
韓国といえばK-POPアイドルはもちろん、ファッション、ヘア、メイクなどトレンドの最先端なイメージがあるよね。東京からだと飛行機で2〜3時間くらいで行けちゃうから、気軽に行ける海外旅行ってことで人気だよ。
そんな韓国旅行の定番は首都のソウルだけど、韓国が大好きなニコラ編集長が今気になるのは慶州(キョンジュ)っていう歴史の街。とっても魅力であふれるところなのに、ソウルに比べてSNS投稿も少ないかも……。

そこで、バズりそうなネタを探しに、視察旅行に行ってきました! ニコラ本誌の連載企画「スマート乙女塾」でおなじみのうさぎお嬢さまと一緒に、まるで修学旅行のような楽しい歴史旅をお届けします♡
今後さらに盛り上がること間違いない「慶州」を先取り!
ソウルは韓国の北東だけど、慶州(キョンジュ)は南東あたり。まずは成田空港から釜山(プサン)にある金海(キメ)国際空港まで2時間半の旅を。空港からは高速バスに乗れば、1時間くらいで到着するよ。
慶州は、「屋根のない博物館」とか「ゴールデンシティ」なんて呼ばれるほど、古い歴史が残る街。1000年以上前の史跡がたくさん残っています。
今年2025年11月に「APEC首脳会議」が開かれ、各国の首脳が集まるため、これからさらに多くの人たちから注目されそうなんです!

世界遺産めぐりで韓国の修学旅行を擬似体験してみよー!
慶州は寺院も多く、日本でいう京都や奈良のような雰囲気。地元の学生の修学旅行コースの定番です。今回の取材でも、学校行事で来ている韓国の学生さんたちを見かけたよ。
まずは石窟庵(ソックラム)へ。山の上にあるお寺で、空気もひんやり。道中の山道も神秘的で、パワースポットのような雰囲気です。
日本では奈良時代、韓国では新羅(シンラ)時代の774年に完成したこのお寺は、建物の後ろに見える洞窟の中に大きな仏像が座っているのが特徴! カラフルな色合いの建物や提灯の下で写真を撮ると映えるはず。
石窟庵のあとはバスに乗って、近くの仏国寺(ブルグッサ)に寄るのがお決まりルート。こちらも774年に作られたといわれていて、石窟庵と合わせて韓国で最初にユネスコ世界遺産に登録されています。国宝が6つも管理されている、とっても貴重なお寺だよ。
韓国のお寺って、色鮮やかで芸術的! 境内はとても広いから、全て見て回ると1時間以上楽しめるよ。
ドラマのロケ地や映えスポットもある慶州歴史地域へ
山から降りて向かうのは、慶州歴史地域と呼ばれる市内中心エリア。ここには韓国ドラマ「善徳女王」の撮影地になった、瞻星台(チョムソンデ)という東洋最古の天文台が見られます。ベストシーズンは秋! ピンクミューリーっていうピンク色をしたススキのような植物が一面に広がり、かわいすぎる写真が撮れちゃいます♡

瞻星台のうしろになだらかな山がたくさんあるけど、なんだと思う? 実はこれ、韓国の古墳! 近くの大陵苑(テルンウォン)は、23基の古墳が集まる史跡公園で、新羅時代の王たちが眠っているといわれているよ。
おすすめのフォトスポットが、古墳と古墳の間にモクレンの木がある場所。この間に立って写真を撮るのが、インフルエンサーたちの間で流行中♡ 夕方はムーディ、昼は青い空と緑のコントラストがさわやか。EXOのチャンヨルが主演の映画『ぼくの歌が聴こえたら』の撮影地にもなっているんだって。
※3枚目写真提供:韓国観光公社
Z世代や学生が集まる街「ファンニダンギル」を散策♡
大陵苑を抜けると、ファンニダンギル(皇理団ギル)というストリートが広がります。ここは韓国の古い建物を改装した、おしゃれなカフェやアパレルショップなどがずらり。
オススメな遊び方は、チマチョゴリ体験。韓国の民族衣装を着て街を歩けば、レトロな建物とマッチした、雰囲気のあるスナップが撮れそう! プリントシールが撮れる写真館もたくさんあるから、ぜひ行ってみて。「はいチーズ」じゃなくて「キムチー!」で撮るのが韓国風!
また、食べ歩きを楽しめるのも特徴! さっそくかわいいドリンクを入手して、話題の「ファンナムチョンドゥギ」にも挑戦!ポテトのような見た目だけど、モチモチザクザクの食感で、味は甘辛い感じ。韓国の伝統駄菓子らしいけど、新しい味わいでした!
ここで食べてほしいのは「10ウォンパン」。実際の10ウォン硬貨をモデルにしたおやつです。日本でも人気な10円パンってあるけれど、その元になったのが慶州名物の10ウォンパンなんだよね。こんなところで慶州とのご縁を感じられてちょっとうれしい♡ 味は、小麦粉を焼いた甘い生地に伸びるチーズが入っていて、甘じょっぱさがクセになる! どうして慶州名物なのかというと、裏面に仏国寺の石塔が描かれているからなんだって。

