
留学体験談②/アメリカ

高校3年生・松倉さん
留学先/アメリカ(フロリダ)
期間/3週間
目的/ゴールキーパーの本質を、女子サッカー本場のアメリカで直接学ぶ
Q留学に興味を持ったきっかけを教えてください。
小学生のときに親の仕事で3年間フィンランドに住んでいたのですが、そこで英語で多国籍の人たちとコミュニケーションを取る楽しさを知りました。中学・高校は日本の学校に進学。私と同じように帰国子女が多く通っていたこともあり、普段から友だちと海外の話をしているうちに、「留学に行きたい!」という思いが強くなりました。
「トビタテ!留学JAPAN」で留学するのは高校入学当初からの目標でしたが、1年生のときは残念ながら落選。2年生で再度応募してリベンジを果たしました!
Q留学の目的と、留学先を選んだ理由を教えてください。
中学1年生のときから現在まで女子サッカー部に所属しています。運動神経には自信があったので、みんなとちがうポジションをやってみたいと思い、ゴールキーパーを希望しました。でも、全部員30〜40人の中でゴールキーパーは私を含めて3人だけ。他校にいたっては専属の選手がいないことも珍しくなく、ゴールキーパーというポジションが重要視されていないのではないかと悲しくなりました。
そんなときに、元日本代表の権田修一選手のインタビュー記事を読んだんです。そこには、欧州ではゴールキーパーが一番人気のポジションだと書かれていて……!日本と海外のギャップを感じ、もっとできることはないかと問題意識を持つようになりました。
選んだ留学先は、女子サッカーでFIFAランキング1位のアメリカ。私が参加したフロリダのサマーキャンプは世界70ヵ国から選手が集まってきていたのですが、プロから部活レベルまで経験値はさまざま。日本とはまったくちがう環境だからこそ、いい刺激を受けられると思いました。


Q現地で学んだことや、体験したことについて教えてください。
U‐15代表のメキシコの選手など、日本にいたら出会えないハイレベルな選手たちと一緒にプレーできことは、とても刺激的な体験でした。
また、ゴールキーパー専門のコーチから学べたことも貴重な経験です。テクニックや声かけはもちろん、「すごい角度のシュートが入ったときは引きずるのではなく、相手のストライカーがすごかったからベストを尽くしたと前向きに考えなさい」など、マインドセットも教えてもらいました。
日本では専門のコーチが少ないので、テレビや本で見た練習方法を見よう見まねでやっていたんです。なので、知らなかった練習方法が学べたり、1つひとつのアクションに対して細かくフィードバッグしてもらえたのはとてもうれしかったですね。


Q現地で困ったことや、驚いたことはありましたか?
フロリダは日差しが強くてとても暑いので、初日の練習で体調を崩して鼻血が出てしまいました。他にもイレギュラーなトラブルばかりが続いて、夜中にお母さんに電話するたびに涙を流していました。でも3週間経ったころには環境にもなれ、友だちもたくさんできて連絡する回数も減りました。逆にお母さんに心配されたくらいです(笑)。

Q留学を通して身についた力があれば教えてください。
サマーキャンプの3週間では参加メンバーが次々と入れ替わるため、まわりの環境に合わせることが必要です。レベルの高い選手とプレーするときは〝どうやったら食らいついていけるのか〟、若い選手とプレーするときは〝どうやったらリードしてあげられるか〟など、プレーする相手に合わせて自分の立ち位置を客観的に判断することができました。
特にハイレベルの環境だと、自分も成長できる性格だと知れたことは、今後の自信にも繋がりました。
またフィールドプレイヤーへの声かけや、相手が受け取りやすいパスの技術など、ゴールキーパー以外の部分でも多くを学ぶことができました。


Q最後に、留学に興味のあるニコラ読者にエールをお願いします!
一人で海外に行くのは不安だと思いますが、勇気を出してまずは近くにいる人に声をかけるのがおすすめ!私自身もささいなことがきっかけで、想像できないような一生の出会いがたくさんありました。留学が気になっているのなら、挑戦してみる価値はあると思います!

「トビタテ!留学JAPAN」に興味を持った子にうれしいお知らせ!
先輩派遣留学生たちの体験談が聞ける「留学体験発表会」が12月14日(日)に東京で開催!
同日に「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラムの募集説明会(来夏以降派遣)」も行われるから、ぜひ友だちや家族と一緒に参加してみてね!
詳しくは「トビタテ!留学JAPAN」公式HPの特設ページをチェック♪












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