俳優・永野芽郁の14歳といま《連載「私の14歳」より》2024.11.30エンタメ
やわらかくも凛とした雰囲気をまとい、朝ドラのヒロインから赤血球まで……どんな役柄にもスッとなじむ。見る者の心を一瞬にして惹きつけ、とらえて離さない俳優・永野芽郁。ニコラOGでもある彼女の14歳だったあの頃とは? 本誌では語りきれなかったお話を、最新の主演映画『はたらく細胞』の見どころとともにニコラネット限定でお届けします♡
―ニコラ読者世代である「14歳」。悩んだときの息抜き方法はありましたか?
「14歳のときは、とにかく学校が大好きでした。学校で友だちと一緒にいることが私のすべてだったし、それだけで楽しかったんです。だから息抜き=学校かな。勉強はそこまで好きじゃなかったですけど(笑)。ちょっと嫌なことがあったり、悩むことがあったりしても学校へ行けば忘れられるというか……気持ちがやさしくなってまぎれていました。友だちも本当にいい子ばかりで、クラスだけじゃなくて学年中と私は友だちだと思ってたから、誰といても楽しかったし、転入生がきたらすぐに話しかけに行ってたんです。純粋に人が好きなんですよね、きっと。それに先生たちもみんな私のことをいろんな意味で認めてくれていたから、先生と話すのもすごく楽しかったなぁ。だから14歳というと、一言めにでてくるのは“学校”! そして息抜きも楽しみも全部が学校でした」
―でも、もともとは人見知りなんですよね?
「はい。別に話さなくていい人とは話したいと思わなかったというか、話さなきゃいけないときだけ話せばいいと思ってたんですよね。でも、お仕事を通していろいろな人と関わっていくうちに、人と繋がる楽しさがどんどん増して、人見知りが一気になくなっていったんです。それに親や友だちと楽しく話すこと自体は好きだったから、はじめましての人でも大丈夫になっていった……という感じかな。あと、もともとは目立つのも好きじゃなかったんです。だから、初めてカメラの前に立ったときカメラマンさんに「笑って」と言われたときも、“笑うって何? どうやって笑うの? 無理〜”って心の中で思っていました。だって、笑顔の作り方なんて誰にも教えてもらってないし、知らないって思ってたから」
―「14歳」の自分の一番の強みはなんだったと思いますか?
「強みかどうか分からないけど、他の子と違うなーと思ってたのは『自分が見られていることに興味がなかった』こと。誰かに見られているからこうしなきゃとか、そういうのはなかったんです。それこそニコラも、もちろん撮影は楽しいし、お洋服も大好きだし、現場に行けばニコ㋲もスタッフさんもいて、一緒に話すのもすごく楽しかったですよ。自分が楽しいからそこに向けて全力はつくすけど、誰かのためにってわけじゃなかっただけ。とはいえ、見られている意識は持たなきゃいけないと今は思うけど、14歳の私にはその意識がなくて、あまり気負うことなく目の前のことを一生懸命楽しんでいた気がします」
―映画『はたらく細胞』は永野芽郁さんにとってどんな作品ですか?
「最初で最後の赤血球役で、私が今まで出演してきた作品の中でも群を抜いてエンタメ作品だなと思っています。だから自分自身も出演していて、内容も全部わかっているのに、初めて作品を見たときはすっごくおもしろかったし、泣けました。撮影中も楽しかったでせうけど、出来上がった作品を見ておもしろい‼️と言える作品ってすごくいいですよね。冷静にならず、ちゃんと最後までワクワクしちゃいました(笑)。作品に携わっているのに、1人の観客として違う感覚で鑑賞できたのはすごく新鮮でしたね」
―ニコラ読者にはどんなところに注目して観てもらいたいですか?
「え〜、いっぱいあります! 私、ニコラ世代のとき正直勉強が苦手だったんです。学校は大好きだったけど、勉強には興味がなかったし……(笑)。とくに生物なんて、めちゃくちゃ苦手でした! 細胞って何? みたいな感じ!! でもこの映画を観たら、勉強が苦手な人でも細胞が好きになるし、もっと知りたいと思ってもらえる気がします♡ そして、私が演じた赤血球が1人の細胞として成長していく物語でもあるので、赤血球の心の葛藤など共感してもらえる部分もたくさんあるんじゃないかなと思います!! ほかにも見どころはいーっぱいあるのでぜひ、観てください!」
永野芽郁/ながの・めい 1999年9月24日生まれ、東京都出身。2009年に映画デビュー。「ニコ☆プチ」、「nicola」、「Seventeen」の専属モデルとして注目を集めながら、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインに抜擢。その後もドラマ、映画、CMなど多方面で活躍の場を広げ、12月13日公開の映画『はたらく細胞』では赤血球役として主演を務める。
Photo/Ogawa Ken Hair&Make/KUBOKI(aosora) Stylist/Shinya Tokita Text/Ando Yoko
Information
12/13(金)全国ロードショー
映画『はたらく細胞』
健康を守るため酸素を運ぶ赤血球(永野芽郁)とよからぬ病原菌と戦う白血球(佐藤健)は、高校生の漆崎日胡(芦田愛菜)の体内で毎日元気にはたらいている。一方、不規則不摂生な生活をおくる日胡の父、茂(阿部サダヲ)の体内はブラックな労働環境で細胞たちは文句ばかり。そんな仲よし親子の日常を脅かす最強の敵が動き始めたことで赤血球と白血球をはじめとする細胞たちは体内史上最大の戦いに立ち向かっていく……。
©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024 映画「はたらく細胞」製作委員会
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