ネコ

CAST若林 真帆若林 真帆

作者:雪類

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.01.19

私、マホ!
猫が大好きな
高校1年生!!





マホ「うわっ、
可愛い!
ねぇマナ見て!」





隣にいるのはマナ。
私の中学生時代の友達!





私は手元のスマホを
マナに差し出す。





マナは
気が乗らないって顔で
スマホを覗き込んだ。





マナ「何? また猫?」





マホ「うんっ。
この猫かわいいっ!
多分ペルシャ猫かな。
気品ある感じ!」





マナ「ペルシャ猫?
分かんないけど、
色がキレイだね」





マホ「そうなんだよー!
めっちゃ美人顔!」





私は興奮して
スマホを抱きしめる。





最近のマイブームは
毎日スマホで
猫の写真を見て
癒されること。





マナ「そんなに猫好きなら
お母さんも
許してくれれば
良いのにねぇ」





マホ「そうなんだよ!
はぁぁ。
お母さんをどうやって
説得すれば・・・!」





うちの家は
お母さんが
猫嫌いなため、
飼うのが
禁止されてるの。





飼うなら
大人になってからだって。





うわぁん、長いよ!
待てない!





マナ「てかさ、
マホは男子には
興味ないの?
JKなんだから
恋ぐらいしたら?」





マホ「男子なんか興味なーい。
私には猫があれば
充分なの」





猫の写真を
眺めてるよ
うっとり///





そんな、私に
マナはため息をついて
スマホを取り出した。





マナ「マホ、
この人知ってる?
マホの高校の男子だよ」





マナが見せてくれたのは、
インスタに載っけてる、
眼鏡の知的そうな男子。





マホ「え?
・・・あー
見たことある
顔かも?」





マナ「カナミが
写真送ってくれたんだ。
イケメン! って」





カナミは、中高1緒の、
私の親友。





マナとも仲良しで、
中学は常に3人で
一緒にいたんだ。





マホ「カナミが?
っていうかイケメン?」





この男子、
どこにでもいそうな顔
してるけど?





あー、カナミ、
眼鏡男子好きだから。





マナ「もー、マホは
男子見る目がないなぁ。
私もカッコいいと思う、
この子」





マホ「へぇぇ。
・・・あっ、この人
うちのクラスの男子だ!
しかも隣の人!」





マナ「えっ、隣!?
今気づいたの?」





マホ「うん。
丸田レオンっていう男子。
帰宅部? の、
いつも本読んでる男子」





隣は隣だけど、
いつも、無口だし
話したことなんてない。





存在感の薄い男子だ。





マナ「えー、
ミステリアス!
じゃあ、明日
話しかけてみなよ」





マホ「えっ、なんで?」





マナ「イケメンが
隣にいるんだよ?
もったいないって!」





マホ「えー?
面倒だなぁ」





って言いながらも、
マナの熱烈な押しによって、
明日話しかけることにした。













・.・.・・.・.・





次の日。





マホ「お、おはよう」





私は隣で本をよんでる
丸田くんに
恐る恐る声をかけてみた。





レオン「・・・」





え、反応なし?
私は拍子抜けする。





マホ「お、おはよう!」





ちょっと声を
大きくしてみると、
丸田くんは本から
目をあげて私をみた。





何かを探るような目。





レオン「・・・おはよう」





ボソッと一言、
また、本に目を戻した。





な、なんだこの人!
無愛想すぎる!





マホ「カナミ、
あんな人が良いと
思ったの?」





休み時間、
隣のクラスのカナミに
さっきの話をしてみた。





そしたらカナミは
目を輝かせてる!?





カナミ「えっ、
そういう人って、
絶対ロマンチストだよ!
マホ、隣なんて良いなぁ。
っていうか、マホ
男子に話しかけるなんて
珍しー」





マホ「あー、それはね、」





私は昨日のマナとの
話を伝えた。





カナミ「そういうことか。
猫にしか目がないマホが
男子には話にかけるなんて、
何事かと思ったよ。
・・・あ、猫といえばね、
丸田くんも
猫好きらしいよ」





マホ「・・・猫!?」





私は猫というワードに
すぐさま反応!





カナミ「家でも
猫飼ってるらしくて、
可愛いんだって」





マホ「家で猫を!?
なんで教えて
くれなかったの!」





私はくるっと
向きを変えて、
教室に戻る!





カナミ「マ、マホ!?」





マホ「また後で!」





私は超特急で
教室に戻って
本を読んでる
丸田くんに突撃!





マホ「ねぇっ、丸田くん!
猫飼ってるの!?」





丸田くんは
突然現れた私に
本を読む手を止めて、
目を白黒させる。





レオン「え、あ、
う、うんっ」





そして、
しどろもどろな返事。





マホ「良いなぁっ、
何の猫!?」





テンションの差が
すごいけど
丸田くんは
ちゃんと答えてくれた。





レオン「マ、マンチカン」





マホ「マンチカン!?
良いな!
絶対かわいい!」





1人で大興奮する私に、
丸田くんは小さな声で、





レオン「・・・若林さんも
猫好きなの?」





と聞いてきた。





マホ「うん!
大好きだよ!」





これは思わぬところに
猫仲間がいた!?





レオン「若林さんも
猫飼ってるの?」





マホ「ううん。
うちはお母さんが
猫飼っちゃダメって言うから
飼えないんだ」





レオン「・・・・・・じゃあ、
今度ウチくる?」





マホ「えっ?」





まさかの言葉に
私は止まった。
それって・・・





レオン「猫見に来ていいよ」





マホ「えっ、本当っ!?」





ブワッと、
体が熱くなった。





レオン「うん。
お母さんに
聞いてみる」





丸田くんは
優しく笑う。





マホ「やった!
ありがとう!」





私は全開の笑顔で
笑った。





この人、めっちゃ
いい人じゃん!





そんなこんなで、
私はその週の土曜日に
丸太家へ
お邪魔することになった。













・.・.・・.・.・





マホ「お、お邪魔しますっ」





私は男子の家に
上がるなんて
初めてで、
緊張しながら入った。





レオン「どうぞ、入って」





丸田くんは
長シャツにズボンという、
ラフを極めた格好。





急に家に上がらせて
もらうなんて
いくらなんでも、
ずうずうしいかな!?





でも、玄関に
足を踏み入れた途端
私は叫んだ。





マホ「うわっ、
猫がいっぱい!」





たくさんの猫が!





マンチカンの他にも
ペルシャ猫や、
他の猫がたくさん!





マホ「わあっ、良いな!
すごい!」





私は興奮しきって
猫と戯れる。





レオン「おれ、若林さんが
猫好きだなんて
知らなかったよ」





マホ「私もだよ。
もっと早く
知ってればよかった」





私は笑いながら
猫と遊ぶ。





その姿を丸田君は
静かに眺めてた。





次の日、私は
丸田くんに
お礼のお菓子を渡した。





マホ「昨日はありがとう!
めっちゃ最高だった!」





レオン「それならよかった。
お母さんも喜んでたよ」





マホ「・・・あのさ、」





レオン「ん?」





マホ「・・・また、
遊びに行っても良い?」





私は下向きながら言う。





でも丸田君は、
私を見て
にこっと笑った。





レオン「もちろんだよ」





それから私と丸田君は
さらに仲良くなって、
今では毎日隣で
猫の話をしています!







*end*

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