突然始まったコイ

CAST安村真奈

作者：あかね

2019.07.02

マナ「待ってよ花南ー！」

あっ私、安村真奈！
中学２年生。

私・・・実は
最初ボッチだった。

でも花南のおかげで
１人じゃなくなった。

だけどある日・・・

マノカ「花南ちゃんすごっ！」

ハルカ「憧れるわー
いいなー花南ちゃん！」

マナ「えっ？　えっ？　何の話？」

マノカ「安村さんって
友達が花南ちゃんしかいないのに
そんなことも知らないのー!?」

ハルカ「花南ちゃん、
ＮＨＫの朝の連続テレビ小説
デビューしたんだよー!!
安村さん知らないなんてやばー」

マナ「えっ！　うそっ！
花南いつの間に！」

カナミ「まぁね笑」

私は、花南が
テレビデビューして以来、
また１人になってしまった。

花南は今、みんなに
好かれている。

だけど私は・・・

キーンコーンカーンコーン

レオン「おいっ安村っ
ちょっとこいよ・・・」

マナ「え？　怜音くん??」

レオン「お前さ、
最近小林といないよな」

マナ「あーうん・・・まぁ。
花南テレビデビューしたんだって。
だからね！
離れて行っちゃったよ（笑）」

レオン「そっ・・・か・・・あ、
あのさっ・・・今度のっ・・・
社会科見・・・」

マナ「ん??」

レオン「ごめん、やっぱいい」

怜音くん
行っちゃった。

何話したかったんだろう？

先生「大事なお知らせがあります！
今度、社会科見学に行きます！
それで今日は、
グループを決めます！
４人グループにしてください。
なるべく男女混合にするように」

ワイワイガヤガヤ

マナ「こういう時、
ボッチは嫌なんだよね・・・」

あっ一応花南に
聞いてみようかな・・・

マナ「ねぇ・・・花南・・・
そのグループ入れな・・・」

カナミ「あーごめんムリー。
こっちは、マノカとハルカと
ユウガがいるから」

マナ「あっ・・・わかった・・・」

やっぱり・・・ダメだ・・・

その時。

レオン「おいっ安村！
あの・・・
このグループ入んねーか？」

セナ「えーっ安村さん？
怜音、なんで
安村さんにしたのー？」

レオン「べっ別に・・・
いいだろっ」

マナ「組橋さん嫌がってるし
私は別の人とでいいよ」

別の人って言ったって
いないんだけど（笑）

せっかくだから・・・
入りたいけど・・・

なんで怜音は
誘ってくれたんだろ？

レオン「入れよ・・・なっ？」

マナ「ありがとう・・・」

なんか・・・
胸の奥がドキドキする。

先生「では次に、
バスの席順を決めまーす。
２：２で別れてくださーい」

レオン「じゃあ俺はー
◯◯がいいな」

怜音くん
なんて言ったんだろっ
聞こえなかったなっ。

レオン「俺は、や・・・す・・・」

セナ「星奈、
空人くんとがいいー！」

マナ「じゃあ私は、
怜音くんとね！」

レオン「よっしゃ」

ん？　怜音くん
なんか言った？
まぁいいや・・・

それにしても
なんでこんなに
ドキドキするんだろ・・・

私、怜音くんのこと
好きかも・・・

マナ「ねえ、怜音くん！
なんで私なんかのこと
誘ってくれたの？」

レオン「それはっ・・・
俺がお前のこと・・・
あー言えねー！
バスの中で・・・
教えてやるよ」

マナ「うん」

＊。・　バスの中　・。＊

マナ「レオンくん！　教えてよ」

レオン「あ？　あー・・・
それは・・・
俺がお前のこと
好きじゃないから!!」

マナ「えっ・・・？」

なんだろう。
なんでこんなに
泣きそうなんだろう・・・

レオン「好きじゃなくて・・・
大好きだからだよ・・・」

マナ「えーぇっ！」

レオン「だから
俺と付き合ってくれ!!」

怜音くん・・・
そんな大声で言ったら
みんな・・・

あーみんな見てる・・・

ユウガ「なになに告白ー?!」

クラスメート「ヒューヒュー」

マナ「怜音くん・・・」

レオン「俺と付き合える？　・・・」

マナ「うんっ！　もちろん・・・！」

この告白以来、
私はクラス中の女子から
好かれてる。

多分みんな、
彼氏募集中なのだろうか。

今私は・・・
凛と仲良くしてて・・・
怜音と・・・

付き合ってます！

＊ｅｎｄ＊