私の推しが君に・・・

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:A's

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.05.09






私、安村マナ。
中学2年生です。





私には推しがいるの・・・
それはBBBのにしー。





とにかくイケメンで
歌が上手くて、
ダンスが上手くて・・・
もう最高なの。





今までで1番
好きになった
芸能人なんだ。





マナ「あー、やっぱ
この曲いいよなー。
何回も聴ける!」





今は学校に行く前の
朝の時間。





毎朝にしーの曲を聴いてから
学校に行くのが
私の中での決まりなの。





本当は登校中に
聴きたいんだけど
学校にスマホを
持って行けなくて・・・





仕方なく、この時間に
聴いてるんだ。





母「マナー、
学校の支度はしたの?」





マナ「ちょっと待ってー」





ああ、もう
こんな時間か。





もう少し
聴いてたかったのにな。





マナ「行ってきまーす!」





私は家を出た。





スマホは
持っていなくても
もちろん歌う。





マナ「最後の・・・」





大好きな曲だから
つい歌っちゃうの。





歌に集中しちゃうから
友達の声が
聞こえなくなることも
あるんだけどね。





「ッナー!
マナー! マナ!」





マナ「わっ」





ミナミ「もー、全然
気づかないんだからー」





この子は
田中ミナミ。





小学校の頃からの
友達で親友。





ちなみにミナミは
残念ながら
にしーのことは
好きじゃないんだ。





マナ「ごめんねー、
歌に集中してたから」





ミナミ「もうー、
まあそんなマナも
好きだけどね!」





そんなことを言いながら
2人で学校に向かった。













*。・ 教室 ・。*





私のクラスは
2年4組。





『にし』って
読めるから
私的には嬉しい笑





「マナー、
新曲聴いたー?」





マナ「聴いた聴いた!
でもやっぱり
私はあれかな」





「あれかー、
最後の・・・」





マナ「そそ!」





この子達は池クルミ、
大倉タカト。





2人ともにしー仲間で
教室でもよく話すんだ。





クルミ「マナいっつも
それ歌ってるもんね」





タカト「安村、ほんとに
にしーのことしか
頭にねぇよな」





マナ「はいはい、
悪かったですねー」





親友のミナミと
話すのも好きだけど、
推し仲間と話すのも大好き。





気持ちを共有
出来るのがいいかな。













*。・ 次の日 ・。*





朝早くから
私のスマホが鳴った。





マナ「なんだろ・・・
ん?
『BBB活動休止のお知らせ』?」





活動・・・休止・・・?





マナ「今年、いっぱいで・・・
活動・・・休止・・・!?」





落ち着け、落ち着け私。





いやいや、
ちょ待って。





BBBのない生活なんて
考えられないんですけど・・・
BBBのにしーが好きだから。





はぁー、今日は1日
最悪になる気しかしないよ・・・





マナ「行ってきます」






私は準備をして
静かに家を出た。





マナ「はぁ、今日は
歌う気にならないや」





なんでかって
今歌ったら
泣いてしまいそうだったから。





でも・・・
そう思っていたけど・・・





いつの間にか
私は歌っていた。





マナ「夢の咲く・・・」





これはBBBの曲。





この曲は落ち込んだ時に
聴いて歌って
勇気づけてもらっていた。





でも、今日は何故か
気分があがらなかった。





「マナー! マナー!」





マナ「あっ、ミナミ」





ミナミ「今日は珍しく
気づくの早いね」





マナ「うん」





ミナミ「やっぱ、
テンション低いね。
活動休止でしょ?」





マナ「うん」





ミナミ知ってたのか。





まあ、朝から
ニュースになってたしな。





ミナミ「でもそんな
落ち込むことないんじゃない?
あと1年あるわけだし。
そもそもマナ、
BBBにハマりすぎなんだよ。
頭の中にしーのことばっかじゃん。
にしーは活動休止するか
まだ分からないんでしょ?
ならいいじゃん。
マナにはいい機会だと思うよ」





マナ「ミナミ、やめてよ」





ミナミ「マナ、BBBとにしーに
命捧げすぎなんだよ!」





マナ「ミナミは
何も分からないくせに!
推しのいないミナミに
分かるわけない!」





私は走っていった。





ミナミ「ちょ、マナ!」





ミナミの叫ぶ声が
聞こえたけど、
私は無視をした。





大体ミナミが
あんなこと言うから。





ミナミなんかに
推しのいる生活について
分かるわけないじゃん!





