
24-25シーズンも熱い戦いが繰り広げられていた、ティーンも大注目のD.LEAGUE。今回は、6月19日に開催された最終戦“CHAMPIONSHIP”で見事優勝を飾ったCyberAgent Legit(=サイバーエージェント レジット)の優勝インタビュー&全戦レポをお届け!2年連続、あと一歩のところで優勝を逃してしまっていたからこそ感じた熱い思いを、チームディレクターのFISHBOYさん、チームリーダーのTAKUMIさん、エースパフォーマンスを務めたenaさんにお伺いしました♪

ーーまずは、優勝した率直な感想を聞かせてください!
(TAKUMIさん)やりましたー!ここに来るまでの道のりが本当に長くて。チャンピオンシップ決勝で、目の前で優勝を逃すというのを2回も経験して、そこから3度目の正直で今シーズンこうして優勝することができて、本当に嬉しいです。ここに来るまでの道のりや、みんなで支え合って築き上げてきたものが今日の優勝につながったんじゃないかと思います。
(メンバー一同)ありがとうございます!
ーーチャンピオンシップで披露した2作品、レジットらしさ満載でしたが、それぞれの作品、どんなレジットを見せるために作られましたか?
(FISHBOYさん)準決勝は「逆鱗」という作品でした。レジットがチャンピオンシップで攻めるときは、割とテクニカルなものだったり、自分たちの強みを出してきたんですが、そういえばチャンピオンシップで「怒り」をテーマにした作品は無かったなと思い、今のレジットなら表現できるんじゃないか、そういった思いで作品にしてきました。私自身、ディレクションをさせてもらいましたけど、メンバーが本当にいろいろなアイディアを出してくれて、まとめてくれて、みんなで作った作品です。最後のお客さんのわー!っていう歓声を聞いて、これは優勝するぞ、先に繋げられた、と思いました。
(TAKUMIさん)決勝のテーマは「クリスタル」。結晶という意味で、僕らがラウンドで培ってきた時間の厚みや努力の結晶を光り輝いたものとして表現しました。僕らは過去2回、KADOKAWA DREAMSに決勝で負けているので、今回も決勝にはKADOKAWA DREAMSが今まで見てきた中でも最高の状態で来ると想定して。本当に素晴らしいチームなので、どうやったら勝てるか考えて作りました。(後攻なので)序盤に自分たちの空気に一新したくて、決勝ですけど、あえて自分たちはローで入りました。僕たちはいろんなジャンルを踊れるメンバーが混ざりあっているので、たとえばKANATOはポッパーですけど、アクロバットからそのままポップに入るなど、レジットだからこそできるハイクオリティなジャンルの移り変わりを取り入れました。
ーーパフォーマンスを終えた瞬間のガッツポーズは、どういう気持ちの表れでしたか?
(TAKUMIさん)もう、出し切ったというか。やっぱり勝負の世界で相手がいることなので、相手チームの努力もすごいし、僕らのやれることって自分たちの100パーセントを出し切ることしかないんですよね。その中で勝敗が決まるわけですけど、100パーセントを出すことはできたので、悔いはないという思いでガッツポーズしました。
(enaさん)自分も、すごくやり切ったという思いでした。2年連続決勝で負けてしまっていて、正直自分たちのなかでも「今年は行ける」と思っていても結果発表とか踊り終わってからのドキドキする瞬間はすごくトラウマだったので、今年こそは絶対やってやる!という気持ちでした。
ーー目標に掲げていた「完全優勝」をするにはエースパフォーマンスを取らなければならない責任や重圧もあったかと思います。TAKUMIさん、決勝でエースを務めたお気持ちを聞かせてください!
(TAKUMIさん)自分はリーダーとして先頭に立たせてもらっているので、ファイナルという一番プレッシャーがかかる舞台でも大役は自分がしっかり責任を持って受けようと思って、何がなんでも取る気持ちでやりました。実際にエース票も取れて本当に嬉しかったんですけど、試合前にみんなの頼もしさを感じて今日は負ける気がしなかったです。不安が一切なかったので、エースパフォーマンスを取れたこと以上に、このチームで完全制覇ができたっていうのがもう本当に最高でした。

ーー念願だったと思いますが、改めて「完全優勝」してみて、想像していた喜びと、実際に感じたことで違いはありましたか?
(TAKUMIさん)スクリーンに大きく「CyberAgent Legit WINNER」と書かれているスクリーンを見て、信じられなくて。ずっと見ちゃいました。ずっと目標にしていた夢のような時間で、イメージトレーニングで何回も見た景色なんですけど、いざ現実になると、今までの人生で最高な日になりました。
ーー優勝賞金も獲得しましたが、みなさんでどうやってお祝いしますか?
(地獄さん)いっぱいご飯食べます! 焼肉食べたいです!!
ーー昨年の敗戦で「何が足りないんだ」とおっしゃっていましたが、今年は優勝。足りなかったもの、見つけられましたか?
(FISHBOYさん)去年は、やはりいろいろなものが足りていなかったんですけど、一人一人が作る意識を持つというのは大切だと思いました。というのも、今シーズンはショーのディレクションをたくさんのメンバーに頼みまして、昨シーズンと違うのは、メンバーが作ってくれた作品での勝利が非常に多かったことです。シーズン最終戦のROUND.14もenaがディレクションしてくれて、SWEEP勝ち。終わってみれば、ディレクションを経験したメンバーがたくさんいました。
それにともなって、チャンピオンシップのショーを作るぞとなったときに、非常に質の高いアイディアがポンポン出てくるんです。それは今シーズン、みんながメンバーディレクションにチャレンジした結果ですし、それを支えてきたメンバーもかなり質の高いコミュニケーションを取れていました。メンバー一人一人が考えて発言して、ただ思いつきで言っているわけじゃなくて、思いついたものをちゃんと何回か頭の中で回転させて、その上でのアウトプットができているなと驚きましたね。メンバーの自立が目立った素晴らしいシーズンだったと思います。まとめると、みんなの意識と努力が功を奏した、これに尽きると思います。

ーー最後に、レジットの一番の強みはなんだったと思いますか?
(TAKUMIさん)「組織力」だと思います。Dリーグって、ただダンスが上手いだけで勝てるかと言われたらそうでもなくて。チームでスケジュールを組んで作品を作って本番に間に合わせることはもちろん、アイディア個人個人で出していかないといけないし、誰かがミスしたら勝てないし、本当にチーム戦です。そのチームとしてのアベレージ、メンバー一人一人のポテンシャルや武器が、他のチームより高いのかなと思います。ワンマンチームじゃなくて、全員で強いチームです!

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