縮毛矯正のダメージや持続期間は?【中学生の心とからだのお悩み相談室】2024.10.09保健室

ティーンのリアルな心とからだのお悩み相談が集まる人気連載・nicola保健室。まわりの人に聞きにくいようなお悩みに、専門家の先生たちが回答してくれるよ。今回は「縮毛矯正」について知りたいというお便りにお答えします!

◆相談内容

私の髪の毛はくるくるです。朝、ストレートアイロンでまっすぐにしても、学校に行くと小さい髪の毛が出てきて、くるくるに戻ってしまいます。
以前、美容師さんに「縮毛矯正(しゅくもうきょうせい)してみませんか」と言われたのですが、私も母も縮毛矯正についてイマイチわかっていません。
ダメージの大きさやどのくらい持続するものなのか、どんな薬剤を使うのか、美容師さんと何を相談するべきか、ストレートパーマとの違いなど、知りたいです。(中2・フルーツあめちゃん)

◆回答してくれるのは…

皮ふ科医・細野久美子先生(医療法人弘仁会 藤田医院)
じっくり相談にのってくれる、アクティブで心優しい皮ふ科の先生。子どもはもちろん、動物も植物も大好き!

髪の傷みはあるけど持続期間は長いよ。美容師さんとよく相談してみて!

縮毛矯正は薬液をつかって髪の毛内部のたんぱく質の結合を切り、アイロンの熱でまっすぐに固定させる方法です。髪の毛は薬剤と熱の、両方のダメージを受けることになります。髪の毛のクセの度合いや矯正のかけ方で持続期間は異なりますが、半年以上と比較的長い間持続し、場合によっては半永久的にもたせることもできます。

これに対し、ストレートパーマは薬液だけでまっすぐにする方法なので、縮毛矯正に比べるとダメージはやや少ないものの、持続は数カ月と短くなります。
クセ毛は生まれつきのものですが、年齢とともにその度合いや部位差も変化しますし、今はイヤでも将来それを生かしたヘアスタイルにしたくなるかもしれません。また、自分の想像していたとおりには仕上がらないこともよくあることです。部分的な縮毛矯正やストレートパーマなどの選択肢もあるので、よく考えてから行った方がよいと思います。

美容院や美容師さんによっても使う薬液が違ったり、クセ毛の程度や部位によってかけ方やかかり方が異なります。まずは信頼できる担当の美容師さんにあなたの髪のクセをよく見てもらい、髪型に対する自分の思いや希望を話して、どうするのがベストかをよく相談しましょう。お母さんにも立ち会ってもらうと安心ですね。

Illustration/Kawamura Cake ニコラ11月号「nicola保健室」より転載

◆ニコラ保健室への相談の送り方

ニコラ保健室では、ひとに相談しにくい体や心の悩み・疑問にお答えしています! 郵送、FAX、ニコラネットで相談を受け付けて受け付けているよ。命や犯罪に関わる重大な相談の場合以外は、編集部から直接連絡がいくことはありません。他の人(家族にも)には絶対に秘密を話しませんので安心してね。

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