半透明の花びら

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:nono

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.21

私の名前は【林メアリ】。
ニコ高に通う高校1年生。





中学までは英語部に
入っていたけれど、
高校からは勉強に
専念したいので
帰宅部にした。





実は私、“初恋”
というものがまだ。





もちろんクラスメイトや
芸能人の人を
『かっこいい』と
思うときはある。





でも特別な感情、
“好き”などの気持ちは
一切湧いてこない。





私はそれが
悩みでもあった。





周りの子たちは
毎日恋バナ。





親友の【阿部ココハ】も
朝から教室の隅で
みんなを集めて
恋バナをしている。





私はそんな光景を
横目で見ていた。





だって自分には
関係ないからね。





「メアリ、
一緒に帰ろ」





「うん。
ちょっと待って」





「りょ!」





ココハとは家も近くて、
幼稚園の頃から
ずっと一緒。





お互いに
信頼しあっていて
なんでも話せる。





私の悩みだって
全部話してきた。





いつものように
ココハと2人、
並んで帰る通学路。





くだらない話をしながら
ケラケラと笑いあった。





私はこの時間が好き。
できれば終わらないで
ほしいと願うほど。





最近、ココハと
話していると
胸がキュウ・・・って
苦しくなるんだ。





原因は自分でも
分からない。





授業中もずっと
ココハの顔が
頭から離れなくて
ノートも真っ白。





いつも寝る前に考える。





『もしかして
これは恋・・・?』





なんて。





別に女の子を好きなのが
恥ずかしいとか
そんなことを
思ったことはない。





ただ私自身
誰かを好きになった
ことがなくて、





この感情が本当に
“好き”なのか
分からないだけ。





ネットで検索しても
ピンと来ない。





かと言って誰かに
相談する勇気は
私にはない。





いつかきっと分かる、
時が過ぎて
もっと明確になれば。
きっと。











~*°





あれから4年。





私は大学に通って、
デザイナーになるという夢を
必死で追いかけている。





ココハとは今でも
連絡を取り合ってる。





私は東京、
ココハは埼玉。





近いけれど
私にとっては
十分遠い。





それでも
心は通じあってるって
信じてるよ。





あの胸が締めつけられるような
感情は、大人になった今でも
はっきり覚えてる。





というか今でも
たまにある。





私の中ではもう
明確になった感情。





それは“好き”という感情。





私には特別で、
初めてで、
すごく儚いもの。





この気持ちは
ココハには
伝えないつもり。





心の中で大切に
しまっておくの。





あの桜が
満開になるまで。







*end*

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