あなたの香り

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:まめもも

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.12.28

まのか「この香水いいな」





私は広瀬まのか。
近くの雑貨屋さんで
親友の花音のために
プレゼントを探していた。





だけど目に留まったのは、
ふんわり甘いのする香水。





私の学校は香水は
つけていっちゃダメだから、
いい匂いのする香水に
憧れてたんだ。





まのか「でも、お金が
足りないなぁ」





花音の誕プレを
探しに来てたから、
お金はあまり持っていない。





名残惜しくも
香水とは別れて、
他のプレゼントを買って
その日は店を出た。













*。*。*。*。*。*。*。*。





次の日、学校で花音に
誕プレを渡しに行った。





花音「わあっ、
まのかありがとう!」





まのか「喜んでくれて
良かった」





そのまま2人で
話してると、
横をかいだことのある
匂いがした。





あれ、この匂い・・・
昨日の欲しかった
香水の匂いだ!





誰が!?





後ろを振り向くと、
それは学年1のイケメン、
唯和くんだった。





花音「まのか?
どうしたの?」





花音が不思議そうに
首をかしげる。





まのか「あ、ううんっ。
なんでもない。
香水の匂いする人って
良いよなって思って」





花音「あ、また言ってるそれ。
まのか本当に
香水好きだよねー。
でも香水って良いよね!
私も好きだなぁ」





まのか「うんうん!
憧れるよね」





それにしても、
なんで唯和くんが
あの香水を?





すごい女の子っぽい
香水だったけど・・・





しかも花音は
気づいてないみたい。





でも、違う香水
かもしれないね。





同じ匂いだったとは
かぎらないし!





でも気になった私は、
放課後に香水を売ってる
雑貨屋さんに行ってみた。





そしたら、
昨日の香水は
売り切れていた。





まのか「やっぱり、
昨日の香水・・・」





唯和「広瀬?」





突然、
後ろに響いた声!





振り向くと、そこには
唯和くんの姿が!





まのか「な、なんでここに?」





唯和「なんでって・・・
買い物し来た」





不思議そうな
唯和くん。





あ、買い物か。





唯和くんからは、
やっぱり例の香水の匂い。





私はどうしても
気になって
聞いてみた。





まのか「あ、あのさ。
昨日、ここにあった
香水買った?」





唯和「えっ、よく分かったね。
買ったけど・・・なんで?」





まのか「いや、何か男子でも
香水つけるんだなって思って。
でも、うちの学校は
香水禁止だよ。
先生に怒られるから
やめた方が良いと思う」





何か説教じみたこと
言ってるな私。





ちょっと
後悔しかけてると、
唯和くんは
ニヤリと笑った。





唯和「あ、羨ましいと
思ってるでしょ。
おれが香水つけてること」





まのか「えっ、
別に羨ましくないしっ」





唯和「いーや、
絶対気にしてる。
だったら、わざわざ
おれが香水買ったことに
口出ししないでしょ」





正論を言われて
私は押し黙った。





唯和「広瀬も香水
買えば良いじゃん」





まのか「でも、学校じゃ
つけられないし」





唯和「じゃあ、
おれと遊ぶときに
つけてきてよ」





私はえ? と
かたまった。





おれと遊ぶ時・・・って
どういうこと?





唯和「じゃあ、
明日は土曜日だから
どっか出掛けることにしようぜ。
そうだな、
遠くの公園でも行くか。
香水つけて
1時に駅に集合な」





まのか「えっ? えっ!?」





明日、唯和くんと
出掛ける!?





――なんで?
どういこと!?――――





唯和「じゃあ、明日な」





唯和くんはそのまま
お店を出てってしまった。





まのか「ちょ、ちょっと
待ってよ!」





私が呼びかけるも、
振り返らない。





私はぼーっと
突っ立ったまま
売り切れてる香水を
見つめていた。





その日の夜、香音に
電話で相談してみた。





花音『えっ、それは
行った方が良いよ!』





まのか「そう?
でも唯和くんと
つりあわないよ・・・
相手は学年1の
イケメンだし・・・
普通の私なんかが」





花音『まのか、
前に香水の匂いする人
いいって言ってたじゃん。
これは恋だよ!』





まのか「こ、恋? まさか」





花音『とにかく、
明日は行くべき!
まのか絶対行ってよね!』





まのか「う、うん・・・」













*。*。*。*。*。*。*。*。





次の日。





待ち合わせ時間に、
私は駅に立っていた。





昨日、1番安かった
香水を買っちゃって、
さっきのさっきまで
行くか行かないか考えてた。





だって、唯和くんは
学年1のイケメンだよ?





