シンデレラ・ストーリー

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:まなくるゆららん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.08.01






私は安村マナ。





女子ニコ学に通っている
中学3年生。





この学校では毎年、
隣町の男子ニコ学との
ダンスパーティーがあるの。





でも私は
行ったことがない。





私はクラスで
嫌われている。





ダンスパーティーが
行われるときはいつも、
クラスメイトの
ドレスを作らされる。





そのせいで自分用の
ドレスが縫えず、
ダンスパーティーに
行けないのだ。





今年は最後の
ダンスパーティー。





また、
行けないのかな・・・













○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*・





ダンスパーティー1カ月前。





アム「そろそろ
ダンスパーティーがあるわね」





クルミ「そうね、
今年もマナに
ドレス作り頼まないと」





あの2人が
いつも私に
ドレス作りを頼む女子。





アム「ねぇ、マナさん。
今年もドレス作り、
頼めるかしら?」





クルミ「私は黄色いレースのドレス、
アムには赤いロングドレスを
お願いね」





マナ「・・・わかりました」





アム「じゃあ、
よろしくね」





今年も断りきれなかった。













○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*・





ダンスパーティー1日前。





マナ「クルミさん、
アムさん、
できました」





クルミ「ずいぶん
遅かったじゃない」





アム「見せてみなさいよ」





マナ「これでどうですか」





クルミ「まぁまぁね」





マナ「ありがとうございます」





アム「じゃあ、
貰ってくわね」





マナ「・・・はい」





明日までに
ドレスを作るなんて・・・
できっこない。





もう、諦めよう。













○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*・





ダンスパーティー当日。





先生「じゃあダンスパーティーに
行く人は、着替えて
教室に来なさい。
行かない人は
図書室で読書を」





クラスメイト「はーい」





マナ「はぁ・・・また読書か」





その時。





?「あなた、今年も
ダンスパーティー行けないの?」





マナ「あなたは?」





メアリ「私はあなたの魔法使い、
メアリっていうの。
あなた、去年もダンスパーティー
行けなかったでしょ?
2人のドレス作りがあって」





マナ「・・・はい」





メアリ「だから私、
今年はあなたに
行ってほしいと思って。
今から魔法をかけてあげる」





マナ「魔法を・・・
そんなこと
できるんですか?」





メアリ「できるのよ。
私、魔法使いだもの」





マナ「それじゃあ・・・
お願いします」





メアリ「いくわよ、
ビビデバビデブー!」





私は、
ドレス

アクセサリー
全てを身にまとっていた。





マナ「すごい・・・
私、綺麗!」





メアリ「どう?
いいでしょう」





マナ「ありがとうございます・・・
メアリさん!」





メアリ「でも1つだけ
注意があるの。
あなたのそのドレスや靴は
12時になったら
全て元どおりになってしまう。
それだけは気をつけて」





マナ「はい、
わかりました。
では行ってきます!」

















○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*・





・パーティー会場・





マナ「会場ってこんなに
綺麗だったんだ・・・」





私は、はじめての
ダンスパーティーに緊張して
誰にも話しかけられなかった。





そんな時に





?「僕と踊ってくれませんか?」





マナ「え?」





ナオヤ「僕、紀田ナオヤ。
君は?」





マナ「私、安村マナと言います」





ナオヤ「マナさん、
踊ってください」





マナ「・・・はいっ!」





ナオヤ君と踊るのは
とても楽しかった。





けれど、12時まで
あと5分になってしまった。





マナ「私、もう行かなきゃ」





ナオヤ「え、もう?」





マナ「ナオヤ君と
踊れてよかった。
とても楽しかったです。
それじゃあ」





悲しかったけれど、
こうするしかなかった。





ナオヤ「ちょっとまって!」





マナ「・・・」





ナオヤ「僕もマナさんと踊ったの
とても楽しかった。
もっとマナさんのこと
知りたいって思った。
僕と付き合ってくれませんか?」





マナ「・・・じゃあ、
本当の私をみてくれる?」





ナオヤ「本当の・・・君を?」





ちょうど12時になった。





マナ「これが私の本当の姿。
12時になって
魔法が解けてしまったの。
本当の私は
いじめられっ子で、
こんなに綺麗じゃない。
考え直して」





ナオヤ「僕は、君の外見に
惚れたんじゃない。
君の心に惚れたんだ。
どんな姿だって君は君。
僕は君が好きだ」





マナ「ナオヤ君・・・」





ナオヤ「改めて
僕と付き合ってください」





マナ「はい!」





こうして私は
メアリさんの助けを借りて、
初めてのダンスパーティーで
彼氏ができた。





本当の私を
好きになってくれた、
君と。





ナオヤ「これからよろしくね」





マナ「私、幸せです!」





ナオヤ「幸せ?」





マナ「ダンスパーティーにこれて、
ナオヤ君と付き合えて、
まるでシンデレラのように」





ナオヤ「君は僕のプリンセスだよ」





マナ「ナオヤ君は
私の王子様です」







*end*

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