
撮影中の思い出エピソードは?
撮影で宮城県の多賀城に行ったんですけど、図書館がすごかったです。天井まで本がびっしりで、本を読むスペースもたくさんあって、すごく素敵でした。そこで休憩のときに満島さんと2人で料理本を見たり、良ちゃん役の味元耀大くんと恐竜や昆虫の本を見たりしていました。あと、この作品は実話がもとになっているんですけど、撮影の休憩中にみんなで実話に出てくるお兄さん(映画でオダギリジョーさんが演じる兄)の話をしていたらセットの時計が落ちてきて……! もしかして撮影を見にきてくれているのかな〜ってこともありました。

大ベテランの役者さんを間近で見て学んだことは?
私はなかなか勇気がでなくて監督に自分から質問をすることができなくて……。でも、お葬式のシーンのときに満島ひかりさんが監督に「私はこうだと思うんですけど」と自分の役のことを話していたんです。それをとなりで聞いていて、こういうふうに監督に聞いたり、話したりすればいいんだってことを学んだというか……。ちょっと吹っ切れたような気がしました!
実際に映画を観た感想を教えて!
大切な人がいなくなったとき、そばにいるような感じがするのは分かるような気がしました。そう思えば自分も安心できるし、どこかで見ていてくれるからこそ自分も勇気が出るんじゃないかなぁって……。いろいろ考えることができました。映画を観る人によって感じ方はさまざまだと思うので、楽しんでもらいたいです。


映画の見どころをニコラ読者にアピールして♡
この映画を観て私は、今まで当たり前だと思っていた家族の存在がどれくらい大切なのかってことを改めて感じたので、ぜひ家族で観に行ってほしいです! 観終わったあとに家族を見る目が変わって、例えば反抗期だったとしても接し方も違ってくるんじゃないかなぁと思います。あと、自分が嫌いだなぁと思う人でも、他の人からしたら好きな人ってこともあるので、いろんな人の見方ができる気がします!

INFORMATION
映画『兄を持ち運べるサイズに』11月28(金)全国ロードショー

兄(オダギリジョー)の死をきっかけに集まった、妹(柴咲コウ)と元嫁(満島ひかり)とその娘(青山姫乃)と息子(味元耀大)。一緒に過ごすことで見えてきた、知らなかった兄の姿とは……。実話をもとに描かれたとある家族たちのてんてこまいな4日間にきっと、むねを打たれるハズ。
Photo/Fujii Daisuke Hair&Make/mai Text/Ando Yoko












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