新しい恋を登録しました

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:えぬ氏。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.15






「あ」





そういえば、
今日はめありの
誕生日だ。





電話しちゃおーっと。





ん?
あ、携帯番号変えたって
メールきてたっけ。





ぷるるるる
(携帯の着信音)





「・・・もしもし」





「あ、もしもーし!
めあり、
誕生日おめでとー!」





「えっ」





「んもー!
反応いまいちだなー!
てかなんか声低いね!
風邪でもひいた!?
大丈夫!?」





「えっ、いや、」





「てかさー、聞いてよ!
わたしね、今日、
学校でね!
先生に呼び出しくらって、
何かと思ったんだけどさ、
なんと!
私の数学過去最低点
更新しちゃってさー・・・
なんと4点!
やばくない!?」





「ぷっ・・・っく、
あははは!
やっぱり面白いな。
昔、俺が見てたまんまだな」





「えっ、俺?
めあり・・・
じゃないの!?
もしかして!
さ、さっきの話忘れて!」





「いや、言おうと
思ったんだけどさ、
アンタが話聞こうと
しないから。
・・・アンタ、
林さんの友達の
安村さん、だろ?」





「な、なんで
分かったの!」





「・・・声が特徴的
だったから?
あと、話し方とか。
俺さ、アンタと同じ学校の
大倉たかとって
名前なんだけど」





「ご、ごめん。
わたし知らない・・・」





「いーよ、
アンタは目立つけど、
俺は地味だし」





なんかこわいなぁ。





もしかして
ストーカーとか?





わたしって、
変な奴に
好かれやすいんだよね・・・





「あ、ごめんね?
そろそろ切るよ。
間違い電話しちゃった
だけだから」





「あ、わり。
・・・いや、俺は
楽しかったよ」





「うん、
じゃあね」





はー!
びっくりした!





明日めありに
伝えなきゃ!













・*・―――・*・―――・*・





「ねぇ、めあり、
聞いてよ!
めありに教えてもらった
新しい携帯番号、
まちがってたっ
ぽいんだけど!」





「ん? あれー?
おかしいなー?
あはは?!
ごめんね?」





こてん、と
首を傾けて言う。





「ん~~、
可愛いから許す!」





2人で、
抱きしめあう。





「ってか、めあり!
大倉たかとってやつ
知ってる?
昨日間違い電話でさ、
わたし恥ずかしいこと
言っちゃったよー!!」





「うそー! ウケるー!
大倉くんかぁ。
わたし知ってるよぉ。
彼氏の友達☆
すっごくいい人だよ~
一途で~」





「えっほんと!?」





「昨日のこと、
口止めしたいんだけどさー
会えないかな?」





「まっかせてー」





「さっすがめあり!
愛してる!」





早速、放課後、2人で
サッカーグラウンドへ向かう。





めありはすぐに
大倉くんを見つけた
みたいだった。





「あ、」





「ほら、
あの人だよー」





「へぇー、
なんか、普通だね」





あ、めありの彼氏が、
シュート、きめた。





きゃー、
かっこいいじゃん。





めありの彼氏に
見惚れていると、
大倉くんが
話しかけてきた。





「あ、もしかして
安村さん?
見に来てくれたんだ。
ありがとう」





「いや、アンタに
昨日のこと、
口止めしとこうと
思っただけだから!」





「昨日の?
あー、あれか!
まさか安村さんが
数学で4点とって
呼び出しくらったなんてなー」





「ちょっと!」





思わず大倉くんの
口を塞ぐ。





「そのこと、
広めたら
許さないからね!」





「ん-、いいけど、
ただじゃなぁ」





「なっ、
何を要求する気!?」





こいつ、
地味男のくせに
脅す気!?





「あのさ、
俺の出る試合、
見に来て欲しい」





「試合?」





「そう、
もうすぐあるんだ。
俺、絶対勝つから
みにきて欲しい」





あまりにも真剣な
表情で言われて、
胸がドキドキした。





「な、なんでわたし?
他にもいっぱい
応援してくれる人
いるでしょう?」





「・・・来てくれないなら、
バラすからいいけど」





「分かった、分かった!
行くよ!」













・*・―――・*・―――・*・





試合当日。





「まー、アイツは
活躍しないだろうけど。
練習でもあんまり
シュート入ってなかったし」





ピー





試合が始まった。





ふーん、
なんかアイツ、
練習の時より
動きいいじゃん?





あ、え、
いきなり点、
とった!?





嘘でしょ・・・
アイツ、すごく
上手いじゃん!





あ、でもマーク
きつくなった・・・





って危ない!





アイツ
怪我したんじゃ・・・
だいじょうぶなの!?





転んで、怪我して、
絶対痛いはずなのに、
こっちを見て笑う
Ⅴサインの彼。





不覚にも、
どきりとした。





試合は、大倉くんの
チームが3点入れて、
3‐1で勝った。





しかも
2点入れたのは
大倉くんだ。





「安村さんが
観に来てくれてるの
見えたから、
いつもより力が出たな。
こんなに点が取れたのは、
はじめてかも。
・・・・・ほんとはさ、
林さんに頼んで、
俺の携帯番号を
教えてもらったんだ」





「・・・・・・・は!?」





「実は小学生の時さ、
サッカー、、
アンタと一緒に
やったことあるんだ。
怪我した俺に、
絆創膏貼ってくれて。
それが、俺の、初恋だった。
安村さん、目立つし、
可愛いし・・・
絶対普通に話しかけても、
相手にして貰えないと
思ったから」





「・・・・・ばかね、
大倉くん。
試合中、誰より1番
かっこよかったよ。
怪我したとこ見せて!
はい、これでよし」





またその時と
同じように、
彼の左膝に絆創膏を
貼ってあげた。





間違い電話
じゃなくて、





今度はちゃんと
あなたの名前で
登録するから。





ね、名前と電話番号
だけじゃなくって。





あなたのこと、
ちゃんと教えて?







*end*

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