きな大きなメインステージの中央に9人がぎゅっと並んで魅せた、スネアドラムのパフォーマンスもなんともエモーショナル。ジュニア時代に出演した舞台のオマージュとも思えるこの演出に、会場からはどよめきの声が上がっていたよ。

この日、会場を大いに沸かせたのが、5周年を記念して発売されたベストアルバム『THE BEST 2020 – 2025』から披露されたソロコーナー! トップバッターは、サイド編み込みにメガネ姿の阿部くん。グリーン1色に染まった会場を見渡し、とびきり嬉しそうな笑顔で「いっそ、嫌いになれたら。」を披露。バックダンサーについた深澤くん&目黒くんと共に魅せたあざとかわいいダンスにも、思わずきゅん♡ これでもかと赤いバラを巻きつけたスタンドマイクは、もちろん宮舘くんのもの。バックには岩本くん、ラウールくんがつき、「I・だって止まらない」をエレガント&スタイリッシュに、そしてたっぷりの“間”をとってパフォーマンス(「国立であの“間”はやべーよ」by渡辺くん)。続いては渡辺くんの「オトノナルホウヘ」。漫画のような背景の前で繰り広げられる佐久間くん&向井くんとの掛け合いが最高にコミカルでキュート♡ そしてこんなにかわいい世界観で聴く渡辺くんの美声。幸せとはまさにこの瞬間のことだ! ソロパート前半戦のラストを飾ったのは目黒くん。トロッコに乗り、大きな会場の中たった一人で丁寧に歌い上げた「朝の時間」。目黒くん自身も「泣きそうになった」と言っていたけれど、きっと会場中のみんなが同じ気持ちだったはず。歌い終えた後、深々とお辞儀する姿も印象的だったよ。
ソロコーナーの後半戦は向井くんから。背景のモニターには、向井くんが構えたカメラのファインダーに映っていると思われるメンバーの映像が。そしてその映像の前には「ファインダー」を一人で歌う向井くんと、少し後方から見守る8人のメンバーの姿。最後に9人が合流して撮影された、今この瞬間の写真がモニターに投影されると、大きな歓声が起こっていたよ(「えぇ写真やで〜!」by向井くん)。 続いては、歌詞やMVにメンバーカラーがふんだんに散りばめられた、深澤くんの「iro iro」。この日のステージでは、Snow Manご本人により9色のメンバーカラーが添えられて、とってもカラフルで華やかなパフォーマンスに。深澤くんらしい遊び心もたっぷり☆ 佐久間くんと、ピンクのはっぴ姿(サイリウムつき)のメンバー8人が披露した「守りたい、その笑顔」は、「推しへの想いと、推しからの想いの両方が向き合った楽曲」なんだそう。ピンク1色の国立競技場で、「♪君の幸せを願ってやまないよ」と歌う佐久間くんに、7万人のオタクたちは“お前に会いにきたんだよ!”のコールで特大感情をお返し。アイドルって、最高だ! 岩本くんは椅子を使ったセクシーなパフォーマンスで「7%」を披露。ペアダンスの相手は深澤くん。息のあった2人の大人っぽいダンスと、深澤くんから手渡されたハットをかぶる岩本くんの姿に、会場中がクラクラ♡ ソロコーナーの大トリはラウールくん。メンバーカラーである白に染まった会場で、派手な装飾も演出もほとんどないメインステージに1人で立ち、「Induction」のパフォーマンス1本で7万人を魅了。息をするのも忘れて見入ってしまうような、圧巻のステージだったよ。

カラフルなタキシードの胸にお花をさし、ビジューつきの蝶ネクタイを結んだSnow Manがライブ終盤で披露したのは、デビュー曲「D.D」、「HELLO HELLO」などからなる“5周年メドレー”。イントロが流れるたびに会場中に歓声が広がって、まるで国立競技場がSnow Manの軌跡を改めてお祝いしているような、幸せでいっぱいの空間になっていたよ。ラストナンバーを前に、「国立競技場に連れてきてくれてありがとう」と、ファンに感謝を述べたSnow Manのメンバー。地声で想いを届けようとした向井くんの声は、客席へと届く前に消えてしまい、改めてこの国立競技場の広さを思い知らされる。
「ファンのみなさんに伝えたい言葉を並べた曲で、僕たちのそういった想いが歌を通して届けばいいな」。最後に挨拶した目黒くんが、泣き声のままそう紹介した本編ラストナンバーは、“数えきれないほどの愛の中 おかげさまでここまでこれたよ 愛を返していくから”というフレーズから始まる「Dear,」。そしてアンコールのラストには、センターステージで「We’ll go together」を披露。国立競技場の真ん中で、9色の花火を見上げながら、“愛すべき未来まで届け”と歌う9人。Snow Man初の国立競技場公演の最後に待っていたのは、こんなにもキレイで、そしてSnow Manらしい、最高の景色でした。

