
一つのことに夢中になった経験が、今の僕を支えている
小学校2年生から高校3年生まで、ずっと野球をやっていました。甲子園に行きたい、プロ野球選手になりたいと思っていたけれど、夢破れましたね。プロに行けるような人たちの実力を目の当たりにして、そもそも自分にはそこまでの実力がないのだと気づいたわけです。
でも、一つのことに燃えて、「やりきった」と思える経験ができたのは、ものすごく貴重なことでした。その経験があったからこそ、夢が破れても「じゃあ、次に自分が燃えられるものは何だろう?」と、自然に考えられるようになったんです。そして、「次はそこにすべてをささげよう」という“思考の癖”がつきました。
高校3年生、最後の夏の大会が終わったときは、「もうこれで野球ができないんだな」と、心にぽっかり穴が開いたような感覚でした。しばらくは、野球部時代にはできなかったこともしてみましたが、そういう生活って、すぐに飽きてしまうんです。「やっぱり僕には、燃えるものが必要なんだ」そう思って次のことを考え始め、最終的に行き着いたのが政治の道でした。
政治の世界は、うまくいかないことのほうが多いです。理解されないまま戦わなければならないこともあるし、生活の中での制約もあります。それでも我慢して、本当に自分が成し遂げたいことや、大切にしているもののために、何かを犠牲にしてでも頑張ろうと思える。
こうした精神的な強さは、野球部で鍛えられた部分が相当大きいと思います。一つのことに夢中になって、全力を注いだ経験があったからこそ、今も政治の世界で頑張れているのだと感じますね。

答えを外に求めず、自分の中に探しに行こう
「まだ夢中になれるものがない」「自分に自信がない」。そんな人もいると思います。そういうときは、周りに相談してもいいし、いろいろな人の話を聞いたり、本を読むことも大切です。でも、どうか外に答えを求めるだけではなく、「自分の中に答えを見つけに行く」という癖をつけてほしいんです。自分は何に喜びを感じるのか。何をしているときに幸せなのか。何だったら夢中になれるのか。自分のことは、結局、自分にしかわからないんですよ。
これは14歳に限った話ではありません。20代でも30代でも40代でも、同じです。僕だって今、政治をやりながら悩んだときは、「自分にとって何がモチベーションになるんだろう?」という原点に必ず戻るようにしています。
政治家をしていると、批判もされるし、ネットを見れば誹謗中傷にあふれていたりもします。だからこそ、自分のストレスには敏感になるように意識しています。「今、イライラしているな」「ちょっと疲れているな」という自分の状態に、できるだけ早く気づくようにするんです。そうすると、「今は大切な判断をするのはやめておこう」とか、「今日は好きなものを食べよう」「もうネットを見るのはやめて寝よう」とか、自分に必要な行動を選べるようになるんですよね。
その方法は人それぞれ。だから、ほかの人にはわからない。答えは自分の中にあるんです。

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