親友の好きな人と私の好きな人

CAST町田恵里那

作者：りのん

2021.01.25

私は町田えりな！
高校１年生です！

私は、まなという
１人の親友がいます。

まなは小学生からの親友で
高校も一緒に入れるように
努力して入った。

しかも、
同じクラスだから
高校生活は
めちゃくちゃ楽しい！

＊。・　休み時間　・。＊

えりな「まなってさ、
好きな人いないの！」

まな「えーっと～。
レオン君がちょっと最近
気になり始めてる」

えりな「そっそうなんだ、、、」

まな「えりなはいないの？」

えりな「えっ。私は～
今はいないかな。
中学の頃はいたけど、、、」

まな「へぇ～。
そうなんだ。
あっちょっと
呼ばれちゃった！
ごめんね」

えりな「うん」

実は私の好きな人は
レオン君、、、

ずっと
気になってた。

レオン君は
クラスが同じ。

でも、まなの方が
お似合いだよね、、、

このことはまなには
言わないでおいた方が
いいよね、、、

＊。・　次の日　・。＊

まな「おはよう！」

えりな「おはよう！」

まな「あのさ、
もうちょっとで
バレンタインじゃん！
だから私、レオン君に
チョコ渡して告ろうと
思ってるんだよね！
だから、ちょっと
協力してくれない？」

えりな「あっうん。
でも手伝うって何を？」

まな「私、チョコとか
作ったことないからさ、
作り方とか
教えて欲しいんだけど。
だってえりな
よくスイーツとか
作ってるじゃん！」

えりな「あっいいよ！」

・．・．・＊・．・．・

そして
バレンタインの前日。

えりなは、
まなの家に行って
チョコを作ることになった。

ピーンポーン。

まな「あっ、えりな！」

えりな「材料とか
買ってきたから！」

私は作ってるとき、
笑顔でいたけど、
もやもやしてて、
全然楽しくなかった。

＊。・　バレンタイン当日　・。＊

えりな「頑張ってね！」

まな「えりな、
ありがとう！」

そして放課後に
まなはレオン君を
呼び出した。

まな「レオン君！」

レオン「あっ安村さん。
話って？」

まな「あの、私、
レオン君のことが
好きです。
付き合ってください」

と言って
チョコを渡した。

レオン「ごめん、僕、
他に好きな人がいるんだ。
だからこれは受け取れない。
ごめん」

まな「あっ、分かりました。
ごめんなさい。急に」

・まなとえりなのLINE・

まな《ふられた。
他に好きな人がいるんだって。
ごめんね。
せっかくチョコ一緒に
作ってもらったのに》

えりな《そっか》

まな《他に好きな人がいるって
言ってたけど
誰なんだろうね》

えりな《誰だろうね》

・．・．・＊・．・．・

そしてホワイトデーが
やってきた。

クラスの女子は
みんなそわそわしてる。

放課後に、話があると
レオン君に呼び出された。

えりな「あの、話って？」

レオン「あの、僕、
町田さんのこと好きです。
付き合ってください」

言われた時、
まなの顔が浮かんだ。

えりな「今すぐ
返事はできない。
ごめんね」

レオン「わかった。
じゃあ今度聞かせて」

・まなとのLINE・

えりな《昨日の放課後
レオン君に告白された》

まな《えっそうなんだ。
それでそれで？》

えりな《えっ、でも、
まなは嫌じゃないの？》

まな《えりなは
レオン君のこと
好きなんでしょ》

えりな《うん》

まな《じゃあ
嫌じゃないよ！
しかもえりなだから。
親友でしょ。２人は。
だから、今すぐ
返事してきな！》

えりな《まな、
ありがとう。
まなは優しいね》

こうして、
返事をするため、
レオン君を呼び出した。

えりな「レオン君。
返事なんだけど」

レオン「うん」

えりな「私もレオン君のこと
ずっと好きでした。
だから、
よろしくお願いします！」

レオン「よかった～！」

こうして私たちは
付き合うことになったけど
まなとは永遠の親友です！

＊ｅｎｄ＊