芸能人ではない人と恋してもいいですか？

CAST林芽亜里

作者：モモッチ

2019.11.02

私は、メアリ、
フレッシュフルーツ雑誌の
モデルと中学生探偵でーす。

ココハ「メアリ、
今度の体育祭と同じ日に
撮影があるんだって」

メアリ「ココハは、
どっちに出るの」

ココハ「それは、
やっぱり撮影かな」

メアリ「そっか。
私は、体育祭かな」

ココハ「私もね、
体育祭に出たいんだけど
親がモデルなんだから
普通の人と体育祭なんて
ありえないって」

メアリ「私は、
好きなようにしろって」

ココハ「いいな、
うちに来て
親を説得してくれない」

メアリ「いいよ」

ココハ「ありがと。
うちの親
変わってるよね」

メアリ「そうかな」

．．．．．．．．*

ココハ「ただいま」

リナ母（ココハの母）「おかえり。
あら、メアリちゃん
こんにちは」

ココハ「メアリは、
体育祭に出るんだって。
私も体育祭に出たい」

リナ母（ココハの母）「ダメ。
メアリちゃんも
撮影に行きなさい。
普通の人と
体育祭をやるなんて
やめたほうがいいわ。
先生も何を考えているのかしら」

ココハ「お母さん
言いすぎ」

メアリ「・・・」

ココハ「気にしなくていいよ。
メアリは
好きなようにしな」

リナ母（ココハの母）「メアリちゃん
ダメだからね」

メアリ「はい・・・」

ココハ「メアリごめん。
お母さん私、
体育祭に出る」

・家を出て・

メアリ「体育祭に
一緒にでよう」

ココハ「うん。メアリ
私カケルくんのこと
好きなんだ」

メアリ「でも、
ココハのお母さん
ダメって言いそう」

ココハ「そうなんだよ」

メアリ「ウフフ」

ココハ「なに？」

メアリ「いや何にも」

＊。・　体育祭当日　・。＊

ココハ「メアリ」

メアリ「ココハ！」

ココハ「逃げてきた」

メアリ「ウソ」

ココハ「え、へへへ」

カケル「メアリのことが
好きだ、
付き合って」

メアリ「え・・・」

ココハ「返事しな。
私のこと気にせずに」

メアリ「本当に私で
いいんですか？」

カケル「お前がいいんだ」

メアリ「はい。
付き合います」

リナ母（ココハの母）「何言っているの
メアリちゃん。
芸能人のかっこいい人と
付き合いなさい」

ココハ「どこから出てきたの。
ていうかお母さん
メアリの好きなように
させてあげて」

リナ母（ココハの母）「ありえないわ。
メアリちゃん考えて。
ココハとこれから一緒に
いたいなら」

ココハ「何言っているの、
お母さん。
カケルくんごめんね」

カケル「別に」

リナ母（ココハの母）「ありのままよ。
芸能人が芸能人でない人と
付き合うなんて
ありえない絶対に」

ココハ「もう、お母さん
いいかげんにして。
お母さんの考えと、
メアリと私の考えは違うわ。
メアリ、気にしないでね」

リナ母（ココハの母）「でもさ」

メアリ「ココハのお母さん」

リナ母（ココハの母）「なに」

メアリはいつもの
探偵のように
ココハの母を
説得させた。

リナ母（ココハの母）「まあそうね。
じゃあ許すわ」

ココハ、カケル「メアリすごいね」

メアリ「えへへへ」

カケル「メアリ、いいのか」

メアリ「いいよ」

リナ母（ココハの母）「カケルくん
メアリちゃん
ごめんなさい」

メアリ「別にいいですよ」

カケル「俺も」

ココハ「ほんとごめんね。
うちのお母さんたら
変なことばかり言って。
おめでとう」

メアリ「ココハは、」

ココハ「私は平気」

メアリ「ありがとう」

ココハ「う、ふふふ」

カケル「なんで笑ってるんだ」

メアリ「さあ？」

カケル「体育祭がんばろ。
やば遅れる」

ココハ「ウソ」

メアリ「急がなくちゃ。
ココハのお母さん
さようなら」

＊HAPPY END＊