nicola

キーワード検索

  • ホーム
  • モデル
  • 幼少期から女優として活躍し、モデルとしても一歩を踏み出したクルミの“今の気持ち” をお届け♡<1時間インタビュー・稲垣来泉>

モデル

2025.04.24

幼少期から女優として活躍し、モデルとしても一歩を踏み出したクルミの“今の気持ち” をお届け♡<1時間インタビュー・稲垣来泉>

いいねいいねに
追加されました

小さい頃から女優として活躍し、中2のときに意を決して モデルの世界に一歩踏み出したクルミ。明るい笑顔と真面目な熱意を胸に秘め、 ひたすら前へ進み続けるクルミの “今の気持ち” をお届けします。

ニコラのオーディションは、今まで受けて生きたオーディションとは全てが違いました。

──ニコ㋲になってちょうど1年! 今、女優としてモデルとして活動しているクルミだけど、芸能のお仕事をはじめたのは何歳だったの?

お芝居をはじめたのは4歳なんですけど、実は3歳の時から雑誌でモデルのお仕事もやっていました。きっかけは4つ上のお姉ちゃんが芸能のお仕事をやっていたのを見て“楽しそうだなぁ”と思っていたらタイミングよくスカウトしていただいて……。もともとお姉ちゃんの真似をするのが好きだったのですぐに「やりたい!」と思ったんです!

──人見知りとかはなかったの?

母から聞いた話なんですけど、2歳くらいの頃に家族でお花見に行ったとき、隣のレジャーシートにいた知らないお姉さんの膝に座ってお菓子を食べていたみたいで(笑)。それくらい人見知りが全くなかったんです。人前でお芝居をすることも大好きでした。とはいえ、小さいときはお仕事という感覚はなくて……カメラに撮られたり、たくさんの大人に囲まれてお仕事をするという環境が、ただただ楽しかったんだと思います。

──ニコラの初登場はモデルのクルミではなく、女優・稲垣来泉としての取材だったよね。その時のことは覚えてる?

小6くらいからモデルのお仕事もしたいと思っていし、ニコラも読んでいたので、取材を受ける機会をいただいてとても嬉しかったです! でも、その撮影でどんなポーズや表情をすればいいのか迷っちゃって、変な焦りというか。不安な気持ちが大きく残りました。その時の不安な気持ち……。“ニコラの撮影で上手くできなかった”という事実で終わりにしたくないと強く思ってオーディションを受けようと決意しました。できないままで終わりたくない!という想いが大きかったです。

稲垣来泉として誰かにパワーを与えることができる場所はニコラしかないと思った。

──ちなみにクルミにとってニコラはどんな存在だったの?

ニコ㋲たちって目が強くて、笑顔にものすごいパワーがあるんですよね。私自身、そんなニコラから元気をもらっていたのであこがれの存在でした。そして、女優ではなく、1人の稲垣来泉として誰かの力になったり、パワーを与えられることができる場所もニコラしかないと思っていました。

──そして見事、非公開オーディションに合格してニコ㋲に! オーディションには慣れてるイメージがあるんだけど……緊張はした?

めちゃくちゃしました。それまでもたくさんのオーディションを受けてきたけど、お芝居のオーディションとは違う緊張感がありました。役としてじゃなく、完全に素の自分を見られているっていう感覚があったのかもしれないです。とにかくそれまでとは全てが違って、前日までポーズの練習や服の研究をいっぱいして挑んだものの、初めての経験だったから不安と楽しみが入り混じったオーディションになりました。だから合格と聞いた時は本当に嬉しかったし、それと同時に女優とモデルのお仕事は全然違うものだから、これまで以上に努力を積み重ねなくてはいけない!と気持ちが引き締まりました。

──女優とモデルと学校を全部、両立させていくことに不安はなかったの?

両立することは大前提として自分の中にあったので、そこに対する不安はありませんでした。それよりもニコ㋲としてがんばりたい! お仕事をたくさんしたい! という気持ちが強かったです。私、お仕事が大好きなんだと思います(笑)。

ドラマ『オールドルーキー』は私にとってのターニングポイント

──すごい! それだけお仕事が好きなのって昔から?

小さい時からお仕事が楽しくて大好きって感じでしたけど、楽しみ方や役への向き合い方が変わったのは小6ぐらいから。いちばんのターニングポイントになったのはドラマ『オールドルーキー』。綾野剛さんや榮倉奈々さんの役と作品に対する熱意と愛情を間近に感じて、“これからもこのお仕事をしていきたい!”と意志が固まったんです。

あと、妹役のラナ(泉谷星奈)ちゃんの影響も大きかったです。初めて自分が現場でお姉さんって感じになれたことも、ラナちゃんが演技に入れてくるアドリブに対応することも、大きな勉強になりました。年齢は下ですけど、お芝居をする役者さんとして尊敬しているし、すごく刺激を受けたので、作品が終わる時にお手紙を書いてラナちゃんに渡しました。便せん2枚に想いをこめた文字をギッチギチに書いて(笑)。年齢の枠を超えて、1人の役者さんとして出会えたことに感謝しています。

──本当に素敵な現場だったんだね。ちなみに、最初のファッション撮影は苦戦した?

