恋の色は苺色

CAST安村 真奈安村 真奈

作者:えぬ氏。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.19






春といえば、
苺狩り!





わたしは苺狩りが
大好きだから、
この季節は、テンション
上がっちゃうな!





ついに今日は、
えりなと苺狩りの日♪
楽しみだなぁああ!!!





「おはよう!
今日はいっぱい
苺食べようね!」





「食べよ、
食べよーう!!」





2人で意気揚々と、
ハウスの中に入った。





そして、わたしは
赤くて美味しそうな
苺を探して
もくもくと食べ続けた!





いつのまにか
苺に無中になりすぎて、
えりなとは離れた場所に
来ちゃったみたい。





「うーん、美味しい!
やっぱり苺って、
最っ高!!」





食べても食べても、
いくらでも
食べられちゃう♪





と、また苺に
手を伸ばしたその時・・・





誰かの手に触れた。





「あっ・・・
ごめんなさい!」





咄嗟に手を引っ込めて、
触れてしまった相手を
見やった。





すると、なんと
その相手は
幼馴染のたかと!





「なぁんだ、
たかとかぁ・・・
謝って損した!」





「おいおい、
なんだよその反応!
ってか、お前、
苺食い過ぎじゃね?
また腹壊すぞ!?」





と、意地悪な笑顔で、
たかとが笑う。





「んもぅ!
それはちっちゃい頃の
話でしょお!?」





わたしがムキになって
怒っているのをみて
いつも楽しんでるんだから・・・





まったく、たかとは。





昔から
変わらないなぁ。





「あっ、この苺
食べたかったんだろ?
ほら、やるよ。
ほい、おっきい口開けて??」





「あ、ありがと?、、
あーん、、、もぐもぐ。
おいひぃ・・・って、
えっ!? なっ、
何してくれてんの!?」





「ははっ、お前、
苺より顔真っ赤じゃん」





食べちゃうよ、
なんて、耳元でたかとが
言うもんだから、
わたしはますます
真っ赤になってしまった。





変わらないものが、
少しずつ、
変わる予感がしてるの。





まるで、苺が、
少しずつ赤く
熟してゆくみたいに。







*end*

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