失恋から気づいた恋の始まり

CAST小林 花南小林 花南

作者:rina

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.04.21

あたし、小林花南は
ニコラ学園に通う3年生!





今日も朝から
あの人を追跡中!





その相手とは・・・
他校の小原唯和くん。





実はあたしは小原くんに
片想い中なのです・・・・(照)





あたしは昔から
顔に出やすい、
わかりやすい、
単純って
よく言われてきたから





周りの仲いい子達には、
あたしが小原くんのことを
好きだなんて
言ってないのにも関わらず
一発で見抜かれて・・・・・





ずっと小原くんを
登校する度に
目で追ってるあたしは、





同じクラスで仲のいい
イツメンの真奈や咲希からは
「ストーカー」
呼ばわりされちゃってます(笑)





でも、好きな人は無意識に
目で追ってしまうものだよねぇ・・・・・???





たとえ見てても
本人に気づかれなきゃ平気!





的なあたしの考え 笑











.*





「かなみ、
お前また行くのかよ?」





「なによ、空人!
口答えとかいらないから!」





「はぁ!? 俺別に
何も言ってねぇだろ・・・・」





いつものように
嫌がっているのは
幼馴染の大倉空人、





家が隣同士で
小さい頃からずっと一緒。





親同士も仲良くて
家族ぐるみの付き合い。





・・・・・そっから
発展はしないのかって??





少女漫画だったら
定番だよね。





家が隣同士の幼馴染が、
一緒にいるうちに
恋愛関係に発展していくのって。





でも、残念ながら
あたし達にはそういう展開は
絶対にない。





確実に、、





まず、なんかもう、
兄弟のような感じだし。





第一、口うるさい
空人なんかより
あたしは!





もっと落ち着いてて
守ってくれるような
王道な人がタイプなんだから!





(小原くんみたいなね・・・・・)





それに、空人も
好きな人いるとか言ってたし?





だから、どんなに
時が過ぎようと
この関係は変わらないと思う。











*.





「あ!
小原くん来た・・・・っ!」





じーっと
小原くんを見つめる。





(あぁ・・・・
やっぱりかっこいいな)





見ているだけで
ドキドキしてしまうあたしは
かなり重症だと自分で思う。





あたしは小さい頃から
好きになったら
尽くすタイプというか・・・





好きになったら
とことん好き! っていう性格!





その人以外
見えなくなっちゃうの!





・・・・・・世でいう
重いってやつかな?





でも、、





それが愛情の
表し方じゃない?











.*





そのまま小原くんを
目で追いながら
最寄りの駅に到着。





今日は、
1人なのかな??





誰か待ってるのかな??





それとも・・・・・・





何故だか
嫌な予感がして、
隣にいる空人に
聞いてみる。





「ねぇ空人!
小原くん
誰待ってると思う?」











「さぁな?
彼女じゃねーの?」





・・・・・・・・・・
余計なこと言わないでよ・・・・





絶対違う。





「彼女、?!
な、何言ってんの、
違うよ、うん、・・・」





・・・・・・・・
彼女なワケないじゃん。
そう必死で思いたい。





実際、、
失恋は慣れてる。





でも、そのぶん失恋が
すごく嫌いだし、怖い・・・





「なにお前ボーってしてんの?
ほら、誰か来たぞ?」





空人にそう言われ
見上げた先には・・・





「えっ! 凛!?」





「花南ちゃん・・・」





幼稚園、小学校、
中学校時代の大親友





高田凛がいた。





そうだ・・・・・・
いつも、、





そう・・・





あたしが好きになった人は
みんな凛を好きになっていく。





あたしなんかと
比べ物にならないくらい
凛は細くて
目がパッチリしてて
顔も小さくて





凛が通るだけで、
男の子達はみんなが
振り返るような
アイドル系の美少女。





おまけに、ちょっと天然で
抜けてて・・・・・





まるで、
小動物のような雰囲気の
誰もが守ってあげたくなるような
女の子だ。





そんな、凛だから、
どこに行っても
モテるのは当然のことで・・・・・





こんなこと
思っちゃいけないんだろうけど





あたしが好きになった人が
凛を好きになる度に





凛のことが嫌いになった。





でも、凛はすっごく優しくて
いつもいつも
あたしが失恋するたびに・・・・





「花南ちゃんのいい所
わかってる人はそばにいるよっ!
わたしだって優しい花南ちゃんに
支えらてるんだから、ね?」





って、いつも言ってくれた。





だからどうしても、
嫌いになりたくても





やっぱり大っ嫌いになんか
なれなくて・・・・・・





??