〜『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』4.19国立競技場公演 ラストコメント〜
岩本 照くん
みなさん本日は本当にありがとうございました。やっぱり、こうやってみんなに直接会えるのが、本当に幸せだなって感じさせてもらったし。幸せって思えるのもそんなに多くないと思うし。この感謝できる、幸せって思える、こんな経験を、初めての経験を、みんなが僕に、僕たちにくれて、本当に感謝しています。ありがとうございました。
阿部亮平くん
みなさん、本日はありがとうございました! 本当に、この国立という舞台に立つのを、昔の自分は絶対想像できなかった。そんなふうに、みんなといると、なんでも叶う気がしています。僕たちSnow Manを、国立に連れてきてくれて、本当にありがとう! 今日はありがとうございました!
佐久間大介くん
みなさんありがとうございます! 本当に感謝ばかりで、なんか本当に、いろんな言葉を使っても絶対出てくるのは、「ありがとう」と「これからもよろしく」という言葉がいっぱい出てきます。この夢のステージにSnow Manが立ったこと、本当にありがたく思います。これからもっと先、もっと未来を一緒に、僕たちSnow Manと、ファンのみんなとで、見れたらいいと思います。これからも応援よろしくお願いします! ありがとうございました!
向井康二くん
(地声では)やっぱ届かんね、国立は。上までね。みなさん、今日も楽しい時間をありがとうございました。本当にね、こんな大きなところでできるの、本当にみなさまのおかげなので。Snow Manで、いろいろお仕事やってますけども、本当に全部楽しいし、まぁこれからも楽しいことも、つらいこともいろいろあると思いますけども、僕たちSnow Manといろいろ感情を共有して、楽しい思い出をいっぱい作っていきたいなと思いますので。これからも僕たちの応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました!
宮舘涼太くん
みなさん、今日は本当にありがとうございました! 本当に笑顔があふれるライブだったなと思います。楽しかったですか? (ファンから帰ってきた歓声を聞き)その言葉が聞けたら、満足だ! これからも愛し合いましょう。ありがとうございました!
深澤辰哉くん
みなさん、どうもありがとうございました。みなさん、楽しかったですか? 僕たちも最高に楽しかったです。今日のね、このライブを見て、みなさんにとってね、明日の活力だったり、これからの、なんか元気の源みたいになってくれてたら本当にうれしいと思います。これからも、Snow Manのこと、よろしくお願いします。本日はありがとうございました!
渡辺翔太くん
えー、9人いるもんですから。言おうとすることがそろそろかぶってくると思います。心のなかで「あぁ、今言われちゃったよ!言おうとしてたのに!」みたいなことが多々ありました(笑)。そんな冗談はさておき、本日はありがとうございました。本番出る前はね、緊張しながらも、でも今日来てくれてるみなさんに本当に元気と幸せを与えられたらいいなって思っていたのですが、いっつもね、ライブをやるとみんなに元気と幸せをもらってしまう側になってしまいます。だから本当にいつもみなさんに幸せと元気をたくさんもらっているなーと、今日改めて感じることができました。そして改めてみなさん、国立競技場にSnow Manを連れてきてくれて、本当にありがとうございます。またよろしく。ありがとうございました。
ラウールくん
みなさん、楽しめましたか? 僕もすごい楽しかったんですけど、なんかその、みなさんの近くに行った時に、自分の顔見てるみたいに、同じ顔してたんですよ、みなさんが。同じ表情してて。なんかこんなにも同じ感情を共有できる存在って、なかなかいないなと思って。すごい…なんか…あ、エモくなってました、エモかったです(笑)。また、また会いたいなっていう気持ちに僕もなったので、あ、みんながなったかは聞いてないけど(笑)。なってたらいいな。また会おうね!
目黒 蓮くん
今日はみなさん、遊びにきてくれて本当にありがとうございます。数年前はこうして国立のステージに立てるっていうのは本当に考えられなかったし、それでも今こうやってSnow Manが、こうやって国立に立てているのは、本当にまわりのみなさんの支えがあって、僕たちはこうしてこのような景色を見れてみなさんと同じ時間を過ごせているなというふうに思います。まず僕たちを支えてくれてるファンのみなさんだったり、スタッフのみなさんに心から感謝したいと思います。本当にキレイな景色、時間を過ごさせていただいて、本当にありがとうございました。
Photo/Hirano Mitsuyoshi[shinchosha] Text/Ide Krone