告白大作戦

CAST町田 恵里那町田 恵里那

作者:まい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.09.03






私、エリナ。
現役のモデルやってます。





今日は撮影で
東京に来ています。





そんな私には、
密かに思いを
寄せている人がいます。





コウショウ「おはようございます。
今日もよろしくお願いします」





エリナ「(コウショウくーーーーーーん)おはよう」





そう。
私が密かに思いを
寄せている人、
それは同じくモデルの
お仕事をしている、
コウショウ君。





マナ「エリナっ
目がハートになってる!」





この子もモデルのマナ。
私の親友です。





エリナ「そりゃーそうでしょ。
めったに会えない
好きな人だよ」





私とコウショウ君は
地元も学校も違うから、
撮影の日しか会えないの。













*。・ 撮影中 ・。*





カメラマン「じゃあ次のシーンは
ドキドキの告白シーンを撮るよー。
エリナ、コウショウ、来てー」





エリナ&コウショウ「はーい」





エリナ(やったー。
コウショウ君と!
しかも告白シーン)





コウショウ「よろしく」





エリナ「は、はい。
こちらこそ」





カメラマン「じゃっ、行くよー」





パシャパシャパシャパシャ





カメラマン「あれ? エリナ
今日調子悪い?」





エリナ「え?
いえ。
大丈夫です」





コウショウ「大丈夫か?
体調悪いんなら
無理すんなよ」





エリナ(コウショウ君)





カメラマン「気を取り直していくよー」





パシャパシャパシャ





カメラマン「おっけー」





エリナ&コウショウ「ありがとうございました」













*。・ 帰宅中 バスの中 ・。*





マナ「今日の撮影
危なかったわよ」





エリナ「アハハゴメン」





マナ「もう・・・」





エリナ「でも、好きな人がいたら
そうなっちゃうよ」





マナ「でも一応
仕事なんだから・・・」





エリナ「はーーーい」





まあマナ、怒るよね・・・
うん。





マナ「で。いつ告るの?」





エリナ「ええ!!
告んないよ」





マナ「もったいない・・・」





エリナ「だって2人とも
芸能人なんだよ?
大騒ぎだよ」





マナ「うーーーーん・・・
あ! そうだ!
コウショウを
遊びに誘おうよ!」





エリナ「え! いいの?」





マナ「うん。
場所は新大久保で
いいかな?」





エリナ「うんうん。
いいね。
ありがとう」





マナ「ぜーんぜんいいよ。
じゃあ、詳細は
またラインで送るね」





エリナ「うんOK」





マナ「またね」





エリナ「またね」





そしてこの日から、
マナによる
『エリナの告白大作戦』が
始まっていた。













*。・ ライン ・。*





マナ《楽しみだね。
来週の日曜日にしたよ》





エリナ《うんうん
ありがとう》





マナ《デートじゃん》





エリナ《で! デート!?》





マナ《そうじゃん》





エリナ《ち、違うよ》





マナ《あハハハハハ》





そして、
コーデを考えたり、
メイクを考えるうちに
デート当日になった。













*。・ デート? 当日・。*





エリナ「ああ早く
来すぎちゃった!
2人ともまだかな?」





コウショウ「よ! エリナ!」





エリナ「コ、コウショウ君!」





コウショウ「マナはまだか?」





エリナ「連絡は何も・・・」





『こうしょうの電話が鳴る』





コウショウ「あ、マナからだ・・・
はい。うんうん
あ、そう。
おっけー」





エリナ「何だった?」





コウショウ「今日、
急な用事で
来れないって・・・」





エリナ「えーーーー」





『エリナの電話が鳴る』





エリナ「ん?
はい?
・・・マナ!」





マナ「しーーーー。
今日のデート2人で楽しんで」





エリナ「え?
ちょ、
ちょっと」





ツーツーツー





まんまとはめられた。





コウショウ「何だった?」





エリナ「え? いや・・・
ごめんねってマナが」





コウショウ「そっか。
なら、
行くか」





エリナ「ううん」





私とコウショウ君との
デート? が始まった。





エリナ「あそこ、
なんか面白そうなもの
ありそうじゃない?」





コウショウ「行ってみるか」





エリナ「うん」





罠には
引っかかっちゃったけど、
2人きりもいいかも。





店員「いらしゃいませ。
あらお2人はカップル?
かわいい彼女さんね」





エリナ(おばさん!!!!)





コウショウ「はい。
そうでしょ。
かわいい彼女です」





エリナ「え? え? え?!!!」





店員「おほほ
まあごゆっくり」





エリナ「(今、かわいいって言った!?)
はあはあはあ」





(過呼吸・・・・?)





コウショウ「エリナ・・・?
大丈夫か」





エリナ「あ!
う、うん」





『エリナの電話が鳴る』





エリナ「はいもしもし?」





マナ「あ! エリナ?」





エリナ「どうした」





マナ「エリナ・・・
私、すごいこと
聞いちゃった・・・」





エリナ「何」





マナ「コウショウのこと
なんだけど・・・
あいつ、すーごい
モテてるらしいの」





エリナ「それがどうしたの?」





マナ「調子乗ってるみたいで、、、
たまたま今日、
コウショウの友達から
聞いたんだけど、
あいつ・・・
四股かけてるらしいの!」





エリナ「う? ん?
え!!! そんな」





コウショウ「ん?」





エリナ「あ、いや」





マナ「だからエリナに
教えておこうと思って・・・」





エリナ「ありがとう・・・
そんな・・・」





マナ「こうなったら
こてんぱんにして
やらない?」





エリナ「うん。
そんな悪い奴許さない!
ってあれ?
コウショウ君がいない!」





マナ「多分私たちの
話の内容が分かって
逃げたんだ!」





エリナ「許さない!!
探す!」





こうして私たちは
コウショウ君を
こてんぱんにするために、
ひろーい新大久保を探し回った。





エリナ「いた!!」





コウショウ「うあ! にげろ」





エリナ「待てーーー!!」





マナ「待てー」





エリナ「もう逃がさないわよ」





行き止まりになった
道を見ながら
私は言った。





コウショウ「何かの間違いじゃ」





エリナ「たくさんの子を
巻き添えにして許さない」





コウショウ「ご、ご、
ごめんなさーい」





エリナ「フンッ
まあ、解決ってことで・・・」





マナ「やったね」





エリナ「いいのか
分からないけど」





マナ「いいんじゃない?
エリナの恋は
終わっちゃったけど・・・」





エリナ「ああああああああー
私の恋いいいいー」





告白大作戦失敗?







*end*

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