幼なじみはちがう

CAST北川花音

作者：rina

2019.03.24

ずっと一緒だと思ってた。

クールなキミは、
いつも告白を断っていた。

それってなんで??

それを・・・・・・

チャンスだと思って
いいですか？

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

こんにちは！
私の名前は北川花音！

中学２年生で、
このニコラ中学校の
生徒会長をやっている。

蓮「花音行くぞ」

この人は、佐藤蓮、

一言で言えば・・・・
クールで静か。

あんま騒がない。

そういう周りと違って
大人っぽいところが好き。

あ、私達は幼なじみで、
私は蓮のことが
ずっと好きだということ。

知っているのは、
親友のあむだけ、

蓮は、イケメンで
よく女の子に告られてる。

月に２回くらい。

・・・・・・・いつも
断ってるらしいけど。

でも、なんで断るの??　なんて
幼なじみでも聞けなかった・・・・

奈「あっ！
花音ちゃん！　蓮！」

大きい声で
走ってくる女子。

同じクラスの
野崎奈菜ちゃん。

奈菜ちゃんは可愛くて
とにかくすごくモテる。

でも、本人は鈍感すぎて
気づいていない。

花「奈菜ちゃん！
おはよ！」

蓮「また、こけるぞ・・・・」

蓮が言った２秒後に・・・・
コケた・・・ｗｗ

蓮「たくっ・・・・」

奈菜ちゃんはかなり天然で、
抜けてて、
そそっかしい所があって、
まるで小動物のような女の子。

・・・・・・・そういうところも、
男子は好きなんだろうな。

実際、蓮は、
そんな奈菜ちゃんを
妹のように可愛がる。

奈「えへへ・・・・
ありがとう！」

そこに、もうスピードで
突進してくる女子がいた。

あ「れーん!!!」

ドシんっ!!

蓮「つっ・・・・・いって～!!
なんだよ・・・あむ」

あ「あはは～」

あむ嫌われるよ・・・・

でも、２人が私は、
うらやましい・・・

私には、
個性がないから・・・

その時、

純「な～なぁ！」

はい。来ました～

空「ななちゃ～ん!!」

はい。来た。

この人たちは、
渡江純也と大倉空人。

いわゆる、奈菜ちゃんの
追っかけみたいな人たち。

奈「なに～??」

ズテッ！
ここは、逃げるところじゃ・・・

空「今日こそ、
出掛けよー！」

純「３人で」

奈「うーん・・・・
今日なにもないしなぁー・・・・・
まぁ～い・・・」

蓮「ざんねーん！
俺が先！
行くぞ奈菜」

蓮が舌をだしながら、
奈菜ちゃんを引っ張る。

ズキンッ・・・・・

奈「なに・・・これ・・・」

あ「花音・・・・・
気づいた？」

２人「あの２人って・・・・」

＊。・　帰り　・。＊

今、私はすごく
緊張している・・・・

なぜかって??

蓮に奈菜ちゃんのこと好きか
聞いてみることにしたから・・・・

花「ね、ねぇー蓮」

蓮「ん？」

花「あのさ・・・
蓮って奈菜ちゃんのこと好き？」

ドキドキ・・・・・・・・・・

蓮「え？　あー・・・・・
言ってなかったね・・・・
俺、奈菜と付き合ってるんだ」

えっ・・・・・

目の前が真っ暗になる。

蓮「俺が告ったの。
こいつのこと、
支える覚悟で・・・」

そっか・・・・

蓮は、・・・・
奈菜ちゃんが
大好きなんだ・・・・・・

花「そ、そっかあ・・・・
本当に奈菜ちゃんが
好きなんだね」

蓮「う、うるせ～///////」

奈「あ、蓮！
花音ちゃん～！」

絶妙なタイミングで
奈菜ちゃんが走ってくる。

蓮「また、こけるぞ・・・・」

まぁ～お約束の・・・・

ズテッ！

花「大丈夫？」

奈「うん！」

蓮「たくっ・・・・・」

蓮が手を出す。

奈「ありがとう！」

花「あ、私お邪魔だから、
先行くね！」

私は、走る。

涙をこらえながら。

そっかぁー・・・・
蓮は、私だけのものじゃない・・・・・

そう考えると、
青空に向かって叫んだ。

花「蓮～！
大好きだったよー!!」

＊ＥＮＤ＊