私と彼のサッカー部。

CAST若林真帆

作者：ニコニコラ！

2017.09.20

私、マホ！
中学３年！
サッカー部のマネージャー！
（あんま頼りにされてないけど）

もうすぐ大事な試合で
負けたら引退なんだ・・・
（私も３年だし引退になる！）

何がなんでも
勝ってほしいな。

？「おい！　マホ！」

マ「いったいな～！
シュンヤ！」

シュ「で、それがどーした」

マ「あーもうイタスギィ。
今度アイスおごりな！」

シュ「棒読みや・・・・・・
はいはい
約束しまーす」

またこの口癖・・・

あ、こいつはシュンヤ！
サッカー部で同い年！

生意気すぎて
誰もがあきれる・・・
はずなんだけど
何故かモテる。
（何で私がモテないのよ！）

シュ「んじゃ、俺行くわ。
頑張れよ！」

でもこういうのは
ドキドキする・・・

・。・。・。・。・。・。・。・。

顧問「来月は夏季大会だ。
１回戦は新潮中学だ」

嘘・・・でしょ。

みんながその場で
固まった。

新潮中学は
このニコラ地域で
トップの実力だ。

私達ニコラ中学は
この新潮中学に
何回も負けた。

シュ「楽しみですね。
なぁ、みんな！」

シュンヤ・・・・・・

顧問「そうだな。
シュンヤの言う通りだ。
別の対戦相手でも
最後は絶対新潮中学にあたる。
それなら最初にみんなで倒そう！」

顧問の先生の言葉に
みんなが頷いた。

シュンヤ・・・・・・
ありがとう。

・。・。・。・。・。・。・。・。

シュ「あー今日
アイスおごり日だ・・・・・・」

マ「わーい！
ほら、早く買って～！」

シュ「しゃーねぇなー」

マ「ん～！
おいひぃ～！」

シュ「マホ」

マ「んー？」

シュ「絶対勝とうな！」

ドキッ。

・・・？

マ「うん・・・」

ドキドキが
おさまらない・・・

何でだろう・・・

あれから、サッカー部は
新潮中学を倒すために
いろんな練習メニューをやった。
辛そうだっけど、
みんな頑張ってた。

絶対勝ってほしい・・・

＊。・　１ヶ月後　・。＊

顧問「明日はついに夏季大会だ。
みんなここまでよく頑張った。
後は好きなようにやればいい。
自分達がやってきたことを
全力で出しきりなさい」

明日・・・・・・
もし負けたら
「サッカー部」としての
シュンヤの姿がもうみられない。

ううん。
大丈夫。

ここまできたんだから。

マ「シュンヤ！
明日頑張ってね！
応援してる！」

シュ「おう！
俺絶対勝つからな！
約束するよ！」

またこの口癖・・・（笑）

もしかしたら私、
シュンヤが好きなのかな・・・？

＊。・　シュンヤ　・。＊

マホが応援してくれてる。

明日必ず勝つ。

そしたら・・・
アイツに告白する。

＊。・　翌日　・。＊

ついに夏季大会がきた。

みんなの顔が暗い・・・
シュンヤも。

私がマネージャーなんだから。

マ「みんな！
暗い顔しないで！
そんなに暗いと
お化けがくるぞ～！
・・・いつも通りにしよ！」

シュ「だな！」

・。・。・。・。・。・。・。・。

ピー。
試合開始のホイッスルがなった。

私は精一杯応援した。

ピー！　ピー！

試合が終わった。

みんな泣いていた。
もちろん、私も。

試合は負けた。

でも悔いはない。

マ「シュンヤ！
お疲れ様！
いいプレーだったよ」

シュ「うん・・・
今までありがとな」

シュンヤ・・・・・・

マ「シュンヤ・・・
も、もしね、
私がシュンヤのこと
好きだったらどうする・・・？」

シュ「俺もって言うと思う」

いつの間にか・・・だね。

君を好きになった。

マ「シュンヤ。
私、シュンヤが好きです」

シュ「俺も（笑）」

マ「ふふっ！
じゃあ約束してくれる？」

シュ「何を？」

マ「ずっと一緒にいてくれる？」

シュ「約束するよ」

＊ＥＮＤ＊