
見た目はギャル、 心は優しく、 内面は 受け身タイプのミオコ。 意外性の塊すぎる ミオコの本音をじっくりインタビュー。 印象が二転三転する度、 気がついたら ミオコの魅力にハマっているはず!
˚✧ニコ㋲1時間インタビュー 新高2・林美央子(ミオコ)˚✧
変わりたいけど、何をすればいいか分からない……。ただもがくだけの日々が長く続いた。
ーーニコモになりたいと思ったきっかけは?
小5のとき初めてニコラを読んだんですけど、同じ学年のユナ(吉岡優奈)がニコモオーデに合格しているのを見て〝同じ年なのにすごい!〞と思ったんです。それで自分もがんばってみたいと思って応募しました。自信があるとかないとかよりも、なりたいって気持ちが強かったです。
―― そして小6でオーディションに一発合格! うれしかったよね。
合格したことはめちゃくちゃうれしかったんですけど、なりたい気持ちだけで応募しているからポージングや表情がとにかく研究不足で……。受かった後の動画を見たら、他の合格者に比べて自分だけ全然できていなくて、しょっぱなから危機感を覚えました。それこそ同期のカイラ(髙橋快空)とかはすごく上手だったから。もっと私も練習しないとニコモとしてやっていけないなぁ……と、気持ちが引き締まりました。
―― その後、練習の成果はニコモになってすぐに出せた?
それが、コロナの影響で撮影自体が少なくなっちゃったんですよ。最初は新モの企画に呼んでもらえてたけど、気がついたときにはレイナ(吉本麗南)の代がニコラに入ってきて、同学年のニコ㋲が増えたらどんどん撮影に呼ばれる回数も減ってしまって。その辺りから「どうしよう、どうしたらいいんだろう」っていうモヤモヤ期に突入しました。とはいえ、何をすればいいのか分からないからただもがくだけって感じでしたね。

垢抜けへの追及心だけは、誰にも負けないと思う!
ーーそのモヤモヤ期間はどれぐらい続いたの?
結構長く続きました。自分が変わらなきゃって思いながらも、どう変わればいいのか、変わるためには何ができるのかが全然考えつかなかったから。でも中3のときに同学年の4人で初表紙を飾れて、ちょっとだけ自分に自信がつきました。ニコ㋲になってから初めての自信! この表紙は私の中でのターニングポイントになったし、ここからもっと活躍できるようになりたいという意識が改めて強くなって、変なモヤモヤ期から抜け出せました。
―― なるほどね。今って自分の強みは持っているの?
周りからは、色々な系統のファッションが似合うところが強みだと言ってもらえるんですけど、その割にファッション企画に呼ばれていないので、自分ではそれが強みだとはあまり思えなくて、その分野を自信を持って強みにしたいと考えてはいるので、色々と追求して改善しました!
ーー強みにするためにどこを改善したの?
少し前まではファンの子やニコ読のウケがよかったから、ずっとモノトーンの大人っぽいコーデばかり着ていたんです。ただそれだと個性が出ないので自分が好きな服を着るようにしました! それまでは好かれることばかりずっと考えちゃってたけど、自分の好きを出したほうが後悔しないのかもって思ったんです。
でも改善し出したのは中3の終わり頃。ちょっと遅かったなと自分では思ってますね。ただ私、あか抜
けることへの追求心だけは誰よりも強いはずなので、遅かったとしてもこれからもっとあか抜ければいいやって感じてはいます(笑)。
B∞Mの仲間とは、もっと絆を深めていきたいのが本音
ーーところで高1になってB∞Mできたことについてどう思った?
正直、もっと早くに自分たちが行動できていたらなぁと思うことはあります。けどやっぱり、めちゃくちゃうれしかったです。カイラがいた1個上の代のユニジェネは全員のキャラが強かったし、活躍もしていたけど、うちらの代の高1ってどうなんだろうって同学年が集まるとよく話していたから。ただそのことを話すのは、ルミ(榎本月海)やユナのいつも同じメンバー。他の高1㋲がどんな風に考えているのか分からなかったし、どう声をかけて集まればいいのかも変に悩んじゃって(笑)。でも、やっとB∞Mが認知されてきたし、ニコラの卒業までにもっと絆を深めて、それぞれの存在をアピールできたらいいなぁと本気で考えています!
