君が教えてくれたこと

CAST町田 恵里那町田 恵里那

作者:ココナッツ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.07.21

私の名前は町田エリナ。
15歳。





コミュ障で友達もいないし、
きっと私のこと
いてもいなくても
変わらないって
みんな思ってるんだろうなぁ・・・





生きる意味もないし・・・・





キーンコーンカーンコーン





あ、次移動教室か・・・
急がないと・・・





「ドンッ!!!」





小林カナミ「痛っ!
ったくノロノロ
歩いてんじゃねぇよ!!」





青井乃乃「ホント!
あんたなんて、
いない方がマシだわ」





町田エリナ「ごっごっ
ごめんなさい・・・」





小林かなみ「ふん!!
マナ、行こ!」





・・・やっぱり私って
いない方がマシなんだ、、





誰もいない静かな教室で
ポロポロと涙が
込み上げてきた。





「ヒックヒック・・・
私死んだ方がマシ?
あ、もう授業始まってる・・・
でも、目、
赤くなってる・・・」





??「おい。
何やってんだよ」





エリナ「!!
おっ大倉くん!?」





大倉タカト「おい!
ちょっと来い!」





手を引っ張り、
屋上に連れて行かれた。





エリナ「ちょちょっと!!」





大倉タカト「お前さぁ、
死んだ方がマシとか
言ってんじゃねえよ」





・・・大倉くんは
私のことを
心配してくれてるのか・・・





エリナ「う、うん」





大倉タカト「お前にだって
めっちゃいいところあるんだぞ。
とりあえず俺はもう行くけど、
お前は1時間休んどけよ」





なんだかんだ言って
優しいな・・・





でも私のいいところって・・・





そのまま私は
1時間屋上に居た。





その後は何も無かった様に
授業を受けた。





キーンコーンカーン





やっと5限目が終わった・・・





今日は早く帰りたいな。





小林かなみ「エリナ、
ちょっといい?」





エリナ「え、
う、うん」





中庭まで来た時に
かなみが言った。





かなみ「お前、
目障りなんだよ!
さっさと私の前から消えて!
あんたなんか
居る意味ないんだから!」





その時気づいた。
私には生きる意味が
あることを。





そして、大倉くんのことが
好きなことを・・・





エリナ「私には居る意味、
ちゃんとあるよ!」





大倉くんと会うことが
私の居る意味だ・・・





大倉タカト「小林、
1人1人に居る意味は
ちゃんとあるよ。
それになんで、
町田のこと嫌いなの?」





おっ大倉くん・・・





かなみ「・・・もっもういい!」





かなみは逃げ足で
去っていった。





エリナ「おっ大倉くん!!
さっきは
あ、ありがとう。
あと、私のいいところって
な、に?」





タカト「俺は・・・
町田エリナが好きだァァ!」





エリナ「え・・・ホッホントに??」





タカト「俺、お前のこと
ずっと好きだった。
お前のいいところは
笑うと可愛いとこだよ」





エリナ「わっ私も・・・
大倉くんのことが好き!」





笑顔の顔に
嬉し涙が流れた。





私には生きる意味が
ちゃんとあるんだ。







*end*

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