隠れた気持ち

CAST野崎奈菜

作者：さや

2021.07.25

はじめまして！
私の名前は、野崎奈菜。
高１です。

私のクラスには、
今日本中で大人気の
アーティスト、
林芽亜里がいるの。

新曲を出すたび
大ヒットを連発！

そんな彼女の曲を
作詞作曲しているのが・・・

実は・・・私です。

本名は明かさず、
ＮＡという名前で
活動しています。

そして今日は
メアリの新曲公開の日。

クラスメート「メアリちゃん
おはよ～、新曲聴いたよ！」

「新曲めっちゃよかった！」

メアリ「ありがと～！」

リミ「メアリ先輩！
新曲聴きました！
超かわいかったです！」

この子は丸田凛美。
中等部の中３。

メアリの熱狂的な
ファン。

リミ「プレゼント
持ってきたんです！
受け取ってくれますか？」

メアリ「いいの？
いつもありがと～！」

レオン「あれ、リミ、
お前俺のクラスで
何してるの？」

私達と同じクラスの
丸田怜音は
リミちゃんのお兄ちゃん。

私の好きな人でもある。

中学校入学して
クラスが一緒になって、
そのときに一目惚れした。

レオン「またメアリさんに
会いに来たのか？
早く自分のクラス帰れ」

リミ「はぁい、
では、メアリ先輩、
また今度！」

メアリ「じゃあね～！」

レオン「メアリさん、
いつもごめんね・・・
妹が何か迷惑かけてない？」

メアリ「全然！
いつもありがとう」

メアリいいなぁ～、
レオンくんと話して。

ナナ「メアリおはよ！
新曲好評でよかったね！」

メアリ「ナナ～！
ほんと、ありがとう！
・・・それで、今日、
新曲公開記念に
カフェでも行かない？」

ナナ「いいね！」

＊。・　放課後　・。＊

メアリ「新曲公開、
おめでと～！」

ナナ「おめでと～！」

メアリ「今回も
ありがとうございました」

ナナ「こちらこそ、
お疲れ様でした！」

メアリ「早速だけど・・・
次の曲どんな
テーマにする？」

ナナ「どうしよっか、
いろいろ考えとくね！」

メアリ「お願いします！」

＊。・　次の日　・。＊

クラスメート「お、本人来たよー！」

「お、ナナ、
これってお前？」

ナナ「ん？
・・・えっ!?」

そこには
昨日のメアリとの
カフェの写真があって、
大きく

「メアリの作詞作曲を
手がけるＮＡか？」

と見出しがあった。

メアリ「みんな
何騒いでるの？」

クラスメート「メアリ見てよ！
これって本当なの？」

「ちょっとショック
なんだけど・・・」

リミ「メアリ先輩、
これって本当なんですか？
ＮＡって、
この人なんですか？」

ヤバい・・・
どうしよう・・・

メアリが
問い詰められてる・・・

メアリ「・・・本当だよ、
ナナがＮＡ」

クラスメート「うわ、
こいつがＮＡ？」

「マジでショック」

「ＳＮＳ
上げてやろうぜ」

やだ・・・
やめて・・・

レオン「おい、
やめろよ。
そうゆうの、
良くないよ」

クラスメート「は、レオン
何言ってんの」

「お前、
ナナのこと
好きなの？笑」

なんで・・・
レオンくんを
傷つけるの・・・

レオン「あぁ、好きだよ！
ナナが。
ナナだって、
努力してんだよ！
なのに
そんなことも知らずに
悪口ばっか。
おかしいだろ！」

ナナ「・・・えっ、
レオンくん・・・」

レオン「だから・・・ナナ、
ずっと好きでした。
俺と付き合ってください！」

ナナ「・・・はい！」

メアリ「ナナおめでとう！」

リミ「ナナ先輩、
メアリ先輩、
私これからもずっと
応援してます！」

ナナ「ありがとう！」

その後、しばらくして
メアリと新曲を
出しました！

その題名は
「隠れた気持ち」

日本中で
大ヒットしました。

＊ｅｎｄ＊