ーーちなみにミオコがいちばんよく話すニコモは誰?
なんだかんだよく話すのはやっぱりルミとユナ、あとレイナとミアン(川原美杏)とも最近はたくさん話しますね。良くも悪くもB∞Mって個々が自立しているから、プライベートではあまりやり取りしないんです。ただ、撮影で集まればずーっと話してるって感じかも。
その中でも、ルミはちょっと特別な存在。ルミって、毎日インスタ投稿をしたり、TikTokにも意欲的だし、コツコツ努力を積み重ねられる人なんですよね。あと、後輩にも自分からちゃんと話しかけに行ってコミュニケーションをとれるところも本当にすごいと思うんです。努力家で面倒見のいいルミは、私にとって色々な意味で刺激になるし、あこがれる部分もいっぱいあります。

「絶対にこれをしたい!」というものがないのが今の悩み
――ミオコは将来の夢ってあるの?
それこそが今の私の最大の悩みです! 将来何をするかってことに本気で悩んでいて……。モデルのお仕事は好きだから続けられたらもちろんうれしいけど、じゃあどんな雑誌にいきたいのかっていうのは考えられていないし、演技のお仕事も気にはなるけど本当にやりたいかと聞かれるとそうでもないのかもしれないし。「絶対にこれをしたい!」というものがないこと自体に悩んでいます。なんとなく、大人系の雑誌でモデルをやって、演技力がつけば俳優のお仕事もやって、みたいな理想はあるけど夢ってほどではない。もっと他に向いている人がいるんじゃないかって思っちゃうから。「私がやります! やれます!」って言える自身は全然なくて、でもチャンスがあればやりたいな……ぐらいなんです。
ーーそれってかなり受け身な考えだね!
私、めちゃくちゃ受け身なんです!(笑) そこにプラスして安定思考でもあるから、モデルとか俳優のお仕事で自分が食べていけるのかなっていう不安もあって。リアルに考えると、ちゃんと会社に入った方がいいと思っているので一生懸命勉強してアナウンサーになるっていうのも一つの道かなぁと考えています! まだ本当に考えているだけだけど!
ストイックでもクールでもない! だらしないけど、好きなことには夢中になれる私に親近感を持ってほしい!
ーー自分のどういうところをファンの子に見ていてほしい?
親近感があるところ♡ いいことではないかもだけど、私って何に対しても全然ストイックじゃないし、めんどくさがりだからダイエットも続かないし、だらしないところだらけなんです(笑)。だけど、好きなことだけは続けられるし、あか抜けるための努力は惜しまない。そういう部分って、見れくれている子からするとすごく身近かもと思うんです。パッと見、クールとか気が強そうって思われがちだけど誰よりも親近感があるところをもっと知ってほしいです!
ーーニコ㋲生活もあちちょっとだけど、これからはどんな風になっていきたい?
今回この1時間インタビューで話していて改めて思ったんですけど、やっぱり私にはガツガツさが圧倒的に足りないなと(笑)。だからニコ㋲として、1人の人間として、将来のためにも自分からもっと積極的に動けるようになりたいです。コンプレックスはまだまだたくさんあるけど、あか抜けの研究を続けていきたいし、少しずつ変わっていく私に親近感をもってくれる人が増えたらいいなと思っています! もう遅い、ではなくて、これから後悔しないために前を向いて行動していくので、ずっと見ていてください♡
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Photo/Ogawa Ken Stylist/Tanaka Ayumi Hair&Make/Iwai Yuuka(Lila) Text/Ando Toko Model/Hayashi Mioko Design/Flamingo Studio
ニコラ4月号「ニコ㋲1時間インタビュー」より