
今はとにかく、
いろんな役を演じてみたい

――今作で主人公を突き動かしていたのは「幼馴染と地元への思い」でしたが、イブキのモチベーションの源は?
「3年前から演技のお仕事を始めて、ありがたいことにいろいろな役をやらせていただいたのですが、やっぱりお芝居って楽しい。作品に触れている瞬間のワクワク感やお芝居への没入感がすごく好きで。カメラで撮られながらお芝居をしていると自分を忘れられるんです。未体験のことを取り入れて、常に前に進んでいく感覚があるのもこの仕事の魅力だと思っていて。もちろん売れたいしいつかは主演もやってみたいけれど、今はとにかくいろんな役を演じてみたいからひたすら頑張る。芝居をやりたい欲が僕のモチベーションです」

――現場では、他の役者さんや監督、スタッフさんとどんなお話をしていましたか?
「主演の渡邊さんとは、かなり寒い阿寒湖でのシーンでご一緒させていただいたのですが、親身に寄り添って、実際に僕のシーンを演じてみてくださったり、「こうしてみたら?」とアドバイスしてくださったりして、すごく勉強になりました。一緒にあたたかいスープを飲みながら、僕の学校生活などプライベートのお話も聞いてくれて、嬉しかったです。
同世代でいうと、上川周作さんの学生時代を演じていた辻藍里君とは釧路の街を一緒に散歩したり、釧路名物の“スパカツ”を食べに行ったり、海を見に行ったりしました。楽しかったなぁ。葵わかなさんの学生時代を演じていたニコラガールズの宮澤花怜ちゃんとも、現場でニコラの話をしました!すごくしっかりしていて、実際は年下ですが、僕より年上みたいでしたね(笑)。
あと、撮影の合間に録音部のスタッフさんが録音の擬似体験をさせてくださったんです!僕につけていただいているマイクの声がどう聞こえているのか、ヘッドホンをお借りして聞かせてもらいました。なかなかない経験をさせてもらいました」

――「いろいろな役をやらせてもらった」と言っていたけど、その中でもこの作品は、イブキにとってどんな作品?
「友だちって良いなと思えたし、地元を愛する気持ちにも改めて気づかせてもらった作品です。そして何より“ある出来事”をずっと抱え込んでいた巌が、幼馴染たち、そして当時の思いと向き合って、大人になってから大切なものを取り戻していく作品なので、自分の経験が人生の軸になると思うと“つらい経験も含めて人生って素敵だな”と思えたというか、まだ10代の僕にとっては新鮮でした」
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