そんなことを考えてた瞬間、――――――――





ドン・・・・・・・・





「ちょ・・・・・空人??
なに・・・・・・っっ」





チュッ





「・・・たか・・・・・と?」





いきなり空人に
駅の壁に押し付けられ
キスをされた。





「花南、ごめん。
もう、俺、お前の辛い顔
見るのしんどい・・・」





いきなりのことで
頭が真っ白になっていた時に
そんな辛そうな顔で言われたら





(どうしていいか、
わからないじゃん・・・・・)





「あれ?
かなみ・・・・・ちゃん?」





「あ、、・・・」





前を見ると
通ろうとしていた凛と
小原くんが





うわぁぁぁ・・・・・・





これ、完全に
修羅場だよね??





傍から見れば
あたしと空人は
イチャついてる
カップルにしか見えない。





そして親友が
手を繋いでる先には
あたしのずっと好きな人がいる、





どうすれば・・・





「凛!
久しぶり!」





とりあえず
空人を押しのけた。





「う、、ん・・・
久しぶりだけど、
花南ちゃん!」





「は、、はい、・・・」





「こんなとこで
イチャつかない!
彼氏? 誰?」





やっぱり彼氏って
思われたみたい・・・・・





なんとか場を忍んで・・・





「久しぶりだよな、
高田さん」





空人は振り向きながら
そう言った。





その瞬間、、





「えっ、大倉く、、?
「空人?!」」





凛より小原くんが
反応した。





「なに?
2人、
付き合ってるの?」





「まぁ、、な、・・・」





空人が
曖昧に返事する。





「そっか、、
俺実は凛と付き合ってる」





「うん・・・・・
見ればわかるよ、
お似合いだね・・・・っ
凛、お幸せにね」





「うわーん
花南ちゃんんんー!!
ありがとうぅ、
てか、やっと大倉くんと
くっついたんだねっ♪、
わたし、嬉しいなぁ・・・・
2人のこと応援してたから!
幸せになりなよ!」





女のあたしでも、
凛の笑顔は可愛いと
いつも思う・・・・・





こりゃ、小原くんも
デレデレだろうな・・・





この笑顔で言われると、
何も言えないよ・・・・





2人は幸せそうに
去っていった。













*.





はぁ・・・・・
気まずいな・・・





さっきあんなことされたから
スーパー気まずい。





顔を合わせられないよ。





「えっと、・・・
帰ろっか!」





「・・・」





「あっ・・・・あたし
お腹空いた、はは
な・・・・なんか食べて帰る?」





自分でも
何が言いたいのか
わからなくなった。





「なぁ、あのさ、、?」





「あたしは大丈夫!
心配しないで!」





・・・・・・・嘘、





本当は泣きたいほど辛い、





こんなことが起こる度に
どんどん失恋が怖くなってく。





空人がしてくれたのは
ただの同情。





あたしが失恋しすぎて
幼馴染として
辛くなったんだろうな・・・・
って思う。





幼馴染にも、
迷惑ばっか掛けて





(あたしは、
何やってんだろ・・・・)





溢れそうな涙を
抑えて言う。





「いや、、さ。
あたしもう失恋慣れてるし、
うん・・・」





「なに言ってんの?」





「え?」





「俺の気持ちも
全く分かってないくせにさ、
次から次へと好きな人作っては
フラれてさ・・・
俺だって辛いって
気づけよ・・・・いい加減」





空人も辛い・・・?





同情は、
もういらないよ・・・・





泣きたくなるじゃんよ。





1番隣でいつも
見守ってくれてるから
余計に。





「花南」





囁くように
あたしの名前を呼ぶと





ギュッ





後ろから空人に
抱きしめられた。





「俺は、
恋愛対象に見えない?
俺なら花南のことだけ考える。
昔からずっと
花南だけを想って来た」





え・・・・・・・





空人が、
あたしを??





「今更・・・・
そんな嘘言わないでよ?」





嬉しいと感じてる
自分がいたのに





言葉は反対のことを
言っていた。





「嘘で、こんなん言わねぇよ・・・・
俺はずっと好きだった、本気で」





真剣な表情で言う空人が
嘘を言ってるなんて
とても思えなくて・・・・・





でも・・・・・・
そんなこと言われても・・・・・





今まで恋愛対象には
全く見てなかった訳で。





(どうすれば、いいのかな?)





でも何故かあの時の
辛そうな空人の顔が
忘れられなくて・・・・・





「あの、あたしね、
今までそういう風に
空人のこと思ったことなくて・・・・・さ
でも、あの・・・えっと、」





言葉に詰まる。





「ちょっとは俺のこと
意識してくれた?」





そう言って
顔を覗き込んできた。





(ドキン、)





「わっ・・・///」





覗き込まれただけで
赤くなってしまい
変な声が出てしまった。





あたし・・・・・
空人のこと
結構意識してるのかな??――――――――





「花南、、
ゆっくりでいいから
俺を好きになって」





返事はもちろん
ひとつしかない。





「が・・・・がんばる//」







end~・・・*゜

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