君が春、咲く桜。
作者:のの。
オレの名前は
内田レン。
ニコ中の3年生。
(もうすぐ
卒業だけど・・・)
(あ、桜のつぼみ・・・
もうすぐ咲くかな)
オレは男だけど
花が好き。
特に桜。
ふわふわな
ピンクと香りが
可愛すぎる・・・!
このことは誰にも
言ってないけどね笑
?『今日も
来てくれたのね。
嬉しい・・・』
ん?
今・・・
誰かの声が、
ってやばい!
もう8時?!
遅刻しそう!!!!
(あの声は・・・
誰だったんだろう?
まぁ、いいか)
・・* ・ ・・*
先生「突然だが、
今日から1週間だけ
転校生が来る。
入っていいよ」
(1週間だけ?
変なの・・・)
?『は、はじめまして・・・
林メアリです』
(ッ!!!!!!!!)
この声・・・
朝の・・・?
メアリを
じーっと見つめていると
こっちに気づき
優しい笑みを浮かべる。
ドキッ
(ってなに
ドキッとしてんだよ!照)
でも、あの子・・・
メアリちゃん?
だっけ。
なにか変なオーラを
感じる・・・
*・・ ・ ・・*
メアリ『ねぇねぇ、レンくん』
「・・・えっ? オレ?」
メアリ『うん。
私のこと分かる?』
メアリが期待した目で
こっちを見る。
「・・・?
ごめん、どこかで
会ったっけ?」
メアリ『そっか・・・
声だけじゃ
分かんないよね笑』
(声?
・・・まさか???
いや、まさかな)
メアリ『私の秘密。
教えてあげる』
「? 秘密?」
メアリ『ほら、
あの桜。
私のお父さん』
はぇ?!!!?!!
お父さん!?
この子・・・
ほんとに・・・?
メアリ『ふふっ
気づいた?
朝の声。
あれ私なの』
「そ、そうなの?!!」
*・・ ・ ・・*
・・・・・・ん。
「あれ・・・
メアリちゃん?」
気がつくと
自分の部屋のベッドに
寝ていた。
あ・・・桜。
オレの服の
ポケットには
桜の花びらが1枚。
(きっと・・・
メアリちゃんだな笑)
*end*