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2026.11.03

人生の答えは自分の中にある/ニコラネット特別版「私の14歳」【第一回】防衛大臣・小泉進次郎

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人生の先輩たちに、14歳の頃を振り返ってもらうニコラの好評連載「私の14歳」。初のニコラネット特別版となる今回は、防衛大臣の小泉進次郎さんが登場!「14歳は、僕の人生を変えた年と言ってもいいくらい」と語る小泉大臣。元内閣総理大臣である父・小泉純一郎氏の忘れられないひと言、小学生から打ち込んだ野球、そして悩んだときの“答えの見つけ方”まで。今の14歳を生きるニコ読たちに、たくさんのメッセージを届けてくれました。

毎日一緒にいなくても、親父は僕をわかってくれていた

私の人生を大きく変えたのは、14~15歳のとき、中学2年生での三者面談でした。うちの親父がね、最初で最後でしたが、来てくれたんです。三者面談って、子どもはなかなか発言できない雰囲気がありますよね。基本的に先生と親が話しているのを聞いているだけ。私もそうでした。

そこで先生が「進次郎君がもっとリーダーシップを発揮してくれたら、クラスはまとまります。お父さんからもそう言ってもらえませんか?」とおっしゃったんです。私はそんなこと、まったくしたくなかったから、“先生、なんということを……。”と内心思いましたよ。でも、子どもは発言できない。なんとも言えない気持ちでいたら、親父がこう言ったんです。

「先生、私は進次郎は今のままでいいと思います。きっと政治家の息子だから、いいことをしてもそうじゃないことをしても目立ってしまう。だから、あまり前に出ないようにしてるんじゃないかな。私は進次郎はそれでいいと思います」

隣に座っていた親父のことを、バッて見ましたね。衝撃的でした。

政治家って、毎日家に帰ってくるわけじゃないんです。父は東京で仕事をしていましたから、僕たちが住む横須賀の家に戻ってくるのは多くても週に1回。そのくらい一緒にいる時間は短かったんです。それなのに、今の僕の気持ちをこんなにも理解してくれているんだ。こんなにも自分のことを見てくれていたんだ。こんなにも愛してくれているんだ。それがわかると、子どもって自信が持てるんですよね。いま振り返っても、人生のターニングポイントの一つだったと思います。

もしあのとき、「先生がそうおっしゃっているんだから、もっとリーダーシップを取って頑張りなさい」と言われていたら、「毎日帰ってきてもないのに、わかったようなことを言わないでほしい」と反発を覚えても不思議じゃなかったですよ。そして、父は自分のことをわかってくれていないと思ってしまったら、おそらく父と同じ世界には飛び込んでいなかったでしょうね。

今は僕も、6歳の息子と2歳の娘の親です。いつか同じような場面になったとき、親父と同じようにできるか……正直、不安です(笑)。親の責任って重大ですよね。

もう一つ、親父の言葉で大きかったのが、「日本にいたら、日本のことはわからないぞ」ということです。子どもの頃はその意味が理解できなかったけれど、なぜかずっと頭の中に残っていてね。だから中学時代は、英語の勉強を頑張っていたんです。試験の点数も結構よかった。でも、あるとき思ったんですよ。ちょっと待てよ、と。英語の試験で点数が取れるのに、なぜ英語が話せないんだろう? 実際の社会で使えないのに、点数を取ることに何の意味があるんだろう? って。それがきっかけで、英語を学ぶことの本質を真剣に考えるようになりました。自然と海外にも目が向くようになり、結果的に大学卒業後の留学にもつながったんです。

➡︎次ページ プロ野球選手を志した少年時代

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