大っ嫌いだけど大好き！

CAST北川花音

作者：黒猫

2019.10.08

こんにちは！
私は北川花音！
小６です！

同じ学年の男子は
ガキばっかり！

叫びすぎで
頭痛いわ！

星華「花音～！
おはよう！」

この子は
草野星華！

ショートカットなのに
ヤバいほど可愛い！

ヘアアレが得意で
よくやってもらうんだ！
超オシャレ！

花音「おはよう星華！
今日も可愛いね！」

これが
私の決まり文句！

そしたら
照れる星華が
可愛くて仕方ない！

れん「牛！
今日はモーって
言わないのか？」

こいつは佐藤れん。
何かと牛って
からかってくる！

なぜ牛かって？
私が、からかわれると
もー！　って
怒っちゃうから。

でも牛って
ひどくない？

花音「もー！
いい加減にしてよね！」

れん「もーって言った！
やっぱり牛だ！」

花音「うっさ～い！」

こんなことしてるけどね。
私はれんが好きなんだ。

でも・・・星華が
れんのこと好きって
聞いちゃった！
どうしよ！

だから私は
諦めようと思うんだ。

でもなかなか
諦められなくて・・・（泣）

星華「私、明日の夏祭りに
れん君誘ったんだ！
いいって言われた
２人じゃ恥ずかしいから
花音も来てくれない？
レオン君誘ってもいいよ。
レオン君のこと
好きなんでしょう？」

花音「へ！　違っ！
私の好きな人は・・・
そう。レオンだよ」

どうしよ！
嘘ついちゃった・・・
しかも星華に・・・
ていうかレオンって・・・
私の幼なじみでしょ！

星華「やっぱり！
楽しみだね！」

でも、この笑顔見てたら
ホントのこと言えないよ。

○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・☆

（°∀°）夏祭り（～～）

花音「もー。みんな遅いなぁ」

れん「やっぱり牛だ！」

花音「わっ！　れん！」

顔近っ！こんなの星華にばれたら誤解されるよ！

花音「うっさいなぁ。クセなの！」

レオン「前世が牛なんだよな」

星華「花音がかわいそうだよ」

花音「そうだ！そうだ！しかもレオンまで！」

星華「・・・早く行こ！私、ポテト食べたい！」

れん「うん・・・」

わっ！あのぬいぐるみ可愛い！

射的かぁ。私苦手なんだよなぁ。

レオン「（小声）あのぬいぐるみとったら付き合ってくれない？」

花音「へ！」

大きな声出しすぎたかな？

びっくりした星華とれんがこっちを振り向いた！

花音「わぁ～！なんでもない！」

れん「はずいからやめろよな」

花音「うぅ～。（小声）ごめん・・・私・・・」

レオンに無理って言おうとしたら・・・

レオン「れんが好きなんだろ？頑張れよ」

花音「え！　なんでわかるの！私って分かりやすいのかなぁ？（泣）」

レオン「幼なじみのカンってやつ？（笑）」

笑ってるけどホントは辛いはずだよね。私も頑張らなきゃ・・・

星華「私、告白してくるね！」

え！　今？どうしよ。私・・・

ううん。私告白するって決めたじゃんか！

花音「星華！　ごめん！私、れんが好きなの！」

星華「やっぱり！なんとなく気づいてた！」

花音「え！気づいてたの？星華も!?」

星華「も・・・ってもしかしてレオンにもばれたの？」

花音「うん。どうしよ！やっぱり私わかりやすいのかな？れんにもばれてたらどうしよう・・・」

星華「これからは正々堂々戦おう？」

花音「うん！」

星華「れん君！私・・・れん君が好き！」

れん「えっ！　ごめん。俺他に好きな人がいるんだ・・・」

星華「花音？」

れん「はい・・・そうです」

星華「頑張ってね！」

れん「あぁ！」

れんどこだ？もう！すぐいなくなるんだから！

れん「花音！」

花音「れん？」

れん「俺、お前が好きだ！お前は？」

花音「私は・・・大っ嫌い！」

れん「だよな・・・ごめん・・・」

花音「最後まで聞いて！私、れんのこと大っ嫌い！だけど、大好き！」

れん「どういうこと？」

花音「れんのしつこいとことか嫌いなこといっぱいあるけど、誰よりも人のために頑張れるとことか大好き！だから恋愛面でれんは、１００点中１００点！大好きってこと！これで分かった？」

れん「うん！　俺のこと大好きってことだろ！」

花音「うん！」

^^ｅｎｄ^_^