慶州で食べたい絶品ご当地グルメも紹介!
せっかくの旅行、韓国らしいものを食べたい! そこで、慶州ならではの絶品グルメも紹介します。
【ユッケビビンバ】
人気店「ポムントゥル」では、慶州名物の韓牛を使った料理がたくさん。お店一番人気の「ユッケビビンバ」は、野菜の上に生の牛肉が乗ったボウルの中にごはんを入れ、しっかりとかき混ぜたら完成。お店のオンニ(お姉さん)が「もっともっとかき混ぜて!」と、おせわを焼いてくれるのも韓国ならでは♡ ほどよい甘辛さがあり、大人から小さな子どもまでペロリと食べられちゃいます。カルビをミンチにして焼いた「トッカルビ」は、ハンバーグみたいでみんなが大好きな味♪
【韓定食】
韓定食(ハンジョンシク)とは、韓国の伝統的なコース料理。大陵苑の近くにある「キョドンサムパプ」でいただけます。家族で食卓を囲み、こうやってたくさんのおかずを並べて食べるのが韓国の食事の定番! ここでは、甘めに煮込まれた韓牛のプルコギとサンパの韓定食をチョイス。
葉野菜で好きなおかずを包んで食べる「サンパ」も、韓国の食文化のひとつ。野菜不足になりがちな旅行中にはうれしい!
ちなみに韓国の外食では、キムチやナムルなどのおかずが必ずついてきます。完食したらおかわりが出てくるので、遠慮しないで食べてね♪

慶州のスターバックス
みんな大好きなスタバは韓国にもあるんだけど、日本とメニューやグッズがちょっとだけ違うって知ってた?
特に、韓国限定アイテムやご当地カップやタンブラーは、スタバ好きには見逃せない! 慶州がピンクでソウルがパープルとかわいくて悩んだのですが、編集長はピンクのカップをゲットしました♡
夜はロマンティックな光の都へレッツゴー!
夜の時間も有効活用するために、ライトアップが素敵な夜景スポットもチェックしておこう!
東宮と月池は、新羅時代は王子が暮らしていた宮殿で、大事なお客さまが来たときはここで宴会をしていたんだって。大きな池に、ライトアップされた建物や木々が反射した景色はとっても幻想的♡ デートスポットでもあり、韓国ドラマ『僕が見つけたシンデレラ~Beauty Inside〜』など、多数の作品に出てくる有名な撮影地だよ。
※1枚目写真提供:韓国観光公社
月精橋(ウォルジョンギョ)は、新羅の王が住む本宮と国民の住む地域をつなぐため、760年に造られました。朝鮮王朝時代に焼けてしまったけど、2018年に国内最大級の木造橋として復元。ライトで照らされた赤と緑の橋は、真ん中を歩くと王さまになったような気分に♪ 韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』の撮影にも使われているよ。
※1枚目写真提供:韓国観光公社
韓国で二番目に大きな都市「釜山」で遊んで帰ろう!
たっぷりと慶州を楽しんだらいよいよ帰路へ。でもその前に、釜山でも遊んで帰りたい! 今のホットスポット、影島(ヨンド)の「アルテミュージアム釜山」は見逃せません。「永遠の自然」をテーマにデジタルと匂い、音、ときには霧や風で演出された空間は、アートを感じるだけでなく、フォトスポットとしても人気!
ミュージアム内のカフェも、テーブルの上にトレイを置いたところだけ光が反応。とっておきのティータイムになりました♡
さらにミュージアムの隣には、たくさんのカフェが入った5階建てのビル「P.ARK」が。行列のできるパンを買い、好みのドリンクとともに海を眺めながらのんびりチル♡
そして夜は、広安里(クァンアルリ)のビーチにGO! 土曜の夜限定で、ドローンショーが見られるって知ってた? ヨットクルーズに参加すれば、海の上から見ることもできちゃう。特別な夜を体験してね!
韓国で行っておきたいプチプラおみやげスポット!
【韓国のコンビニでお菓子をチェック!】
韓国では水道水が飲めないので、コンビニで飲み物を買うのは必須! ついでにお菓子も見てみて。日本でお馴染みのセブンイレブンもあるし、CU、GS25は韓国でポピュラーなコンビニ。今回はCUの店内をチラ見せするよ☆
カラフルなドリンクも豊富だし、お菓子コーナーにもわくわくするパッケージがたくさん。絶対に買いたいのは「バナナウユ」。バナナ牛乳のことで、甘くておいしい韓国定番の飲み物です。韓国のドラマやマンガにもよく出てくるので、見たことある子もいるのでは?
パン部長の塩パンスナックは、韓国でも人気のバズりスナック! ほか、日本に売っていないコラボドリンクなども見つかるので、好きなキャラがいたらゲットしたい!
【雑貨屋「ARTBOX」】
おもちゃや雑貨、ステショ、ヘアアクセ、お菓子などが一気にそろう「ARTBOX」(アートボックス)は、主にソウルや釜山にあります。プラザみたいな雰囲気で、韓国ティーンのリアルトレンドが詰まってる♡ おみやげ選びもはかどりそう!
【韓国のダイソーとオリーブヤングでコスパト!】
韓国のダイソーはコスメが優秀! なんと有名コスメブランドとのコラボアイテムが売っていました。今回買ってみたのはこちら。これが3000〜5000ウォン(約300〜500円)で買えるなんてアツすぎ♡
オリーブヤングはおしゃれなドラッグストアみたいな雰囲気。ここで、最新韓国ビューティアイテムが購入できちゃう! おみやげにパックを爆買いしました。

歴史とトレンドの空気どちらも楽しめる韓国旅。歴史が好きって子や、人とかぶらない体験をしたい子にはピッタリ。ぜひ、韓国旅行の参考にしてみてね♪
取材協力:韓国観光公社
Photo/Yabuta Tomoko