リモート・クリスマス

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:まなくる

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.10.31






私は安村マナ。





今は親友のクルミと
女子会中。





クルミ「マナ、ナオヤとは
どうなったのよ」





マナ「え、なんの
進展もない・・・」





クルミ「じゃあさ、
今日のクラスでやる
リモートクリスマスパーティーで
告っちゃえば?」





マナ「えぇ?
告るなんて
そんな勇気・・・」





クルミ「わかった。
じゃあナオヤから
告白させるように
動いてみるから、
期待してて!」





マナ「クルミ・・・!
ありがとっ!」













*。・ クリスマスパーティーにて ・。*





クルミ「やっほー!
クリスマスパーティー
始めよっ!」





マナ「リモートでも
みんなの顔見れて
楽しいね!」





そんなこんなで
10分ほど経って・・・





クルミ「ねぇねぇ!
クリスマスだしさ、
クリパ終わった後の
リモートデートの
誘いとかしない?」





クルミ「・・・神・・・!」





マナ「いっ、いいね!」





クルミ「でも、女子は
やだから男子ね!」





ナオヤ「え、それは
ひどくない?笑」





クルミ「ひどくない!
じゃあナオヤから!」





ナオヤ「ええっ、俺?」





ナオヤ君お願い・・・
画面越しに祈った。





ナオヤ「じゃあクルミっ、
あとで電話する」





クルミ「ええっ、私?」





マナ「・・・?
ってことは私・・・
振られたの?」





私は電話を切った。





枕を抱いて泣いた。





ナオヤに
振られたことと





クルミに
裏切られたこと。





クルミは裏切ってなんか
いないのに





クルミに八つ当たりする
自分が憎い。





マナ「うわぁぁぁん」





泣き止んで少しして
電話がきた。





クルミだろうな。
私に悪いって思って
電話くれたのかな。





見ると
ナオヤ君からだった。





マナ「・・・何?」





ナオヤ「突然ごめん、
マナさん・・・
僕と付き合ってください!」





マナ「え?
だってナオヤ君は
クルミと・・・」





ナオヤ「あ、さっきの
クルミに電話するって話は
マナさんにどう告白すればいいか、
マナさんと仲良いクルミに
聞いてみたの。
そしたらどストレートにって
言われたから
アドバイス通り告白してみた」





マナ「そうだったんだ・・・」





ナオヤ「返事って・・・?」





マナ「はい、私こそ
付き合ってください!」





ナオヤ「よっしゃぁ!」





マナ「ふふっ!」





ナオヤ君から
まさかのリモート告白されて
私は元通りの私に。













*。・ ナオヤ君とのリモート電話終了後 ・。*





マナ「クルミ、ナオヤ君と
お付き合いすることになったよ!」





クルミ「まじ? おめでと?!」





マナ「ナオヤ君から聞いたよ」
私あの時、ナオヤ君がクルミのこと
好きなんじゃないかなって
不安になって、
電話切っちゃったんだ」





クルミ「突然切ったから
びっくりしたよ」





マナ「ごめんね、
でも勘違いで良かった。
お付き合いできたのは
クルミのおかげ。
本当にありがとう」





クルミ「そんな、私は
マナの応援したかっただけ。
頑張ったのはマナだよ」





マナ「クルミ・・・大好きっ!」





クルミ「私もだよ、マナ!」





ナオヤ君と
お付き合いできて、





クルミとの
友情も深まって、





史上最高の
クリスマスプレゼントを
もらった1日だった。





大好きだよ、
ナオヤ君も
クルミも!







*end*

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