中島颯太くんが最近アプデしたものとは？〈『映画おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか！』SPインタビュー！〉

いいねに
追加されました

――主演の原田泰造さんとの関係性は？

本当に“平和”です。ずっと平和。僕が言うのはおこがましいですけど、この前、泰造さんが「相性がいい」と言ってくださって。泰造さんのボケに対して絶対これツッコミしたほうがいい、というのがわかるようになってきたので、その関係性を築けたのが嬉しいです。僕にとっては昔から見ていたテレビの中の方でしたが、こんなにも気さくで優しい方なんだと立ち振る舞いから学ぶ部分もありますし、お互いがお互いにツッコみ合ったり、笑い合ったりできる関係がありがたいです。

――一年ぶりに撮影に入っても、すぐその関係性に戻れましたか？

すぐ戻れましたね。でも実は泰造さんは、そうは見えないのですが、一年も間が空くと結構身構えてしまうタイプだそうです。でも僕がグイグイいきすぎて、それが一切なかったと言われました（笑）。来てくれるから嬉しい、と泰造さんに言っていただいたので安心しました。

――「この人の芝居がすごい」と思った方はいましたか？

やっぱり２人でのシーンが多かった泰造さんですね。僕がリハーサルとは違う言い方をしてしまったなと思っても、それに対してのお芝居を返してくださって。セリフを返す間も、気持ちいいタイミングをその場で演じながら調整されたりと、すごく学ばせていただく部分が多かったです。『おっパン』の中でも誠さんは、おもしろくて笑っちゃうシーンもあれば、アップデート前の表情や口調が怖いシーン、すごくいいセリフのシーンなどいろいろあって、それを全部演じ分けるってすごいことですよね。さっきまでふざけたシーンを撮っていた人が、次の瞬間に真面目なセリフを言っても響くのは、演技の上手さがあって、そこに自分の意志が乗っているからこそだというのを間近で見させていただきました。

――大地くんのキャラクターが本当に素敵で中島さんにハマり役でしたが、改めて映画版とドラマ版との違いなど、キャラクターについて教えてください。

ドラマ版は輝かしくて頼りにされる、みんなの太陽のような存在の大地くんでしたが、映画版は、パートナーの円先輩（東啓介）と遠距離になってすごく寂しそうで、何も手につかなくて。それが反対に人間味を感じさせるので、ドラマの時の大地くんとはまた違った初めての表情が映画では見られると思います。泰造さんも「大地くんかわいい、彼の人間味を知ることができてよかった」と言ってくださったので、映画版でぜひ注目してください。

――改めて、大地くんのどんなところが魅力だと感じましたか？

泰造さん演じる沖田誠に対しても、曽田くん演じるバイト先の店長・佐藤さんに対してもそうですが、誰に対しても接し方に差がないところです。しっかりと自分を持っているからこそ相手に対して余裕があるというか。大地くん自身が好きなものを周りの人に届けるだけでそれを受けた人たちが変わっていく。そんな姿を見て、やっぱり大地くんは『おっパン』の世界に必要な人だと感じました。

――人を否定しない、受け入れるところが素敵ですよね。中島さんご自身はいかがですか？

まさに演じながら、僕も大地くんみたいな人になりたいと思って過ごしています。僕も人が好きですし、人の好きなところやいいところを見つけたいと思っています。いろいろな人に対して心から尊敬の念を持って接して、その人のことを知りたいと思っているところは、大地くんと似ている部分があると思います。

――改めて今、俳優業のおもしろさに気づいた点はありますか？

自分の人生では味わえない生き方を役で演じ、経験できる上に、自分がアーティストとして届けたいものを、お芝居を通して届けられるということはこの上ない幸せだと思っています。『おっパン』のように、観てくださる方に「好きなものは好きでいていい」というメッセージを届けられるのは、役があるからこそ。大地くんだからこそ言えるセリフがたくさんありました。普段、中島颯太という一アーティストとしてライブのMCでは言えないことを、五十嵐大地くんを通して届けることができて、お芝居をする楽しさを感じています。

――アーティスト活動に還元できている実感はありますか？

すごくあります。一緒にFANTASTICSのボーカルをしている（八木）勇征くんもそうですけど、2人とも演技のお仕事をさせていただいている中で、それぞれがグループに戻ってくると、自分たちの曲を歌うときの表情が変わっているんです。FANTASTICSの楽曲は他のグループと比べるといろいろな曲調があるので、ライブで披露するときバラードの後にめちゃくちゃアップテンポな曲を入れることもあります。それだけ曲の世界観が違っても2人ともパンっと切り替えられるのは、役者業をやっているというのも少なからずあると思いますね。

――八木さんのほうが先に役者業を始められていましたが、八木さんは中島さんにとってどんな存在ですか？

持ってない部分を補い合っている関係だと思います。ボーカルの面でもそうですが、今はお互いお芝居もやらせていただいて、勇征くんは僕の出演作は全て観てくれています。もちろん『おっパン』も観てくれていて、映画も絶対観に行くって言ってくれています。お互いの作品を観て、「ここのシーンよかったよ」と言い合える関係って、他のボーカリストではなかなかいないんじゃないかな。ボーカリストってそれぞれの世界観があって、ぶつかるときはぶつかると思うんです。でも僕たちは、お互いのやりたいことや好きなことがわかっているので、それをよりFANTASTICSのものにするにはどっちを優先するか、ここはこうしたほうがいいよね、と話し合えています。そんな相手はなかなかいないですよね。運命的な出会いをしたと思います。

➡︎次ページ　中島颯太くんが最近ゲットしたかわいいものは、「〇〇」♡