実るはずのない、片思い。~好きだけど~

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:りなまなくるみんちょ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.24






私、安村マナ。
ニコ学に通っている
中学1年生。





私には、3年間片思いの
大好きな人がいる。





彼は紀田ナオヤ。





クラスメイトで、
クラスでも人気者。





その人気は半端じゃなくて
先輩や他クラス、
前は小学生にまで
告白されていた。





でも
彼がモテることに
私は焦ってなんかいない。





なぜなら、私はもう
諦めているからだ。





ナオヤのことは大好き。





だけど、彼に私は
釣り合わない。





そんなことは
とっくのとうに
知っている。





だから私は
彼を遠くから
見つめているだけで
充分幸せなのだ。





マナ「おはよう、マホ」





マホ「おはよう・・・眠」





彼女は若林マホ。
私の小学生時代からの親友。





私がナオヤのことを
好きなのも知っている。





マホ「なんかぼーっとしてたけど、
どうかした?」





マナ「いやぁ・・・
ナオヤが笑ってて・・・」





マホ「もうさ、そんなに
ナオヤのこと好きなら
告白しちゃえよ~。
マナは自分で自分のこと
下げる癖あるけど、
私からしたらマナは
すっごい可愛くて女子力高くて、
憧れの女の子だよ?」





マナ「マホには
そう言ってもらえるけど、
ナオヤから見たら・・・さ」





マホ「もうっ!
告ってみないと
分かんないでしょ!」





マナ「そりゃそうなんだけど・・・」





マホ「あ、マナ。
ナオヤ来たよ」





マナ「ひぇっ?」





ナオヤ「おぉ、マナ
来てたんか」





マナ「う、うん。
おはよう」





ナオヤ「おはよう」





マホ「ちょっと~、
私のこと忘れてない?」





ナオヤ「え? なんか
マホの声がしたんだけど、
どこだ?」





マホ「ここだよ?!
あんた目悪すぎ!」





2人は幼馴染で、
いつも仲良し。
そんな2人に憧れる。





マホ「あ、そうだ!
次の土日、あんた暇?」





ナオヤ「ま、まぁ暇だけど」





マホ「ならさ、一緒に
ショッピングモール
行こうよ!」





ナオヤ「べつにいいけど」





マホ「もちろん、マナもね!」





マナ「え、えぇ?」





マホ「空いてる・・・よね?」





マナ「はいっ、空いてます!」





マホ「じゃあ決まり!
細かいことは
ニコラインで!」





ナオヤ「了解。
じゃ、委員会
行ってきまーす」





マナ「ちょっとマホ!
何勝手に決めてるの!!」





マホ「あんたのためだ、マナ!」





マナ「私のためなのは
わかるんだけど、
ナオヤとなんて・・・」





マホ「大丈夫。
私もいるからさ」





マナ「うん・・・」





そういう感じで
突然決まったお買い物。





楽しみだけど
不安で不安で・・・





前の日の夜は
1時まで
眠れなかった。











*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。*





マナ「えぇと、
待ち合わせの時間は10時・・・
って、もう9時?」





目覚ましかけ忘れてた・・・
でもナオヤもきてるし
遅刻しちゃダメだ。





そんなこんなで急いで
支度をして・・・





マナ「よし、出発!」





忘れ物ないよね。
服、変じゃないよね。
メイク、濃いかな。
髪、大丈夫かな。





出発後も不安だったけど、
時間がなかったから
仕方がない。





マナ「お待たせ~」





マホ「お、来た来た」





マナ「ナオヤは?」





マホ「まだだよ~」





ふぅ、良かった・・・





ナオヤ「お前らはえーな」





マホ「お前がおせぇんだよ」





マナ「おはよう」





ナオヤ「おはよう」





ナオヤの微笑んだ顔を見て、
私までふふっと微笑んだ。





マホ「じゃ、行こっか」





ナオヤ「おう」





バスに乗り
ショッピングモールについた。





マホ「ね、タピオカ飲もう!」





マナ「タピオカ、いいね」





ナオヤ「タピオカ
俺飲んだことない」





マホ「え、マジ?
お前流行りのってないな~」





ナオヤ「うっせぇな」





笑いあってる2人を見て、
胸がキューっと痛んだ。





マホ「ねぇ、マナわかってるよね。
今日、私途中で
お腹痛いって帰るから、
絶対告るんだよ」





マナ「え? そんなこと、
無理だって!」





マホ「せっかく
私が作ったチャンス、
逃すなよ!」





マナ「ちょっと・・・」





タピオカを飲んで
お買い物をして、
お昼ご飯を食べ終わった頃に
マホが





マホ「痛たたた・・・
ちょっとお腹痛いから
トイレ行ってくる~」





マナ「行ってらっしゃい・・・」





ナオヤと2人きり・・・
緊張して1つも喋れない。





マナ「・・・」





ナオヤ「・・・」





沈黙が続いて、
5分くらい経った後、
マホからニコラインが来た。





マホ《ごめん!
お腹痛いの続きそうだから、
私今日は帰る!》





マホ・・・
ありがたいような、
迷惑なような・・・





でもこのチャンスは
見逃せない。





マナ「じゃあ、行こっか」





ナオヤ「うん」





2人は話すこともなく、
モールの中を歩き続けた。







・・ 1時間が過ぎて ・・





ナオヤ「そろそろ帰らない?」





マナ「そうだね」





告白しなきゃって
頭の中はいっぱいだったけど、





断られたらどうしよう
とか





この噂が流れたら・・・
とか





頭の中に
不安がよぎった。





だから中々
告白できなかった。







・・ バスを降りて ・・





ナオヤ「じゃあ、また」





マナ「待って!」





勇気を出して、
告白することにした。





マナ「私・・・
ナオヤのことが好き」





ナオヤ「・・・」





マナ「私があなたに
釣り合わないことは
わかってる。
振られることはわかってる。
だけど、3年間のこの思い、
マホにも応援してもらってるから、
頑張っていう・・・
私、ナオヤが好きです!」





ナオヤ「・・・」





マナ「返事はいらない、
また今度」





これでいいんだ・・・





ナオヤ「ちょっと待て!」





マナ「・・・?」





ナオヤ「俺もお前のことが好きだ。
今日2人きりになった時、
緊張して話せなかった。
好きな人と2人きりなんて思うと、
目も合わせられなかった。
だけどお前もそうだったって知って、
俺、嬉しい。俺もお前が好き。
付き合ってくれますか?」





マナ「・・・はいっ!」





私たちは見つめあって
微笑んだ。





ナオヤと同じ
気持ちだったなんて、
今とっても嬉しい。





マホの言う通り、
告白した方が
良かったんだ。





マホに感謝して、
これからもナオヤと
仲良くしたいと思います!





次の目標は、
手を繋ぐことですっ!







*end*

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