
──なるほどね。話は少し変わるけど、アンナといえば「おしゃれ番長」。どうやっておしゃれ力を身につけたの?
「実は私……めっちゃダサかったんです(笑)。自分のコーデはお母さんに手伝ってもらって組んでいたし、お洋服も衝動的に買ってたから着まわしが全然できなかったし(笑)。そもそも、おしゃれが好きっていう気持ちもなかった。でも、ニコ☆プチで初めての私服企画があったときに他のモデルたちの私服を見て『あれ、やばい、私ダサいぞ』『このままじゃダメだ』と思って。それからトレンドをいち早く取り入れてる大人雑誌を読んで、研究するようになりました!ニコラに入ってからはおしゃれは着まわし力が大事ということを学んで、買い物をするときは合わせられるアイテムが3つ以上あるものを選ぶようになった。でも、シンプルすぎるとおしゃれにならないから、ポイントに小物を使おう!と考えるようになって……。それからプーマの赤スニーカーとかカラーのバンダナとか、個性が出やすいウエスタンブーツでコーデに差をつけるようになって、結果今、おしゃれが楽しくて大好きになったという(笑)。試行錯誤した結果なのかもしれないです」
──最近のおしゃれ事情はどう?気になるテイストとかアイテムがあれば教えて!
「テイストでいうと、実はぎゃるぎゃるしいのはあまり好きではなくて。ぎゃる×グランジとかぎゃる×スポ、ぎゃる×韓国みたいなMIXコーデが好き。色々MIXさせるのってかわいくないですか?カジュアルなコーデにレースを入れる、レザーとチュールを合わせるとか、意外性のある組み合わせにきゅん♡ とします。夏は、ローウエストのハーフパンツにピタッとしたタンクトップを合わせたい!ワンツーコーデだけどシルエットがおしゃれ、みたいな♡基本的に一生デニムLOVEっていう部分は変わらないから、コーデのどこかにデニムは使いたいです。秋になったらグラデのブラウンデニムとかヴィンテージっぽいアイテムを狙おうと思っています!」
信用してもらってるからこそ、真剣に考える
──ところで、アンナは自分の性格をどう分析しているの?
「どうなんだろう、最近は友だちから『落ち着いてるね』と言われることが増えたんです。すごく仲が良い人たちといるとめっちゃうるさいんだけど(笑)。あと、基本オーバーリアクションだから“変”とも言われがち(笑)。身振り手振りが大きすぎて、たまにやっちまった感が出るときもあって……(苦笑)。周りが盛り上がるときはいいんですけど、ちゃんと考えてやらないとなって、思っています(笑)。ただ、友だちの相談にのるときにそういうノリはいらない。信用してもらっているからこそかなりマジメに考えます。スマホも触らないくらいマジメ。たまにスマホを見ながら話を聞いている人がいるけど、スマホと話、どちらも一度に集中するのは無理!だから私は絶対にしないし、されたくないです」
──アンナって相手目線に立って物事を考えてるよね。
「本当ですか?自分が嫌だと思うことはしたくないし、言いたくないって思っちゃうんです。だから相談にのるときも、私だったらこうするけど、相手が同じ考えとは限らないから強要はしません。それぞれ考え方があると思うから、私は私の考えを伝えるだけにしています!でも中学生の頃は人の考えがあまり理解できなくて。それが理解できるようになったのは高校生になってから。高校に入って、新しい友達ができて、改めて人ってみんな違うし、それぞれの意見があるってことに気が付けたんです。前は人に意見を合わせて自分の意思を伝えられなかった。納得いってないのに『わかるわかる』って共感したり。それがすごくストレスだったんですけど、嫌われたくないって気持ちが大きかったんです。でも最近は、自分はちゃんと芯のある人間だと思えるようになってきました。人は人、自分は自分。だからこそ干渉しすぎない。相手が自分とは違う意見でも受け入れられるようになったことで変に意見を合わせる必要がなくなって、ストレスなく自分の意見も言えるようになりました。だから、今の自分は好きです」
──自分を好きって言えるようになったことはすごく素敵だよね。それにちゃんと自分の意見を相手に伝えられるのって、ある意味人思いだし、愛情が深いってことだよね。
「はい、そこにやっと気付けた感じがします。でも、本当に人が好きだからこそ、色々な人と関わるのではなくて、とことん好きな人に尽くすっていうのが私らしさだと思っています(笑)。信じた人に裏切られることを想像すると怖いけど、そうなったらそのときに考えればいいかなと。好きだと思う人を信じて、自分がブレなければOKかな!」

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