甘え坊のよしと+大人しい安村さん。
作者:のんちゃん
よう!
俺は、野口よしと。
俺には彼女がいる。
それは、まなこと
「安村真奈」。
ちょー真面目で、
ちょー優しくて、
ちょー可愛い!
少し暗めな所や、
大人しいところは
沢山ある。
いつもデート場所は
俺の行きたい場所に
ついてきてくれた。
*。・ ある日 ・。*
よしと「やっほー!
まな!」
まな「やっほー」
よしと「今度デート行かない?」
まな「やった、
行きたいなぁ」
まなはリアクションが
薄いように感じる。
でも嬉しそうに
笑ってくれる。
ほんとは
行きたくないのかなぁ。
大丈夫かなぁ。
よしと「どこ行きたい?」
まな「よしとが決めていいよ」
よしと「今度は、
まなが決めていいよ」
まな「ありがとう」
やっぱり
嫌なのかなぁ。
まな「なら、
ショッピングモール行かない?」
よしと「OK!」
まな「公園で待ち合わせだよ」
よしと「はーい!」
*。・ その日の前日 学校にて ・。*
先生「明日から、土曜日ですが
しばらく学校は休みです」
よしと「えっ!?」
まな「そうなんだ」
みんな「やったーー!!!!」
先生「静かに、
最近ウイルスが
流行っているのです。
家にいてくださいね」
みんな「そーゆーことか!」
まな「うっウイルスね」
よしと「マジかー」
*。・ 掃除の時 ・。*
よしと「まな?」
真面目なまなが
掃除をやっていなかった。
先生「安村さん、
ちょっといいかしら」
まな「はい、先生」
よしと「どうしたんだろ」
まな「若林先生、
どうしたんですか?」
先生「急にごめんね。
なんだか
元気なさそうだったから」
まな「いえ、そんな」
先生「ほらほら!
悩みごとなら
話してみなさい」
まな「ウイルスなんて嫌です」
先生「そんなことね」
まな「そんなこととは
なんですか?!
私にとって
ウイルスは敵です!」
先生「えっ!
安村さん!」
まな「あっ・・・
失礼します!」
先生「あんな安村さん初めて」
まな「もう!
よしとなら
分かってくれるはず」
よしと「まな! 先生に
呼び出されてたけど
大丈夫?」
デコピン
まな「ちょっと、
もう!
大丈夫だよー」
よしと「ほんとに?」
まな「それよりも、
ウイルスやだよね」
よしと「うん。
でも、学校休みじゃん!」
まな「えっ」
よしと「まな、
どーかした?」
まな「休みが嫌なんじゃん」
よしと「えっ?
聞こえないよ」
まな「だから!!
休みが嫌なんじゃん!」
よしと「わぁっ。
ビクッた。
どうしたの、いきなり!」
まな「明日、デートでしょ。
ねぇそうでしょ!
行くよね!」
よしと「いや、
さすがにまずいでしょ。
見つかったらやばいって」
まな「えっ、でも!」
よしと「まな。
頭でも痛いんじゃない??
変だよ?」
まな「変なのは
よしとじゃない!
私は、私はね」
よしと「まな」
まな「デートすっごく
楽しみにしてたの」
よしと「そうなの?」
まな「ずっと楽しみにしてた。
だから、やだよ」
よしと「ウイルスに
かかってもいいの?」
まな「えっ」
よしと「俺がウイルスに
かかってもいいの?」
まな「いや!
それは、いや!
でも、デート」
よしと「まな、
いい加減にしなよ(*^^*)」
ハグ
よしと「ギューっ!
大好きだよ。
まなのこと」
まな「(´ω`)」
よしと「ごめんな。
俺が甘えてばかりで」
まな「そんなことないよ」
よしと「また、
落ち着いたら
いくって約束だから」
まな「うん」
よしと「ほら、帰るよ」
よしと「待ってるよ」
まな「よしと」
先生「安村さん」
まな「若林先生。
見てたんですね」
先生「ごめんなさい。
私、安村さんの気持ち
分かっていなかった」
まな「いえ、
先生は悪くないです。
私こそごめんなさい」
先生「よしとくん
待ってるんじゃない?」
まな「はい!」
先生「気をつけてね!」
先生「ファイト!
安村・・・まなちゃん」
まな「よしと!」
よしと「おっ!
キタキタ!」
まな「大好き!!!」
先生「えっ!
安村さん、
声でかすぎ」
よしと「俺もー!!!」
よしと「これからは、
もっと甘えてこいよ!」
まな「うん!」
*end*