自分の“熱”はどこにある？　感情を灯す！　映画『ブルーピリオド』豪華キャスト陣が渋谷凱旋イベントに登場！＜眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより＞2024.07.12エンタメ

公開まで1ヶ月をきった映画『ブルーピリオド』のプレミアイベントが7月10日（水）に開催！　映画の聖地となる東京・“渋谷”を豪華キャスト陣がバスで周遊したり、“ブルー”カーペットに登場したりと、大盛り上がり！　熱狂に包まれたイベントの模様をお届け！　

（左から）萩原健太郎監督、板垣李光人、眞栄田郷敦、高橋文哉、桜田ひより

作品の魅力を伝える、キャスト陣の言葉が熱い！

眞栄田「ストーリーの中でも大事な場所となる渋谷で、作品の魅力を伝えられたら嬉しく思います。本当にパワーをもらえる、見終わったあと単純に『頑張ろう』と思える映画となっています」

高橋「芸大を目指していた知り合いからの言葉がすごく嬉しくて。『自分と照らし合わせて苦しい部分もあったけど、ここまで熱量高くアートの世界を描いていて自分の中の新しい扉が開いた』と言ってもらえました」

板垣「“青の渋谷”も、劇中に登場する絵画も……。自分が信じたものを貫くことでその先に待っている血と汗と涙、本当に“すべて”が美しく映っていたと思います」

桜田「好きなことに情熱を注いで努力を惜しまない方は、こんなに輝いて見えるんだ！ということを眞栄田さん演じる八虎（やとら）を見て感じました。すごく魅力的でした」

個性的なキャラクターたち　それぞれの役作りも熱い！

眞栄田「美術のことが全く分からなかった八虎と僕。半年くらいの絵画練習を通して、少しずつ美術を知っていく感覚を大事にしながら臨みました。僕自身も受験の時に苦しかった経験がある。苦しみや葛藤、そこに対比としてある、人に認められたときの“喜び”や“やりがい”を大切にしていました」

高橋「高橋文哉自身が、“可愛くなるためにどうしたいと思うか”を中心にして、ユカちゃんの気持ちを理解していった。歩き方や姿勢、つま先から指先まで一瞬も気を抜くことなく、ユカちゃんという“役の美学”を詰め込みました」

板垣「原作から世田介（よたすけ）が一番好き。彼のかわいらしい部分を表現して、愛されるキャラクターにしたかった。特徴的な絵の描き方をするので、世田介の良さをスクリーン上でしっかり出せるよう、絵画指導の方と相談しながら丁寧につくり上げていきました」

桜田「皆さんが感じる森まるちゃんと、私が演じる森まるちゃんに多少のズレがあったとしても、“桜田ひよりが演じる森まる”をしっかり届けようと思っていました。迷いなく役に飛び込めて、とても楽しかったです」

板垣「ラストシーンの撮影は、現場の熱量がオーバーヒートしてしまうんじゃないかというくらい、どの現場でも経験したことがない熱さを感じました」

高橋「一人ひとりのキャラクターに感情移入して、気が付いたら自分の体の中にある熱さみたいなものが涙として自分の体の外に出ていく……そんな、“情熱が沸き上がる感覚”を、観てくださった方が感じてくれれば嬉しいです」

渋谷プレミア後に行われた特別試写会舞台挨拶　キャストクロストークが熱い！

桜田→高橋「本当にかわいかったですし、脚もウエストも細くて、おしりもキュッとなっていました！　ただ体重を落とすだけではなく、女性らしい身体つきになるための減量をされていて。普段の高橋さんの状態からユカちゃんになるまでの過程を見ていたので、努力の結晶を感じました。その努力が会うたび目に見えて……結果へ繋げていくという姿勢を、役者として尊敬します。そんな姿に私も負けていられないと、自分磨きを頑張ろうと刺激を受けました！」

そんな桜田さんからのベタ褒めを受け、

「たくさんの香水のなかから“ユカちゃんだったらこの香水を使うだろう！”とイメージして、撮影期間は毎日同じ香りをつけていました」と、改めて役作りへの熱意を語った高橋さん。

眞栄田→板垣「オーラから既に天才感を放っていました。いい意味で、近寄りがたい空気感もありました」

板垣「世田介のイメージとしてそう言っていただけると、とても嬉しいです。絵画練習の時から、眞栄田さんは隣の席だったんです。そのときから八虎として“どんな色を使っているのか”、“下地はどう塗っているのか”と、意識して見ていました」

高橋→桜田「前回の共演では同級生役だったので、今回桜田さんが先輩役というのは不思議な感じがありました。桜田さんの醸し出す雰囲気が森先輩そのままだったので、自分自身もユカちゃんとして役に入りやすかったです」

板垣→眞栄田「言葉を交わすわけではないけど、お互いを高め合うという八虎と世田介の距離感が好きでした。郷敦さんが演じていた八虎だったからこそ出せた距離感というのがあって。砥石で刃物を研ぐときのような、静かだけどお互い高め合っている、そんな緊張感や空気感は世田介を演じるうえですごく助けられました」

“写ルンです”で振り返る！　撮影の裏側も公開★

1.美術室で仲良くピースするユカちゃん（高橋）と森先輩（桜田）／撮影：眞栄田

スクリーンに写真が映し出されると、あちこちから「可愛い～！！」の声が。

眞栄田「可愛いユカちゃんと森先輩です。2人とも本当に仲が良くて、この空気感を収めたいと思ったんです」

高橋「ネイルの話とかしてたんだよね。あとはおすすめのエステとか、半身浴の仕方とか」

桜田「してましたね！　どんなの使ってる？とか（笑）」

2.藝大受験本番。自画像試験での八虎（眞栄田）を写した一枚／撮影：板垣

板垣「廃校を使っての撮影だったので暑かったんです。ええ男だな、と思い……。」

眞栄田「ちょうど一年前の7月末の撮影で。この時は脱いでいますが、実際には上に冬服も着ていたので本当に暑かった」

3.予備校で世田介（板垣）を写した一枚／撮影：眞栄田

眞栄田「世田介は描いている姿や姿勢が独特。絵も個性的で、その様子を撮りました」

板垣「八虎と世田介はライバル関係にあったので、カメラを向けられてどんな表情をすれば良いか迷ってしまいました。それですごくムフっとした顔をしています（笑）」

眞栄田「素晴らしいスタッフとキャストがとても高い熱量で作りあげた作品です。公開まで約一か月となりました。是非皆さんの力もお貸しください！」

2024年8月9日（金）公開 映画『ブルーピリオド』

生きてる実感が持てなかった。あの青い絵を描くまでは――これはからっぽだった俺が、初めて挑む物語。 

ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を持ちはじめ、どんどんのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…。立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。経験も才能も持ってない自分はどう戦う！？　苦悩と挫折の果てに、八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。 

配給：ワーナー・ブラザーズ映画　©山口つばさ／講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会