気づいてくれた幸せ

CAST北川 花音北川 花音

作者:トマト大好きあい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.06.19

6年生の夏―――――





今まで気づいていなかったけど、
友だちに言われ、
好きになってしまった相手がいる。





これは私の初恋の話。









* ――― * ――― *





かのん「ねえねえ
明日の夏祭り行く?
私、今まで行ったことなくてさ」





けいた「え、初めてなのか!
4年の時行っただろ!」





そう。私はどうしても
夏祭りに行きたくなくて
4年生のとき
行かなかったんだ。





かのん「えへへ、あの時
行ってなかったんだ」





けいた「明日、俺は
できるだけ行くわ。
後半のほう塾あるからさ」





そうこいつは
受験をするんだ。





私はしないけど。





来年には離れ離れに
なってしまうかもしれない。





そこでズキンと
心が痛くなった。





かのん「私は絶対行くよ」





そして帰りの会も終わり
帰る時間。





(明日あいつに会えるかな)













*。・ 次の日 ・。*





女子友達と一緒に
向かうことになった。





そして行動も
一緒にすることになった。





(はああ、
あいつに会うことは
今回無理かも)





開会式が終わり、
とうとう夏祭りが始まった。





そして人混みを抜けるために
みんなと外に出ようとした時、
あいつの声がした。





けいた「かのん!」





私は全然気づいていなかったけど、
あいつは気づいてくれたのだ。





そしてとても
恥ずかしくなった。





その後
けいたの方へ向かうと私は、





かのん「もう恥ずいからやめてよ」





けいた「ああゴメンゴメン。
いやホントに来ると
思ってなかったから
びっくりして」





ああ、もっと
素直になれば良かった。





本当はとても
嬉しかったよって。





これだけって思う人も
いるかもしれないけど、
私にとってこの日は
最っ高の夏祭りになりました。







*end*

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