夢×青春

CAST若林 真帆若林 真帆

作者:みさっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2018.10.29

「ねえマホ、
この子の誕生日
知ってる?」





マホ「え?
知ってるわけないよー。
話したこともないのに」





「だってよ~。ドンマイ!」





あ、少し
言い過ぎたかな?





バスの中で反対を向いて
周りにからかわれている男の人は、
うつむいて表情がうかがえない。





だけど、ちょっと
がっかりしているように見えた。





後で話しかけてみよう。





マホ「あ、あの・・・」





???「うん?」





マホ「えと・・・
さっきはなんだか
ごめんなさい」





???「ん?
ああ、あれね。
あれ、周りのやつらが
遊んでるだけだからいーの。
気にしないで」





マホ「そっか。
あ、私、若林真帆。
あなたは・・・」





???「俺は佳山悠我。
よろしくねー」





それから、私とユウガは
ランチの時間まで
ずっと話していて仲良くなった。





そして、連絡先を
交換することになった。





私がケータイを
教室に置いてきたこともあって、
ラインのIDを紙に書いて
交換することになった。





マホ「わ!
ちょっとユウガ、
なにするの!?」





ユウガ「マホ似合ってる~!
俺のIDを首に下げてる!」





マホ「なんでユウガのIDを
ネームタグに入れてるの・・・
ほんっとバカ!
ユウガ、私のIDも首に下げてよね!
ひとりじゃ恥ずかしいから」





ユウガ「いーよ。
マホと一緒ならね」





え、なんか照れるな。。













—–△▲▽▼—–





マホ「ふぁ~、よく寝たー」





スズナ「ほんっとよく寝てたねー。
なんか寝言言ってたけど
夢見てた?」





マホ「うん!
いい夢見た!
私、青春してた~」





スズナ「へぇーどんな夢?」





マホ「えっとね、
・・・やっぱり言わない!
吉夢は話さないほうがいいって
言うからね!」





みなさん、
おはようございます!





私、中学2年生の
若林真帆です。





さっき、すごくいい夢
見ました!





「マホ~
さっさとご飯食べなさい」





マホ「うんー」





さっきの夢・・・
あの佳山悠我が
出てきたよね?





みなさん、
知ってますか?





デビューしてたった3ヵ月で
一気に人気グループなった
「スターツ」のメンバーの
ひとりなんです。





私はあんまり興味なかった・・・
けど、さっきの夢を見て、
妙に気になるというか。。





ていうか私、
ユウガ、って
呼んでたよね?





ひゃあー!!!





涼凪姉ちゃんに
少し協力してもらおうかな。





実は涼凪姉ちゃんは
スターツのマネージャーなんです。





マホ「涼凪姉ちゃん~!」





スズナ「ん?」





マホ「あのさ、
今度のスターツのコンサート、
行けないかな、私?」





スズナ「マホ、
今までスターツに
全然興味なかったよね。
なんで急に?」





うっ、それは・・・





さすが、
涼凪姉ちゃん。
鋭いな~。





マホ「いや、
何にもないよー。
ちょっと外、
歩いてくる」





こ、これは。。





何気なく来た公園に、
すごーく怪しい人がいます。





子供用に作られた滑り台に
無理やり体を押し込んで、
なんとか滑ってる男の人。





いやいや、
怪しすぎでしょ。





帰ろー。







・・・私を見る、遊べない
子供たちからの視線がすごい。





周りを見ると、
あの変な人のせいで
遊べない子供がいるだけで、
大人がいない。





はぁー。
私が行きますか。





マホ「あ、あの・・・」





???「え、はい?」





マホ「あのですね・・・」





え、なんて
言ったらいいの?





そこ、邪魔です。
なんで遊んでるんですか。





いやいや、
いくらなんでも
失礼だよね?





・・・あーもう!





マホ「ちょ、ちょっと
来てください!」





???「え、あの・・・」





あー私、
なにやってるんだろう!





こんな見知らぬ男の人
連れ出して危ないよね?





あんまり行かないカフェに
男の人を押し込んで、
なんとか席を確保する。





マホ「あの、
ほんとにすみません!
勝手に連れ出したりして」





???「あ、ああ。うん」





マホ「だ、だけどですね!
それにはわけがあって!
あなたのせいで・・・
いや、そんなわけじゃないですけど・・・
とにかく!
肝心の子供たちが
遊べてなかったんです」





???「あー、
そーゆーことね。
うん。ごめんね?」





マホ「いや、
私に謝られても」





???「そだよね」





マホ「あの、帽子、
取らないんですか?」





???「あ~これは防止のため」





マホ「あはははっ!
帽子で防止ですかー!!!
おもしろい!」





???「君もかなりおもしろいよ。
・・・うん、気に入った。
ついてきて」





マホ「え、どこに?」





って、わー!!!





