
美容の常識に対する素朴な疑問を解消する『美容の常識に“なんで?”』シリーズ、第4弾のテーマは「日焼け」。
そろそろ日焼けが気になってくる季節。「自分って日焼けしやすい…?」「すぐ肌が赤くなるのはなんで?」など、日焼けのお悩みも解決しておきたいよね。
ということで今回は、ティーン世代にもなじみのあるスキンケア商品や日焼け止めを扱う「コーセーコスメポート」宣伝部のPR担当・手嶋さんにお話を聞いたよ。日焼け止めを準備する前に、日焼けについて正しい知識を学んでみよう!
Q1:日焼けの仕方に個人差があるのはなんで?
紫外線を浴びても、肌が赤くなる人、黒くなる人など、人によって日やけのタイプは異なります。比較的日本人で多いのが、「赤くなったあと、いつも黒くなる」タイプ、「わずかに赤くなり、すぐに黒くなる」タイプ、「すぐ赤くなり、ほとんど黒くならない」タイプです。中でも、「すぐ赤くなり、ほとんど黒くならない」タイプは紫外線による影響を受けやすいといわれます。
また、どのスキンタイプであっても、日ごろからこまめな紫外線ケアが大切です!
Q2:赤くなるタイプ・黒くなるタイプのそれぞれにおすすめの対策方法は?
紫外線には肌の奥の真皮にまで侵入し、肌のハリや弾力を失わせて光老化を引き起こす原因となったり、すでにできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用のある「UV-A波」と、短時間でも肌が赤くなるサンバーン(日やけによる炎症反応)や、数日後に肌が黒くなるサンタン(色素沈着反応)を引き起こす作用がある「UV-B波」の二種類があります。
日やけ止めに表示されている、「SPF」はUV-B波を抑える効果、「PA」はUV-A波を抑える効果を表す指標で、SPFの数値とPAの「+」の数が多いほど、紫外線の防止力が高くなります。
そのため、すぐに肌が赤くなってしまうタイプの方はSPFの数値が高いものを、肌が黒くなってしまうタイプの方はSPFだけでなくPAの数値も意識して選ぶと良いかもしれません。
Q3:肌が赤くなってしまったときはどうしたらいいの?
日やけによって肌が赤くほてった状態になった場合、これは軽いやけどの症状と同じです。まずは肌をクールダウンするようにしましょう。
また、日やけ時のスキンケアでは、ごしごしと洗顔をしたり、日やけ部位のマッサージを行ったりするのは控え、肌にダメージを与えないことが大切です。肌が乾燥しやすいため、ローションマスクの使用や、普段より化粧水をたっぷりと与えるなど保湿ケアを十分に行ってくださいね。
保湿ケアには、「クリアターン ごめんね素肌マスク」や「タイガレイド 薬用CICAウォーター ミスト」などがおすすめです!
Q4:肌タイプに合わせた日焼け止めの選び方・使い方は?
日焼け止めには色々な種類があるので、選ぶ際に表示を確認してみてください。

日やけ止めは、使用量を守って、塗り忘れのないように使ってください。ムラなく十分な量を塗るためには重ね塗りがおすすめです。特に、おでこや鼻筋、頬など、顔の中で高さのある部分はやけやすいので、重ねて丁寧に塗ってください。また、手・首の後ろ・耳の後ろ・デコルテは塗り忘れがちで、「うっかり日焼け」をしやすい場所。
まんべんなく塗ることのできる「サンカット プロテクトUV スプレー」・「サンカット パーフェクトUV スプレー」や、紫外線防止効果のあるハンドクリームを活用するのもオススメです。
さらに生活シーンや、活動する時間帯や場所によって日やけ止めを選ぶことも大切です!

◆プラスワンポイント◆
出かける前にしっかりと塗った日やけ止めも、汗をかいたり、タオルで拭ったりすることで落ちてしまいます。肌を守るためには、2~3時間を目安に塗り直すことが必須です。塗り直しには簡単に使えるスプレータイプや、ミストタイプがオススメです!
屋外でアクティブに楽しみたいこれからの季節は、紫外線ダメージのケアも忘れずに! 自分のお肌や使うシチュエーションに合わせたケアで、透明感のある素肌をキープしよう♡