
21歳でステージIVの大腸がんを宣告され、懸命に生き抜いた遠藤和(のどか)さんと、その夫将一さん。TV番組「1 億人の大質問!?笑ってコラえて! 」でも特集され、多くの人々の胸を打った家族の愛の物語がこの秋、映画化。川口春奈さん&高杉真宙さんが演じ、家族とは何か、生きるとは何か、人生を見つめ直すきっかけをくれる作品秘話をインタビュー。

(左から)川口 春奈さん、高杉 真宙さん
──初共演で夫婦を演じられたお二人。お互いの第一印象と、撮影を経た、今の印象をそれぞれお聞かせください。
川口 春奈(以下川口)「第一印象は、優しそう・誠実そうとか、そういう漠然とした印象でしたけど」
高杉 真宙(以下高杉)「ありがとうございます!」
川口「将一さんのような誠実さや優しさやお茶目な部分も、まっすぐな実直さも実際にリンクするような印象でした。強さや頼もしさ、安心感の中にも将一さんの揺らぎや恐怖心みたいなものは必ずあって……自分も正解がわからない中、胸に飛び込む勢いで演じて、それを全て受け止めてくれました。悩んだときは一緒に考えてくださったので、近くにいてくれてすごくありがたかった。とにかく穏やかで優しくいてくださるので、本当に救いでした」
高杉「元々持っていた印象は、笑顔が素敵で綺麗で、可愛らしい人。その中で芯も感じますし、多くの部分は今も変わらず同じ印象です。ご一緒したからこそ分かるのですが、圧倒的に川口さんが大変なことが多かったはずなんです。でも、それを見せない強さや、そんな中でも他の人への気遣いに溢れている姿は、すごく優しさに満ちていました。愛情深い方、という印象です。作品に対するひたむきさに溢れているからこそ、キャスト・スタッフがフォローし合っていく現場が、川口さんから生まれていきました。現場を本当に支えていたのは、川口さんです」
──青森での撮影もあったとお聞きしました。ロケーション含め、撮影時の印象的だったエピソードをお伺いできますでしょうか。
川口「青森はのどかで緑が多くて、こんな素敵な場所で育って、お二人は出会われたのだと実感する日々でした。お二人の大切な場所で撮影できたということがすごくよかったと思います。天気とか、そういうちょっとしたハプニングはありましたけど……」
高杉「ありましたね。懐かしいです」
川口「そういうアクシデントもあったけど、それも臨機応変にやろう!というチーム一丸な現場でした」
──横断歩道のシーンは元々雨の予定では……?
川口「なかったです。雨が降ってしまって、そのまま撮影したんです」
高杉「いきましたね。確かに、天気にはかなり左右された部分があったように思います。実は車のシーンでも雨が降っていて、別の車で引っ張っているので、撮影隊の皆さんはずぶ濡れという……。そういう状況で撮影していたなぁということは印象に残っています。青森はすごく、視界がクリアになるような場所だと思いました。東京にいるときとはまた一つ違った、“一段上がる感覚”というか。それがすごくいい場所だと思いましたし、川口さんが仰っていたようにお二人が出会った場所ということも作品にとって、自分にとって、大事な場所になったと思います」
➡︎次ページ 実話を演じることへの想い


















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