私、どこに
連れていかれるの!?





わーん、
関わらなきゃよかった・・・













* ――― * ――― *





連れてこられたのは、
遊園地。





だけど、誰もお客さんがいなくて、
かわりにたくさんの大人が
忙しそうになにかの準備をしてる。





「あー! 佳山さん、
探しましたよ!
どこ行ってたんですか?」





???「ん、ちょっとね。
でさ、モデル探してたよね?
代わりの子、
見つけてきたから」





そう言って、
私の背中を押した。





「ふーん、この子ね。
いいじゃん、
予定のモデルより可愛い!
もしかして事務所
入ってたりする?」





え、私に聞いてるんだよね?





マホ「いいえ。
ごくふつーの
一般庶民です!」





「ははっ。そーか。
名前は?」





???「そーだ。
名前聞いてなかったね」





マホ「若林真帆です」





???「マホちゃんね~。
俺、佳山悠我。
聞いたことある?」





ええーーーー!!!
か、佳山悠我ーーー!?





まさか、ほんとに
正夢になるなんて。





ユウガ「おーい。
マホちゃーん?」





わ、めっちゃ顔近い!





マホ「だ、大丈夫です!」





ユウガ「そっか。
じゃ、行こ」





え、次はどこ行くの~~!?





カシャ!!!
カシャ!!!





「うん、いいねー。
ふたり息ぴったり。
じゃ、次はもうちょっと
近づいてみようか」





結論から言うと、
佳山悠我とのデート撮影予定の
モデルさんが
急に来られなくなっちゃって、
私がその代役として
連れてこられたってわけ。





だ・け・ど!!!





すごく緊張してる!!!





今まで芸能人に
会ったことなんてないし、





モデルとかも
したことないし、





あの夢に出てきた佳山悠我と
撮影してるんだもん!





「次、手、繋いでみようか」





な、なんですと~~!!!





カメラマンさんのバカ!





こんな素人に
無理させないでよー!!!





ユウガ「?」





わーやっぱり
慣れてるんだよね。。





マホ「・・・はい」





また、カメラマンさんの声が
とんできたけど、
全然耳にはいってこなかった。





ユウガ「マホちゃん、
ごめんね?
無理言って」





マホ「いえ、大丈夫です。
緊張しましたけど、
なんか、楽しかったです」





ユウガ「そっか、よかった」





マホ「次の撮影、
行かなくていいんですか?」





ユウガ「40分あくから、
マホちゃんと
話したいなーて思って」





そんな、さらっと
恥ずかしいこと
言わないでください。





こっちはそれだけで
ドキドキするんですから。





ユウガさんとふたりで
過ごすのは気まずいかなとか
思ったけど、
全然そんなことはなかった。





ずーっとユウガさんが話して、
ときどき私に話をふってくれる。





話し上手なところも
スターツの人気の1つかな、
とか思ってしまった。





マホ「あははは!
それでどうなったんですか?」





ユウガ「そう、それで俺が・・・」





「佳山さんー。
そろそろスタンバイ
お願いしまーす」





ユウガ「はーい、
すぐ行きます!」





あ、行っちゃうんだ。





行かないでほしいな。





ユウガ「じゃ、またね、
マホちゃん」





遠ざかっていく背中を見て
ため息をついたとき。





ユウガ「あ、忘れ物してた」





走ってこっちに戻ってきて、
私に白い紙を渡した。





マホ「?」





ユウガ「いつでも連絡して」





マホ「はい・・・!」





ユウガ「じゃ」





やったーー!!!
嬉しい!





私、恋、してるんだ。













* ――― * ――― *





マホ「もしもし?
今どこですか?」





ユウガ「マホちゃんの
すぐ後ろです」





マホ「ええ!?」





ユウガ「ひさしぶりー!!!
マホちゃん」





マホ「お久しぶりです!
お仕事、
忙しいんですか?」





ユウガ「んー、
そこそこやってるよ。
今日は仕事の話はなし!
映画行こっか」







私は中学2年生、
若林真帆。





彼は芸能人、
佳山悠我。





お忍びデートで
青春してます!





吉夢は話さないほうが
いいのかも?







*end*

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