苦戦したし、戸惑いました。そしてそんなできない自分が本当に嫌でした! 見せなきゃいけないアイテムをうまく見せつつ、自分もポーズをとるという塩梅(あんばい)がうまくつかめなくて……! モデルというお仕事が大変なことは知っていたつもりだったし、努力しないと何もできないこともわかっていたけど、改めてその難しさを突きつけられました。でもとにかくできないままでは終わらせたくなかったので、次に生かそうと気持ちを切り替えました。

すっごく負けず嫌いです、自分に対して(笑)

──クルミの心の根底には“できない自分が嫌!”みたいなのがあるように見えるんだけど、実際はどう?

本当に嫌です(笑)。どんなにがんばってもそれが報われるとは限らないし、がんばっているからといって、自分がやりたいことができるわけではない、でも、できないまま諦めるのは絶対に嫌なんです。とにかくがんばれるだけがんばって、できる可能性を少しでも広げて、やりたいことをつかんでいけるようになりたいんですよね。ザ・負けず嫌いです。昔、ものすごいやりたい役のオーディションに落ちたことがあって、そのときは悔しくて泣いたけど、その壁は乗り越えなければいけないものだったし、その経験があったから今の私がいる。すっごく負けず嫌いなんです。自分に対して(笑)。

──クルミって自分のことがよくわかってるよね。自分からスタッフに話を聞きに行っているのもよく見るし、それも“今の自分”を知る手段なの?

私、モデルとしてどんどん伸びていきたいんです。だからスタッフさんが言ってくださったアドバイスを自分の中で解釈して、変化した姿を見てもらいたい! 褒めてもらうだけじゃ伸び代がなくなるし、全部注意されても自分らしくいられない。わがままなんですけど、言われたことを噛み砕いて上手く取り入れた私を評価してもらいたいんです。そのうえで褒められるとすごく嬉しいし、「クルミっぽい!」って言われるのも好きです。

ニコ㋲全員がライバル! だからこそ学びがあるんだと思う!

──ニコ㋲になって1番成長したと思えるのはどんな部分?

自分を見る力! 新㋲になりたての頃はほかのニコ㋲たちに比べて自分はなにが足りないのかってことばかり分析していたけど、それだと自分の可能性に気づけないんですよね。自分の個性を大事にしようと思いました。不思議と同学年のWeST(=中3ニコラモデル9人のグループ名)はそれができてる! 9人9色の個性がいい感じに絡み合っているというか♡ だから私はWeSTが大好きなんです!

──WeSTのリリカとはお芝居の現場やオーディションでも会ったことがあると思うんだけど、意識とかはしてなかったの?

してた……というか、ニコ㋲のオーディションを受ける気持ちの背中を押してくれたのはリリカの存在なんです。連絡を取り合っていたわけではないけど、昔から役者として共にがんばっているリリカがモデルになってキラキラとしながら、色々な景色を見ていると思ったら、私もやるしかない!と気合が入ったんです。だからリリカの存在って私の中ですごく大きいし、今こうやって一緒の場所に立てていることが嬉しいです。

──ぶっちゃけライバルっているの?

特定の人はいないんですけど、こういうお仕事をしている中で同世代はみんな大きな意味でライバルだと思っています。ライバルだからって自分を縛りつけるわけではなくて、そう意識したほうが多くのことを吸収したり、学ぶことができるから。もちろん友達でもあるけど、ライバルとしてちゃんと見ることで得られるものは自分の中に落とし込んでどんどん成長していきたいです。

──ニコラでのこれからの目標と将来どんな大人になりたいかを教えて!

ニコラでの目標はピン表紙。“ニコラモデルの努力の結果”として、1番わかりやすい気がするので、いつか叶えたいです。そして将来は、自分の芯がしっかりとある、柔らかくてしなやかな人になりたいです。目の前のお仕事に真剣に向き合って、やり遂げることができたらいいなぁって♡

──最後にニコラへの想いとニコ読へのメッセージをください♡

1時間インタビューはずっとでたかった企画なので、ここでたくさん話すことができてうれしかったです♡ これからどんどん成長していくので、そんなクルミを見て元気をもらってくれる人が増えたり、クルミが誰かのあこがれの人になれるように日々頑張っていきます。頑張ることは大好きなのでそんなクルミに魅了されてほしいです!


クルミ☆ロンT¥5970/BITTER CELLS(HANA)  パンツ¥4389、レースまきスカート¥2189/ともにSPINNS サングラス¥1100、ネックレス¥660/ともにラティス スニーカー¥13200/プーマ
Photo/Fujii Daisuke Stylist/Tanaka Ayumi Hair&Make/Iwai Yuuka(Lila) Text/Ando Yoko Model/Inagaki Kurumi Design/Flamingo Studio

ニコラ5月号「ニコ㋲1時間インタビュー」より

Share!

  • X
  • Facebook
  • LINE

記事一覧に戻る