優しい風のするあの海で

CAST林 芽亜里林 芽亜里

作者:あめのしずく

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.11

ザァ・・・





吸い込まれそうなほど
キレイな波が打つ砂浜を、
私は今日も散歩する。





私の名前は林メアリ。
島の2つある高校のうちの、
ニコラ高校に通う高校1年生。





私の家は海辺でカフェを
経営していて、
夏は毎日散歩するのが
日課なんだけど・・・







○*○*○*○*○*○*○*





・1日前のこと・





私はいつも通り、
砂浜を歩いてた。





でもそしたら、
手紙らしきものが入った、





小さな瓶が
流れてきたんだ。





(え、瓶・・・?)





誰の物か
分からないけれど、
とりあえず瓶の中を
開けてみた。





するとその中には、
私宛の手紙が入ってたんだ。







~手紙の内容~





//////////////////////////////////////////
メアリさんへ

突然すみません。
僕は、メアリさんと
同じ島に住む、同い年の男子です。

あ、中学は別です。笑

先日、メアリさんの働くカフェへ
お邪魔しました。
そして、僕は一目惚れしました。
良ければ付き合ってください。

新潮高校1年、戸部コウショウ
//////////////////////////////////////////





(これって、
告白・・・だよね!?
え、返事どうしよう・・・
あれ、でもうちのカフェにくる
男子高校生だったら、
2人しかいないけど・・・、
どっちが戸部君だろう?)





トクン、トクン





なんだか
ドキドキする。





この気持ちは、
何だろう――・・・?













○*○*○*○*○*○*○*





こうして、今に至る。
昨日考えたように、
うちに来る男子高校生は
2人しかいないので、
あとはどうやって
突き止めるかなんだ。





ザァ・・・





メアリ「気持ちいいな~。
・・・って、
あれ今日も来てる?」





また私は瓶を開けて、
手紙を読む。





~手紙の内容~





/////////////////////////////////////////
メアリさんへ

昨日の手紙、驚かせかなと思って。
ごめんな。
でも、俺のこと気にしてくれたら嬉しい。
きっとメアリさんなら俺を突き止められるよ。

コウショウ
/////////////////////////////////////////





やっぱり手紙を読むと
胸が高鳴る。
どうしてだろう。





結局何も分からないまま、
2つ目の手紙を
ポケットにしまって、
カフェへ戻った。





メアリ「・・・あ、
ユラに相談すれば
何か分かるかも!」













○*○*○*○*○*○*○*





・浜辺にて・





ユラ「え、メアリ
告白されたの!?」





彼女は近藤ユラ。
趣味は謎解きって
珍しいんだけど、
すごく面白くて
1番の友達なの。





メアリ「ユラ、声が大きい!」





ユラ「ごめんごめん。
でもびっくりしたよ。
それで、手紙は瓶に
入ってたんだよね?」





メアリ「う、うん」





こんなことが起こっても、
からかったりしないのが、
ユラのいいところだな





と、思いながら、
私達は話を続ける。





ユラ「そうだなー・・・
あ、そういえば、
その瓶はいつぐらいに届くの?」





メアリ「あ、そういえば
いつも同じ時間かも!
えっと・・・、
確か2日連続
4時ごろだった」





ユラ「ならこの島は
それほど大きくないから、
4時より15分くらい前なら、
どこから流しても届くはず!」





メアリ「そっか!!
ありがとうユラ~。
助かった~!」





ユラ「いつでも頼って!
でさでさ、
メアリはその人のこと、
好きなの?
ロマンティックだよね~、
瓶に手紙入れて伝えるって!」





メアリ「・・・分かんない。
でも、初めて手紙もらった時、
すごくドキッとした。
なんだろう?」





ユラ「だ~か~ら~、
メアリ、それが恋だよ!
キャー、メアリもついに
彼氏持ちかー」





メアリ「からかわないでよ~!」





そっか。
この変な感じは
恋、か・・・







ユラ「メアリ、気持ち、
伝えてきなよ!
島のどこかは分かんないけど、
まだ15分前まで
少し時間あるよ、
探してきなよ!!」





メアリ「うん・・・!!」













○*○*○*○*○*○*○*





ザッザッザッザッ





メアリ「いない・・・」





(戸部君、どこ・・・!)





もう15分前まで後1分。





これで見つからなきゃ、
まずい。





その時、奥で
1人の男の子が、
瓶を持って
海にやってくるのが見えた。





(もしかして・・・!)





メアリ「あのっ!!」





大きな声で叫ぶと、
その男の子がびっくりして
こっちを見た。





でも続ける。





メアリ「わ、私に
手紙送ってきてくれた人、
ですか?」





彼はまたびっくりした顔で
私を見つめると、
フッとやわらかく微笑んで、





コウショウ「ばれたか」





って言った。





やっと、
分かった・・・





そして私は
言おうとした。





でも、
止められた。





メアリ「告白の返事
なんですけ・・・」





コウショウ「待って、
やっぱり直接言いたい。
俺と、付き合ってください!」





メアリ「はい・・・!」













○*○*○*○*○*○*○*





・3年後・





メアリ「やっと来た!
遅いよ~!」





コウショウ「わり。
授業長引いた」





メアリ「ねえ、
またあの海に行こうよ」





―――――
  ―――――――





私の恋はきっと。





あの優しい風がする海が
呼んできてくれたんだねー・・・







○*END*○

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