わかったフリして
何言ってんだろ。





クルミ「マナ・・・」





タカト「活動休止だって・・・」





学校に着いてすぐ、
クルミとタカトが
話しかけてくれた。





マナ「うん・・・」





ああ、良かった。





悲しみを一緒に
味わってくれる
推し仲間がいて。





クルミ「今年いっぱいだってね。
あと約1年だけど短いよね」





マナ「うん」





その後
沈黙が続いた。





皆ショックで
言葉が出ないんだよね。





タカト「安村、田中と
喧嘩しただろ?」





マナ「えっ、
なんでわかったの?」





なんでタカト、
何も言ってないのに
分かるんだろ。





タカト「いつもは田中と
学校来てるのに
今日は1人だし、
それに田中の顔
めっちゃくらいから」





タカト・・・
なんかかっこいいかも・・・
なんかにしーみたい。





気のせいか。





マナ「よくわかったね」





クルミ「マナ・・・
なんで喧嘩したの?」





クルミにそう聞かれたから、
私はさっきあったことを
全て話した。





クルミ「それはひどいね」





タカト「推しのこと
なんにもわかってないのに」





マナ「でしょ?」





よかった。
共感してくれて。





BBBが好きだったら
怒るの当たり前だよね。





ミナミなんかに
分かるわけないじゃん。





推しと推しの
グループのすごさなんて。













*。・ ミナミside ・。*





はぁー、私
言い過ぎちゃったかな。





でも、マナ
BBBのことばっかで
私のこと
無視することもあったし・・・





私、すごく
傷ついてたんだけどな。





「田中」





ミナミ「はっ、大倉くんか」





急にどうしたんだろう。





タカト「田中、安村と
喧嘩しただろ?」





ミナミ「えっ?
なんでわかったの・・・」





タカト「安村から聞いたよ。
安村結構怒ってたぞ?
仲直りしなくていいのか?」





ミナミ「うん・・・でも!
マナも悪いんだからね!
私傷ついてるんだから。
私からは謝りたくない!」





なんで私から
謝らなくちゃいけない?





元はと言えば
マナが悪いんだから。





タカト「そっか。
まあ待ってろ。
俺がどうにかするから。
仲直りしたいんだろ?
本当は」





そして大倉くんは
またマナ、クルミの方へ
走っていった。





大倉くんが
『俺がどうにかするから』って
言ってたけど、
どういうことだろ。





なんか、今の大倉くん、
マナが言ってた
にしーみたいかも・・・(?)













*。・ 次の日(マナside) ・。*





マナ「頭痛い・・・
熱あるかな」





ああ、今日は
学校行けないな。





まあ、昨日の活動休止と
ミナミとの喧嘩のショックが
大きすぎて
元々行く気なかったけど。





マナ「今日は1日中寝てるか・・・
ベットから出る気にも
ならないや」





私は階段を降りる元気も
なかったから、
お母さんにメールをして
今日は学校を休ませて
もらうことにした。





「ピンポン」





マナ「んー、もう5時か。
私1日中寝てたんだ」





「ピンポン」





2回もピンポン
鳴ってる。





こんな時間に誰だろ。





お母さんもいないし
私が出るしかないか。





私はゆっくり
階段を降りていった。





マナ「はい」





タカト「大倉タカトです。
マナさんいますか?」





マナ「あ、はい」





タカト?
何かあったのかな。





私は急いで着替えて
玄関の扉を開けた。





マナ「何? 急に」





タカト「安村、
今日休んだから。
はい、これプリント」





マナ「あ、ありがとう」





プリントを渡しに
来てくれただけか。





けど、家も遠いのに
なんでタカトが?





タカト「安村、活動休止と
田中と喧嘩したことが
ショックで休んだんだろ?」





マナ「えっうん。
なんでわかったの?」





タカト、昨日から
勘がよすぎる。





タカト「いや、
それしかないだろ。
お前が休む理由。
お前、にしーと田中のことが
それだけ大切なんだよな」





マナ「うん。
プリントありがと。
じゃあね」





そう言って私が
扉を閉めようとした時、





タカト「俺が安村の推しになる」





マナ「え?」





タカトが
いきなり言った。





タカト「だから、
俺がにしーになってやるよ。
安村、BBBのにしーが
好きなんだろ?
活動休止になって
悲しくなると思うから
俺がにしーになる。
・・・それに、安村に
大切にして欲しいし・・・」





マナ「え? ・・・ははははっ。
タカト何言ってんの?
おかげで風邪
治っちゃったよっ」





タカト、急に
何言ってんだろ。
面白いかも・・・





マナ「私、タカトの
そういう所
きらいじゃないよ。
にしーみたいに面白いしね」





タカト「つまり?」





マナ「だから、
私のにしーになってよ。
でも、あと1年待ってね!」





タカト「えーなんだよー。
まあいいや。
じゃあ俺からも
お願いを1つ・・・
田中と仲直りしろ」





マナ「あ、うーん」





ミナミと仲直り・・・か。





タカト「じゃないと
にしーになって
やんないぞー」





マナ「タカトなんかには
にしーになれませんー。
でも、せっかくタカトが
にしーになってくれるんだから
いいよ。
ミナミと仲直りする」





タカト「おっ! がんばれよー。
じゃあ1年後、
俺はお前の推しのにしーな!」





タカトは笑いながら
私の頭をわしゃわしゃ
撫でてくれた。





『その顔にしーみたい』
って思ったのは
私だけの秘密。













*。・ 1年後 ・。*





タカトは約束通り
にしーになり、
私はミナミと仲直りをし、
今はミナミ、タカト、クルミ、
私の4人で仲良く過ごしてるんだ。





BBBが復帰する前に
ミナミをBBBヲタ、
にしー推しになるように
3人で頑張ってるんだ!





ま、タカトは
にしーから
程遠いけどね!







*end*

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