夢の中で

CAST町田恵里那

作者：うなっち

2019.01.05

私は幸せな女の子

エリナ。

入学式の時、ケイ先輩に、
ひとめぼれ。

今では、

私の

彼氏なんだ――――

そ、それは良かったんだけど、
なんか家から帰ってきて
カバンの中に、

「ケイに近づくな。殺すぞ」

ていう紙が入ってたんだ。

一応親友のアンズに
言ってみたら、
「私もだよー」って
言われたんだ．．．

まあ、明日はバレンタインだから、
先輩の彼女として、
チョコづくり頑張るぞ――

タイマー（ピピピピピピピピピピ．．．）

あっ。チョコが―――――

＊。・　学校の放課後　・。＊

エリナ「せ、せんぱーい」

ごにょごにょ．．．

この声は、アンズ？　ん？

アンズ「ケイ。今日は、
バレンタインでしょ。
頑張って作ってきたよ」

ケイ「おう。ありがとな。
それと、ごめんな。
嫌がらせがなかったら
堂々とつきあえるのにな」

はあ？
どうゆーこと？

なんであんずと？

アンズ「え、エリナ？
な、なんで・・・
ここに？」

ケイ「あっ。お、お前。
おい、アンズ。
今すぐ逃げるぞ」

アンズ「ええっ！　ああ」

な、なんでアンズと
手つないで走ってんの？

先輩の彼女は、私なのに。

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

ケイ「まだついてくる・・・」

ケイ「お前、お前が
何をしたのかわかんないのか？
それと、俺、お前のことふったぞ」

わ、私がしたこと・・・

エリナ「あ・・・」

私、アンズに嫌がらせ
してたんたっけ・・・

カバンに入ってたのは・・・

私の・・・・

モノ・・・・・

アンズ「え、エリナだったの？
もう知らないから。
ケイ。いこっ」

ケイ「おう」

私、どうしちゃったんだろう・・・

あ、あれ？
い、意識が・・・

＊．．．・・・＊．．．・・・＊

エリナの母「え、え、エリナ。
先生。
エリナがめをさましました」

エリナ「ここは？」

エリナの母「あ、あんた。
小５の時からずうっと
ねてたんだから・・・
ここは病院だけど」

エリナの母「エリナ。
あと１か月したら、
がっこうだよ」

エリナ「う、うん・・・」

＊。・　学校にて　・。＊

エリナ「今日からよろしくね」

アンズ「うん。よろしくね」

エリナ＆アンズ「私たちって
どこかで会ったことあるよね？」

＊ｅｎｄ＊