本当の私 ―my first love―

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:A's

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.06.02






私、安村マナ。
中学3年生。





私、実は
“ヤンキー”なんだ。





でも、それには
深い訳があって・・・





私のお母さんは元スケバン、
お父さんは元ヤンキーで・・・





私の家庭はヤンキー、
不良に育てるような
教育方法って感じ。





だから仕方なく
私はヤンキーに
なっちゃったんだよね。





でも、私の話し方とか
話で分かると思うけど、
正直ヤンキーに
興味なんかないんだよね。





お母さんとお父さんの圧で
小さい頃からヤンキーっぽい
言動とかをしてきたけど
もうそれも飽きた。





そろそろ
本当の自分に
なりたいって思ってる。





クルミ「マナー、おはー」





マナ「クルミ、おはよっ」





この子は池クルミ。
私の心友なんだ。





「本当の自分になりたい」
って思うようになったのも
クルミのおかげ。





マナ「クルミさ、
ギャルになって
よかったって思ってる?」





クルミ「うん! もちろん!
ギャル最高だよ!」





そう、クルミは
“ギャル”なの。





ついこの間までは
優等生キャラだったけど
「自分を変えたい」と言って
クルミはギャルになった。





そんなクルミに憧れて
私もああ思うようになったの。





マナ「あのさ、私見た目は
すごいヤンキーじゃん?」





クルミ「うん。
ロングヘアにロングスカート。
今時そんなヤンキー
いるんだってくらいに
ヤンキーだよ笑」





私は思い切ってクルミに
相談することにした。





マナ「私さ、
・・・ヤンキー
辞めたいんだよね」





タカト「俺も辞めたい」





マナ&クルミ「え?」





いきなりクラスの
真面目くん
大倉タカトが
話に入ってきた。





タカト「だから俺も
真面目と優等生辞めたい。
安村と一緒に自分を変えたい」





『安村と一緒に自分を変えたい』
か・・・





クルミ「いいじゃん!
ちょうどいい!
マナと大倉で頑張りなよ!」





マナ「え? ちょっと待ってよ!
大倉と? こんな奴と?
無理無理!」





あ、ヤンキーが
出ちゃったかも。





自分では全く
思ってないんだけど、
親の遺伝(?)で
口が悪くなっちゃうんだよね。





クルミ「マナ、謝りな」





マナ「ほんとにごめんね。
こんなこと
全く思ってないから。
ほんとにごめん!」





タカト「大丈夫。
全然気にしてないから」





はぁ、こんなんじゃ
絶対ヤンキー
辞められないよ。





本当の私知ってるの
クルミだけだもん。





大倉くんはなんで
知ってるのか
分からないけど。





マナ「私やっぱり無理だよ。
もう大倉くんに
申し訳ないこと
言っちゃったもん」





クルミ「マナ!
そういう所がいけないんだよ!
ヤンキーなんだから
もっとビシッと
やることはやりなよ!」





マナ「うっごめんなさい・・・」





さすがギャル。





やっぱりクルミ
かっこいい。





クルミ「まずはさ、
そのロングヘアと
ロングスカートやめてきなよ。
見た目から変わるって
手もあるしね。
明日から変えてくるんだよ?
わかった?」





マナ「は、はい」





クルミ「あと大倉。
もっと髪の毛オシャレに!
明日からもっと
かっこよくなるんだよ! ね?」





タカト「あ、はい」





クルミ「分かったね?
まずは見た目が大事なんだから。
返事は?」





マナ&タカト「は、はい!」





こうしてクルミの
レッスン(?)が始まった。













*。・ 次の日 ・。*





クルミ「マナ、大倉おはよー。
おっいいじゃんその感じ」





マナ「そ、そうかな」





タカト「そうか?」





昨日クルミが言った通りに
私は髪の毛を切り、
スカートも短くしてきた。





でもなんか恥ずかしい。かも。





大倉くんも
クルミに言われた通り、
かっこいい髪型を
してきていた。





マナ「大倉くん、
なんかいつもより
かっこいいよ」





タカト「ありがとう」





クルミ「おっマナいいじゃん!
今のめっちゃ素直だったよ。
全くヤンキーは
素直じゃないんだからー」





マナ「そうかな。
この調子で頑張るよ!」





タカト「頑張ってな」





マナ「うん!
大倉くんもね!」





クルミも大倉くんも
応援してくれて
嬉しいなぁ。





頑張れ! 私!





それにしても
さっきの大倉くんの笑顔
かっこよかった・・・





「ドンッ」





クラスメイト「安村さん、
ごめんなさい!」





そんなに
謝らなくてもいいのに・・・





あっ! これは
素直になるチャンス?





