本当の大事の意味

CAST加藤 咲希加藤 咲希

作者:果樹園

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.09.18






みんな、
こんにちは。





私は加藤さき。
ニコラ中学の2年生。





私には今悩みの種が
3つあるの。





聞いて欲しいな。





1つ目は好きな人の話。





2つ目は将来の夢の話。





3つ目は本当の自分の話。





3つ目は2つ目に
関係があるんだけど、





それはまた後々話すね。





じゃあまず、
1つ目の好きな人の話。













+.. +.. +.. +.. +





私にはね、
幼稚園からの幼なじみの
紀田ナオヤって言う
男の子がいるの。





私は幼稚園の頃から、
ナオヤが好きで、
そして仲が良くって
「ナオくん」
「さきちゃん」
なんて呼び合ってた。





そんな私たちも、
小学校に上がって
紀田、加藤って
呼び合うようになった。





そして、小学校4年生の春
体育館裏に
紀田、いや、
ナオくんを呼んだ。





そして告白をした。





返事は、OKだった。





なのに今考えると
「すっっごく嬉しい」
と言えるほどの
嬉しさはなかった・・・





そうして、何回か
デートに行った。





でも誘うのは
いつも私から・・・





だんだん
嫌になってきて・・・





ついに小4の秋、
私は紀田に
「別れよう」
と言った。





紀田はあっさり
「わかった」
と言った。





それから
しばらくして





私はやっぱり
ナオくんが、
好きだと思って





小5の春に
また告白をした。





ナオくんは、
またいいよって
言ってくれた。





でも、前と同じように
「すっっごく嬉しい」
と言えるほどの
嬉しさはなかった。





でもそんなこと
あの時はわからなかった。





今回は、前みたいな
私だけが一方的に
ならないように誘わないで、
しばらく待ってみた。





そしたら何もなし。





しばらくして
私から誘って
デートに行った。





楽しかったよ!





でもその後また
誘わないで居たら、
ずっと
誘ってくれなかった。





そして今に
至るんだけど





もう自然消滅って
ことなのかな?





うーん・・・













+.. +.. +.. +.. +





「・・・き、さぁき!」





さき「わっ! まな!」





まな「わっ、まな、
じゃないよ!
どうしたの
ぼーっとして?」





さき「ううん
大したことじゃないよ」





まな「じゃあいいけど」





みんなこの子は、
安村真奈!
私の友達。





クラスは1・2年一緒で、
ちなみに紀田は2年で
一緒になったけど
あのデート以来
ずーと話してない・・・





まな「明日英語の
小テストじゃん」





さき「うーわっ最悪」





まな「ね~。
ほんっと嫌だ(笑)」





さき「笑」





まなといると
楽しいんだ。





まな「なにしてんの?
帰ろう!」





さき「あっ、待って」













*。・ 自宅 ・。*





さき「あー学校終わった~!」





よし!
アニメ見よーっと♪





もちろん明日の勉強
終わってから!





私、結構
優等生なほうなんだ笑





さき「英語終わった~!」





アニメっ、アニメっ!





あっそうだ!
2つ目と3つ目の悩みはね、





まず、将来私、
声優になりたいんだ。





このことはまだ
本当に誰にも
言ってないの。





で、3つ目
私オタクなの。





これは、
家族しか知らない。





本当の私は、これ。
でもそれを隠してる・・・













*。・ 学校 ・。*





まな「おはよう~
さき!」





さき「おはよう!」





まな「いざ、
今日テストですよ!」





さき「いざってなによ笑」





まな「いや、そのくらい
意気込まないと。
いいよねさきは
頭いいもん」





さき「そういうのいいから笑」





まな「笑」





クラス「さようなら」





さき「まな~!
帰ろー!」





まな「あっ今日
部活ない日か」





さき「そうだよー笑」





まな「バイバイ~」





さき「うん!
また明日~!」













*。・ LINE ・。*





まな《野口って
かっこよくない?》





さき《あー!
双子の!
確かにそうかも》





まな《その従兄弟の
戸部くんもかっこいいけど、
誰派?》





さき《私は戸部くんかな》





紀田には、友達として
いて欲しいって
最近わかったんだよなぁ。





はっきりさせたほうが
いいよね。





別れてって
しっかり言わないと!





まな《私、野口ヨシトの方かなぁ》





さき《えっ何好きなの?》





まな《えっあっまぁ?》





さき《なんで
教えてくれなかったの?》





まな《タイミングなくって》





さき《まぁ応援するよ!》





まな《ありがとう!
さきは?
戸部くんどうなの?》





さき《す、好きかな?》





まな《教えられなかったの
お互い様じゃん笑!
応援するよ》





さき《ありがとう!》













*。・ 学校 ・。*





さき「野口くんに
話しかけてみなよ」





まな「う、うん!」





「野口くん
おはよう!」





ニコッ





ヨシト「(ドキッ)
お、おはよう」





まな「さき、言えたよ~!」





さき「いい感じじゃん!」





まな「次はさき!
行ってらっしゃい」





さき「うん!」





「戸部くん
おはよう!」





ニコッ





コウショウ「(ドキッ)
お、おはよう!」





まな「そちらこそ
いい感じで?」





さき「そ、そうかな」





ナオヤ「・・・」





「加藤、
ちょっと来い!」





さき「? うん」





ナオヤ「俺たち
付き合ってるんだよな。
なのに、何あいつと
仲良くしてんの?」





さき「ごめん、私
ナオヤと別れたい」





ナオヤ「そっか、
気づかなくてごめん」





さき(もう友達には・・・)





ナオヤ「これからは、
ただの友達として
よろしくな!」





さき「い、いいの?」





ナオヤ「いいのって言うか、
俺がそうしたい」





さき「うん!」





まな「さき、
どうしたの?
なんかスッキリって
顔してる」





さき「うん、ちょっと
いいことあって」





まな「そっか!」





さき「まな、野口くんに
告白しないの?」





まな「そうだね、
もうすぐ夏休みだし。
あっ、そうだ
さきも一緒に告白しない?
同じ日に!
その方が勇気出ると思うし」





さき「うん!
頑張ってみよう!」













*。・ LINE ・。*





まな《急なんだけど
明日はどうかな?》





さき《私も明日は?
って思ってた!》





まな《じゃあ、
明日の放課後
がんばろ!》





さき《おー!》













*。・ 次の日 ・。*





キーンコーンカーンコーン





まな「お互いがんばろ!」





さき「うん!」





まな「野口くん!
ずっと野口く、」





ヨシト「しっ、僕がいうね。
僕、安村さんのことが好きです。
付き合って下さい!」





まな「喜んで!」







・~・~・~・





さき「戸部くん!
私・・・
戸部くんのこと!」





コウショウ「僕が言うよ!
僕、加藤さんのこと好きです。
僕と付き合って下さい!」





さき「はいっ! 大好き!」





「あっ、でもね、
私本当はオタクで
将来声優になりたいんだ。
こんな私でもいいかな?」





コウショウ「人の夢を、
バカにしたり、
好きなことを
バカにしたりなんか
僕はしないよ?
どんなさきでも好きだよ」





さき「ありがとう!
はっ!
い、今さきって!」





コウショウ「あっご、ごめんつい」





さき「ううん、
コウショウ!」





こうして本当の私を
受け入れてくれる人に
出逢って
私は本当に幸せです!





あっちなみに、
まなにも
お互い報告しあって
2人で泣き合いました笑!





みんなも、本当の自分を
受け入れてくれる人を
見つけてね。





きっとその人が
友達でも、彼氏でも
長く付き合う大事な人に
なるから・・・







*end*

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