センパイ。

CAST小林 花南小林 花南

作者:とんかつのソース

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.07.03






出会いは最悪でした。





「ヤバイ!
部活遅れちゃう~!」





ガタッ!





「あっ! ちょっとあんた!
ゴミ箱ひっくり返さないでくれる!?
こっちは急いでるんだから!
ちゃんとしてよね!」





「あっ、す、すみません・・・」





なんなのコイツ!





「あ、あのぉ?」





「ん? 何よ!
ハッキリ言いなさいよ!」





「そ、その・・・
パ、パンツ・・・
見えてま・・・」





「キ、キャーーーー!!」





「あ、あわぁ~!!」





「見た!?
見たでしょー!!!」





「み、見てない見てない!
見てないです!
水玉のパンツなんて・・・」





「なっ!!
やっぱり見てんじゃん!」





「すみません!
すみません!」





なんなのよコイツ!
ずっともじもじしてるし!





「あれ?
カナミちゃん!
どしたのー?
それにナオヤくんも」





「あっ!
メアリちゃん!」





この子は
私のお兄ちゃんの彼女の
メアリちゃん!





「メアリちゃん、
こいつの知り合いなの!?」





「うん、同じクラスだよ」





同じクラス・・・





「てことは・・・」





センパイ!?!?





「ゴメンなさい!
ゴメンなさい!
先輩って知らなくて!!」





「大丈夫ですよ。
それと、ゴミ箱は
片付けておきますから。
早く部活へ行ってください」





「あっ・・・ど、どうも!」





この時気づいた。





いつかこの人を好きになる。













*。・ 1年後 ・。*





「先輩」





「あ、小林さん」





「あの、先輩は
どこの高校
行くんですか?」





「ニコラ学園です」





ニコラ学園・・・





「先輩!
また2年後!
会いましょうね!」





「小林さんも
ニコラ学園へ
行くんですか?」





「兄がそこへ行くので!」





「そうですか。
ニコラ学園で待ってます」













*。・ 2年後 ・。*





「ナオヤ先輩!
中学ではあまり話せなかったけど、
今度は絶対!
距離を縮めて見せるんだから!」





えぇ? っと・・・
私は1組か。





「あ! 小林さん、
同じクラスなんだ~
よろしくねー」





ゲッ!
深尾さん・・・!





「そういえば~
小林さんってナオヤ先輩が
好きなんだよね!
先輩のこと追いかけて
ニコ学にくるなんて
すごいね~!」





相手をすれば
からかわれるだけ。
聞き流そっ!





「でも2年も会ってないんだし、
忘れられてるんじゃないのー?」





忘れられてる・・・





でも、約束したんだから!





「そんなこと・・・
そんなことないもん!」





ナオヤ先輩、
どこにいるんだろう・・・





「あっ!
メアリちゃん!」





「あっ~!
カナミちゃん!」





「メアリ、その子誰?」





「あっ! 真帆~!
この子はカナミちゃん!
たかとの妹さんなんだ」





「そうなんだー!
よろしくね、
カナミちゃん!」





「よろしくお願いします!」





ナオヤ先輩、
どこにいるんだろう・・・













*。・ 夏休み明け ・。*





「ねぇ、ねぇあの人
カッコよくない!?」





「確かに~!!」





もしかして、
ナオヤ先輩・・・!?





ナオヤ先輩は
変わった・・・





理由は聞かなくても
分かる。





先輩も好きな人に
振り向いて欲しい。





そうですよね。





「せ、先輩は
メアリちゃんのことが
好きなんですか?」





「分かっちゃいましたか・・・?笑」





「なんとなく、
そんな気がして」





やっぱり好きな人と
両想いになるのは
難しいのかな・・・













・*・―――・*・―――・*・





「はぁ~!
部活疲れた~!
帰ろ~っと」





全然先輩と話せないまま
冬になっちゃった・・・





「あれ?
カナミちゃん!」





「あ、真帆ちゃん!」





「さっきくらい顔してたけど
何かあったの?」





「やっぱり好きな人の
好きな人になるって
難しいんですかね・・・」





「好きな人・・・?
ってことはカナミちゃん!
好きな人いるんだ~!」





「あっあわわわわ!
お、お兄ちゃんには・・・」





「大丈夫、大倉くんには
言わないよ笑」





良かった~!





「でも、このまま
何も伝えずに卒業したら
好きな人と
会えなくなっちゃうかもよ。
私の友達にね、好きだけど
ずっと伝えずにいる子がいるの。
本当は好きって気づいてるのに・・・
バカだよね」





「そ、その子も私と同じように
好きな人との関係が崩れるのが
嫌なんじゃないかな・・・」





「んふふ! そうだね・・・
だからカナミちゃんも
後悔しないようにね。
私みたいに!笑」





真帆ちゃんも
辛い恋をしてるのかな・・・
ふと、そんな気がした。





「ただいま~」





「お帰り!
遅かったじゃん!」





「お兄ちゃんだって
友達とよくラーメン食べに
行ってんじゃん!」





「まぁな!笑」





卒業・・・





今の時間が
ずっと続かないのは
分かってる。





「よし!」





思ってること
全部書こう。





ナオヤ先輩に
振り向いて欲しい!













*。・ 翌朝 ・。*





「行ってきまーす」





今日こそ・・・!
話しかけるんだ!













*。・ 放課後 ・。*





先輩、遅いな・・・





もしかして
もう帰っちゃったとか!?





あっ!





「先輩!」





「小林さん・・・?
あっ!」





先輩、泣いてる・・・?





どうして?





「小林さんは
何してたんですか?」





言わなきゃ・・・!
先輩を待ってましたって!





言わなきゃ!





「先輩は、
どうしてここに?」





「えぇ? っと、
失恋しちゃいました・・・」





失恋!
タイミング最悪だ・・・





「私は違います・・・」





「え?」





「先輩のこと好きです!」





「慰めてくれなくて
大丈夫ですよ」





「そんなつもりじゃ・・・」





そんなつもりじゃないのに!





「小林さんも、
遅くならないうちに
帰ってくださいね。
それじゃあ、さようなら」





ヒック、ヒック・・・
グスッ!





終わった・・・





せっかく書いた手紙も
渡せなかった。





帰ろ。





「お兄ちゃん・・・」





「帰るぞ! カナミ!」





「うん」













*。・ 1年後 ・。*





先輩は大学にいって
学校もバラバラ。





先輩、私は初恋の相手が
先輩で良かったです!





「さようなら、先輩!」







*end*

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