もし私といるところを
誰かに見られたら・・・





唯和「おー、広瀬!
いたいた!」





まのか「あっ、
唯和くん・・・」





遠くで唯和くんが
手を振っていた。





唯和くんの方へ行って、
視線をかわす。





唯和「あ、香水つけてきた。
それ・・・
ピンクフラワーの香り?」





まのか「えっ、すごいっ。
そうだけど」





なんで
分かったんだろう・・・





唯和「その匂い、
広瀬に合ってる。
優しくて甘い匂いだ」





私はドクンと
心臓がなった。





私に合ってるって・・・
心なしか顔が熱い。





そして2人で
公園で日向ぼっこ。





唯和「なあ、広瀬」





まのか「な、なに?」





唯和くんはめずらしく
視線をそらした。





唯和「・・・来週も空いてる?」





まさかの質問に、
思考がとまった。





まのか「・・・あ、空いてるけど」





そう言うと、
唯和くんは
目を丸くして
私を見てきた。





唯和「じゃあ・・・
ショッピングモールでも
行かない?」





まのか「ショッピングモール・・・?」





唯和「うん。
香水のお店あるから
行かないかなって」





唯和くんは
私を見て微笑む。





まのか「えっ、行きたい!」





思わず声が
大きくなった。





唯和「本当に
香水好きだな
広瀬って」





唯和くんが、
口を開けて笑った。





その顔に私は、
ずきゅんと胸を
撃ち抜かれてしまった。













*。*。*。*。*。*。*。*。





花音「まのか~
昨日楽しかった?」





学校で、花音が
ニコニコ笑いながら
私の席に来た。





まのか「う、うんっ。
楽しかったよ」





花音「あれ?
なんかあったの?」





まのか「・・・来週も
遊びに誘われて」





花音「えっ、
すごいじゃん!」





花音は
興奮気味に話す。





まのか「本当に
唯和くんのこと
気になるかも・・・」





昨日、頭の中が
唯和くんでいっぱいだった。





こんなに気になるのって
やっぱり恋なのかな・・・





先生「おい、唯和」





廊下で先生が
唯和くんを呼ぶ声がした。





気になって
廊下に出てみると、
唯和くんが
なぜか謝ってる。





どうしたんだろう。





と、唯和くんと
目が合った。





彼は私の方に
歩いてくる。
顔が悲しげだ。





唯和「広瀬。おれ、
香水つけてくるなって
注意されちゃった」





まのか「え・・・大丈夫?」





唯和「うん、大丈夫。
学校以外なら
大丈夫だと思うから」





まのか「そっか・・・」





唯和くんと別れたあと、
花音が心配そうに
私を見ていた。





花音「唯和くん、かなり
ショックそうだったね」





まのか「うん。
大丈夫かな?」





花音「心配だね」













*。*。*。*。*。*。*。*。





そして、約束の日。





私はこの日の為に
新しく買った香水をつけて
唯和くんと待ち合わせ。





まのか「あっ、唯和くん」





唯和「広瀬」





唯和くん、今日も
あの香水つけてる。





でもいつもより
匂いが抑えめかも。





唯和「・・・なあ、広瀬」





まのか「なに?」





唯和くんは足を止めて
私を見つめる。





な、なに?





唯和「この香水の匂いの意味、
知ってる?」





まのか「・・・?
どういうこと?」





唯和くんの
言葉の意味が分からなくて
首をかしげる。





唯和くんの、
その真剣な目。





私はぎゅっと
胸がしまった。





唯和「これ、花言葉が
『ただあなただけを』
って意味なんだ。
おれ・・・
広瀬のこと好きなんだ」





はっきり、
響いた言葉。





まのか「・・・えっ」





唯和「前に学校で、
いい匂いのする男子が
好きって言ってたの
聞いたことあって。
おれ、ずっと広瀬のこと
気になってたから
香水買ってみたんだ。
・・・広瀬、
付き合ってくれ」





まのか「・・・うんっ。私も!」





私はニコッと笑う。





嬉しい!





私はぎゅっと
唯和くんに抱きつく。





唯和くんも
私を抱きしめる。





香水のおかげで
私の恋は叶いました!







*end*

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