こっちを向いてよ、私の好きな人。

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:まのがーる。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.03.03

私の名前は
『広瀬マノカ』。





家からすぐ近くにある
ニコ中の3年生だ。





(もうすぐ卒業・・・
いやだなぁ・・・)





ごくごく普通の
中学生。





今日も学校への道を、
とぼとぼと歩いている。





周りに比べたら、
少し学校嫌いな私。





そんな私にも
学校を楽しいと
思えることができた。





(あ、勉強以外ね笑)













・。゜+・・。☆゜+・・・゜ 3年A組 教室にて + 。・゜☆・。゜+・・ 。・


カノン「まのちゃん おはよぉ・・・」


「おはよう笑。 どうしたの? めっちゃ 元気ないじゃん。 ふふっ」


この子は同じクラスで 私の親友の 『北川カノン』。


すごく女の子らしくて、 毎日必ず1度は 告白されてる。


(羨ましいぜ・・・)


カノン「だってぇ、! 今日テストじゃぁん泣」


「そういえば そうだったね。 勉強した?」


カノン「してないから 泣いてんのっ! もう!」


そう言って 頬を膨らませ ぷりぷり怒ってみせる カノン。


それが可愛くて可愛くて・・・ もっとからかいたくなるの笑


カノン「あっ! そういえばさぁ・・・ バレンタイン どうするつもり?」


カノンが ニヤニヤしながら こっちを見てくる。


そう、私には 好きな人がいるの。


その人のおかげで 学校が(少しだけね) 楽しくなったんだ。


↑もちろんカノンといても 楽しいよ?!


「そうだねぇ・・・ 本命・・・ あげてみよっかな、」


カノン「え?! マジ?!! 応援するで!!」


「ふふっ ありがとっ!」


カノンは関西出身なの。


滅多に方言は 出ないんだけど、 興奮したときだけ 出るみたい笑


そこも可愛いよね。


そんなことを 話していると、 教室のドアが 勢いよく空いた。


ガラガラガラ・・・ ────


カノン「まのちゃん! 来たよ笑」


「う、うん・・・」


カノンが小声で 私に囁く。


私はドキドキしている胸を 押さえながら、 ゆっくりと そのドアの方を見た。


(リュウノスケくん・・・)


そう、私の好きな人は 『宮本リュウノスケ』くん。


身長が高くて優しくて、 更にはレディーファーストも できちゃうイケメン男子。


私は入学式の日、 彼に一目惚れをしたの。


(あっ、目・・・ あった・・・)


リュウノスケ「(ニコッ)」


ドキッ


リュウノスケくんは 目があうたびに 微笑んでくれる。


それがたまらなく カッコイイ。


でもリュウノスケくんは・・・――――


――――・・・私のことなんて 興味ないよね。


キュウッと 心が締め付けられる。


それぐらい 好きなんだ。


好きになって しまったんだ。


カノン「まのちゃん? 大丈夫?」


「・・・ん? あぁ、ごめん! 大丈夫!笑」


かなり長く ぼーっとしていたようだ。


リュウノスケくんを見ると、 もう荷物を片付けていて、 何人かの男の子たちと 楽しそうに話している。


私はただそれを 見ているだけしか できなかった。






・。
゜+・・。☆゜+・・・
2月14日 バレンタインデー
+ 。・゜☆・。゜+・・ 。・





それから日付が飛び、
気づけばバレンタインの日。





私はこの日を
待っていた。





だって今日まで
カノンと2人、
手作りチョコの練習を
しまくったんだもの。





自信は
まぁまぁだけど笑





カノンは
本命じゃなくて、
仲良い友達にあげる為の
義理チョコ。





でもお菓子作りが
苦手な私を気づかって、
ずっと一緒にいてくれたの。





カノンに
感謝しなきゃねっ!笑





(ふぅ。
ドキドキしてきた)





ちなみに作ったのは
ガトーショコラ。





リュウノスケくんは
甘いのが苦手らしいので
甘さ控えめのやつ。





今の時間は
午後4時30分。





5時になったら
地元のサッカークラブで
練習をしている
リュウノスケくんが
帰ってくる。





そしたら
リュウノスケくんの
家に行って渡すの。





緊張するけど、
もしかしたら
今日が最後のチャンス
かもしれないから。





(よし!
頑張らなくっちゃ!)





心の中でそう言い、
両頬をペシンッと
軽く叩く。





気合いは十分!
あとは実行するのみ!





意外と
行動力のある私。





自分でも
びっくりしてるよ笑













‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


約束の5時―――・・・


「行こう」


手提げ袋に入れた ガトーショコラを持ち、 リュウノスケくんの 家へと向かう。


(落ち着け・・・ 落ち着け・・・)


大丈夫。 きっと大丈夫。


この日まで 何回練習した?


もし告白が失敗しても 悔いはない。






・。
゜+・・。☆゜+・・・
リュウノスケ宅にて
+。・゜☆・。゜+・・。・





ピンポーン





(押してしまったぁ!!)





もう取り返しは
つかない。





頑張るしかないんだ。





?「・・・はーい」





ガチャ





リュウノスケ「あれ?
マノカさん、
どうしたの?」





またあの
優しい笑みで
こっちを見る。





その笑顔で少し、
緊張が解けた気がした。





「あのっ!
これ・・・!」





私は手に持っていた
ガトーショコラを
リュウノスケくんに
差し出す。





リュウノスケ「え・・・?
いいの? 嬉しい!
ありがとう!」





「ほんと?
良かった・・・」





安心したのも
束の間。





そう、
まだ告白が
残っているのだ。





頑張れ! 自分!
負けるな! 自分!





「・・・き、です」





リュウノスケ「え?」





「私・・・
リュウノスケくんのことが・・・
すき、みたいですっ!」





(言ったぁ!
言ってしまったぁ!!)





どうする?
走って逃げるか?





いやいや、
ダメだろ・・・





(終わった・・・
ぐすん)





少し涙目になる私。





そのとき、
思いもしない言葉が
飛んできた。





リュウノスケ「・・・俺も、
好きだよ」





「ふぇ?!」





不意打ちで
変な声が出てしまった。





今・・・
なんて言った?





俺も好き?





嘘・・・
でしょ・・・





まだ現実を
受け止めきれない私。





瞳孔が見開き、
これでもかと動揺する。





リュウノスケ「聞こえなかったかな・・・
もう1回言うよ?
・・・おれ・・・」





ごくり。





リュウノスケ「マノカさんが
すきなんだ!」





うぇええええええ!!!!
嘘じゃないいいいいぃ?!!!!?!





「それ・・・
ほっ、ほんとに?
嘘とかじゃ・・・
なくて?」





あまりのことに
疑心暗鬼になる私。





それを見て、
リュウノスケくんが
クスリと笑う。





リュウノスケ「嘘なわけないじゃん。
ほんとだよ笑」





「嬉しいっ・・・」





その瞬間、
今までにないほど
大粒の涙が
溢れ出てきた。





そして幸せを
噛み締める。





あぁ・・・
私はこんなにも
幸せ者だったのか・・・





ありがとう、
神様。





私たちを
祝福するかのように、
パラパラと白い雪が
降り始めてきた。







*・END・*

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