マナ「ごめんねー。
そんなに
謝らなくてもいいよ」





私はとびっきりの
笑顔をした。





ちゃんと笑顔
できているかな?





クラスメイト「・・・安村さんって
思ってたより優しいんだね。
私気づいてなかった」





嬉しい! ちょっとは

ヤンキーっていうイメージ
無くなってたらいい・・・





マナ「ミナミちゃんだよね?
マナでいいよ!」





ミナミ「うん! マナ!」





やった!
友達1人増えた。





しかもクラスの中心的存在
ミナミちゃんだ!
クルミに報告しなきゃ。





マナ「クルミー、
私素直になれたよー!」





クルミ「おっ、よかったじゃん」





私がクルミと
話していると・・・





ミナミ「マナ、ちょっといい?」





私はミナミちゃんに
呼ばれた。





そして
ミナミちゃんの方へ
走っていった。





ミナミ「みんな注目ー!
マナはめちゃくちゃいい子です!
ヤンキーなんかじゃないよ!
ね? マナ?」





え? 急に?
すごい恥ずかしい。





でもクルミも大倉くんも
応援してくれているから。





マナ「うん! 私
ヤンキーなんかじゃないんだよー笑
仲良くしてくれると嬉しいな」





みんなの視線が冷たい。





私またヤンキーが
出ちゃってた?・・・





クラスメイト「なんだ、
めっちゃいい子じゃん」





「ヤンキーはこんなこと
言わねぇよな」





「マナ! よろしく!」





もしかして・・・
みんなに本当の自分
わかってもらえた!





クルミ「マナよかったね」





タカト「よかったな!」





うわー
すんごい嬉しい。





本当の自分になるのって
意外と簡単なのかも。





私は走って、クルミと
大倉くんの方へ行った。





マナ「クルミ、大倉くん
ほんとにありがとう」





クルミ「私たちは
何もしてないよ。
頑張ったんだよ、マナが」





タカト「そうだそ。
やろうと思えば
できるんだな」





マナ「タカトも
変わったと思うよ」





タカト「そ、そうか?」





クルミ「でもまだまだだなー。
優等生感が
滲み出てるもん笑」





あれ? タカト
顔が赤くない?





てか私、タカトって
呼んじゃってた? あー。





でもこれも
素直ってことで。













*。・ 放課後 ・。*





タカト「マナ、
ちょっといい?」





マナ「うん」





ん? タカトも私のこと
呼び捨てで呼んだ?





タカト「一緒に帰ろっか」





マナ「うん」





2人で帰ることになった。





タカト「今日のマナ
すごかったな。
ほんと今まで
ヤンキーだったなんて
思えないよ笑」





マナ「まぁね笑
でもやろうと思えば
結構簡単だったよ。
あとタカトと
クルミのおかげ」





タカト「どういたしまして。
やっぱマナは
頑張ればできる人だと
思ったんだよ」





マナ「そうかなー。
・・・後さ、なんでタカト
私と一緒に変わろうと
してくれたの?」





タカト「マナ
1人じゃ寂しいだろ?」





マナ「うん。ありがと」





タカト、優しいんだね。
さすが優等生。





タカト「それと・・・
マナのことが実を言うと
気になってたんだ。
ヤンキーって言ったら
おかしいけど
かっこいいクールなマナも
好きだった。
けれど、もしマナが
本当の自分になったら
もっとかっこいいって思った」





マナ「それって
どういうこと?」





タカト「つまり・・・
マナのことが好き。
もし良かったら
俺と付き合ってください」





私と・・・
付き合ってください・・・?





マナ「本当に私でいいの?
本当の自分に
なかなかなれなかった
私だよ?」





タカト「うん。
そんなマナが好き」





マナ「私も・・・
そんな正直なタカトが
好き・・・なのかも。
私で良ければ
付き合ってください」





私も・・・
実はタカトのことが
気になってた。
だからすごい嬉しい。





タカト「はぁ良かった。
俺、自信なかったんだよ。
こんな真面目な優等生なんで
嫌だって思ってるかと
思っていたから
迷惑かと・・・」





マナ「全然!
そんなことないよ。
一緒に手伝ってくれて
嬉しかった。
だけど・・・タカト
まだ全然変わってません!
私と付き合うからには
タカトをビシビシ鍛えるからねー」





タカト「うわー、まじかー」





あんなヤンキーでも





クルミのお陰でも





タカトのお陰で





ヤンキーを辞めることも、
彼氏を作ることも
出来ました。





ありがとう。





そして・・・





次は私がクルミみたいになって
タカトを鍛える!





帰ったらクルミに
メールしよっと。





2人は手を繋いで
帰りましたとさ。







*end*

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