【雑誌はロマン!】ニコラ生徒会長・有坂心花が語る、ファッション、雑誌、“ニコラ”愛<ニコ㋲1時間インタビュー>2024.05.29モデル
ニコラを引っ張る“生徒会長”に就任したコハナ。「やっと出られる〜♡」と大喜びで1時間インタビューに登場してくれたよ。関西弁でいつも明るい印象だけど、実は考え込みやすい陰キャな一面も。たくさん悩むのは、それだけ真剣に向き合っている証拠。雑誌『ニコラ』への愛溢れるインタビューをお届け!
「『私なんてピン表紙できません』とか言っている子に、ピンなんてさせたくない」
マネージャーさんからの言葉で目が覚めた
——小さい頃からニコラを読んで育ってきたんだよね?
「もう、ずっとニコラヲタク! 小1で事務所に入ったときからずっとニコ㋲になりたくて……。まずは小4のときニコ☆プチのオーディションを受けることにしたんです。だけど当時は身長140cmで最年少だし絶対無理やん!と思って……だからちょっと工夫しました」
——一体どんな工夫を!?
「合同面接で趣味を聞かれたときに、みんな 『ニコ☆プチを読むことです』って答えてて。これ同じこといったら絶対ダメなやつだ!ととっさに思って『小物づくりです』って言いました。全然やってないのに(笑)」
—— ウソつきじゃん(笑)。
「そのときは頭にスパーン!と 『“小物づくり”と言え』と命令されたんです」
——だれに(笑)。でもとっさに判断ができるのはすごいことだよね!
「昔から空気を読むことができて、“こうしたほうがいいな”っていう自分にとって有利になる判断ができるんですよね!」
—— “空気が読める”って、いろんなことに気づいて大変なこともありそうだけど、 実際はどう?
「 それでニコ☆プチ時代に病んでました。最初は自分のことだけ見ていればよかったけど、小6くらいからどんどん後輩もできてきて面倒を見ないといけない立場になって……。だけど注意することも全然できなくて、疲れちゃってました。それからピン表紙もできず……中1が人生最大の病み期かも!」
—— なんでピン表紙を達成できなかったと思う?
「当時の私は本当に自信がなくて。マネージャーさんに『私なんてピン表紙できませんよ〜』とかヘラヘラしながら言っていたんですよね。そしたら「そんな子に、ピン(表紙)なんてさせたくない」って真顔で言い返されて。釘を刺されたんです。当時は学年でひとりしかピン表紙できないみたいな流れがなんとなくあって、私たちの代は(小松崎)ふたばさんが飾りました。この頃、不安定ですぐに泣いてましたね……。一度だけ撮影中に泣いたこともあります」
——編集部の人たちにもピン表紙ができなかった理由を聞いたんだよね?
「マネージャーさんに「聞いてみたら?」って言われて。ただ『絶対に泣くな。泣くなら聞きに行くな』とも言われました」
——厳しいけど愛がある!
「それで理由を聞きに行ったら、自分でも納得しました。ふたばさんはニコ☆プチに小6から加入して、それってすごく遅いほうなんですよね。私は小4からスタートして“まだ小5やし”と思ってズルズルと過ごしたらあっという間に中学生になって。“もう後がない!”っていう気合いが、私には足りてなかった。ふたばさんはめちゃくちゃ仲良しだけど、友達っていうよりはむしろカップルみたいな関係かも。ふたばさんがいなかったら、いまこうして負けず嫌いな自分はおらんかったな!」
ファッションもポージングも大好きな雑誌が教えてくれた
——念願のニコ㋲になってからのことも教えて!
「“ニコ㋲になりたい!”ってずっと思ってたから、謎になれる自信はあって。決定したときは“ひとつの夢が叶った”っていう事実だけで、勝手に自分に自信がつきました。“ニコ☆プチでできなかったことをニコラでは全部叶える!”ってマインドでした」
——今年から生徒会長に就任! 理想の生徒会長像みたいなのってある?
「私はリーダーシップっていうより、撮影現場でのポージングとか、ニコラ以外のお仕事で実績を出すとか、そういうところでがんばってる姿を見せることが求められてる気がしてて。『敬語を使おうね』とか大事なことだけど、そういうことが言いたいわけではないんですよね」
ファッションだけならSNSで見られるけど、雑誌は“ロマン”だと思うんです
「雑誌を読むことってめちゃくちゃ大事。可愛いポーズを見つけたらふせんを貼っておいて、撮影のときに思い出してやったりとか。大好きなおしゃれについてもとにかく雑誌を読んで磨いてた。ニコラやPopteenを読んでて、雑誌の文字を読むこと自体も好き。小説を読むのは苦手で、いま挑戦中なんですけど。ファッションだけ、ならSNSでも見られるけど、雑誌は“ロマン”だと思うんです。お洋服も本当にいろいろな系統のものが好き。だから、似合う似合わないとかってあまり考えたことがない」
ニコ㋲みんなが人気になることでニコラの知名度も上げていきたい!
——ライバルでもあるふたばとはニコラの話とかする?
「その話しかしないってくらいしてる! 撮影終わりに東京駅の壁にもたれかかって3時間とか立ち話してます。マックにも入らずプリも撮らず(笑)。後輩の(伊藤)沙音と(松田)美優の4人で話すこともあるかな。そのときはさすがにサイゼとか入るけど♪ 『どうしたら読者のみんながよろこんでくれるかな?』『こうしたらもっと人気出るんじゃない?』とかお互いに言い合ってます! みんな人気になってほしいから。後輩たちにはもっとニコラ以外の活動もして人気者になってもらって、外からニコラのファンを増やしてもらいたい。それぞれの人気が、ニコラの人気に繋がると思うんです」
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モデル:高1・有坂 心花(コハナ)
コハナ☆メッシュトップス¥5500/Jouetie 中に着たメッシュキャミワンピース(インナーつき)¥4950/レピピアルマリオ キャップ¥2990/Gap ラインストーンピアス(コンバーターでイヤリングに変換)¥330、 ビーンズネックレス¥1100/ともにラティス スニーカー¥13530/ナイキ スポーツウェア(NIKE)
Photo/tAiki Stylist/Ogasawara Hiroko Hair&Make/Ichioka Ai Text/Hashimoto Noriko Model/Arisaka Kohana