雪の初恋

CAST小原 唯和小原 唯和

作者:れったん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2017.10.25

僕はユイト
中学3年生。





僕は恋をしたことがない。





理由は別にない。





ただ、キュンや
ドキドキということを
したことがないだけ。







??「おい、もう中3だぞ。
お前、かっこいいから
誰か彼女作れよ」





こいつは友達のフウト。
彼女は全員合わせて
6人いたことがある。
とにかくチャラい。





フウト「おいお前、
カノンちゃんにも
告白されたんだって?
付き合っちゃえよ」





カノンちゃんは
学校一可愛い女の子だと
言われている。





ユイト「嫌だね。
僕は興味ないから」





フウトはずっと
付き合え付き合え
うるさかったけど、無視した。













*。・ 次の日 ・。*





家族とスキーへ行った。





迷子になった。







ユイト「ここはどこだろう?」





??「ねえねえ
ここで何してるの?」





ユイト「誰かいるのか?
道を教えてくれ」





声がしない。
幻聴だったのか?





ヒヤッと首が冷たくなった。







??「あはは
面白い反応!」





ユイト「君は誰だ?
道を教えてくれないか?」





??「うーん。
私は雪でいいよ。
君の名前は?」





ユイト「僕はユイト。
で、雪さん道を教えてくれ」





雪「いいよ。
その代わり条件があるよ。
1、私を雪と呼んで
2、私と1時間だけでいいから遊んで!」





ユイト「雪、分かった。
遊んであげよう」





雪「私、雪合戦やりたーい!
おりゃ!」





雪を投げられた。





ユイト「やったな」







そして時間が
過ぎていった。







雪「もう1時間たったね!
楽しかった。
ありがとう! さよなら」





ユイト「えっ」





後ろを向くと
母と父しかいなかった。





雪はいなかった。







ユイト「雪?
どこいったんだよ」





母「何いってんの?
雪って誰?」







雪は消えた、
いなくなった。





こんな気持ちは
初めてだ。







苦しい悲しい。











ユイト「雪? いるんだろ?
出てこいよ、ゆーきー」





僕は涙がでた。





その涙はすぐに止まった。
雪が降ってきた。





今分かった。
雪は雪は雪女だった。













* ――― * ――― *





毎年雪が降ると
雪を思い出す。





もう会えない。
けど君は毎年降ってくる。







これは僕の初恋だった。











*end*

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