恋のお守り

CAST小林 花南小林 花南

作者:槙ちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.02.22






1月のまだ寒いとき、





白い、雪が
降っていたとき、





私はあなたに
恋をしたんだ。









・*・―――・*・―――・*・





季節は巡りめぐって、
4月。





入学の季節だ。





私、小林花南。
今日から華の
JKになります!





めあり「かっなみ~!
やったね!
おんなじクラスだよ!」





かなみ「えっ! ほんと?!
やったね!」





めありは小学校からの
私の大親友。
いつも一緒にいるんだ。





めあり「そうだ!
あの人は?」





かなみ「あの人、
って、、、?」





めあり「もう!
忘れたよーな
ふりしないのっ!
入学試験の日に
お守りもらったっていう
あの人だよ!」





っ!、、
言われなくても
わかってるよ、、、













・*・―――・*・―――・*・





――時はさかのぼり、
3ヶ月前。





かなみ「ヤバイヤバイ
ヤバイよっ!」





めあり「ないー?」





かなみ「どうしようっ!
入学試験の日に
お守り落とすなんてっ。
縁起悪いよっ」





白い雪の降る寒い日、
私は入学試験の会場へと
向かっていた。





でもバッグに
つけていたはずの
お守りがなくなっていたの、、、





かなみ「どうしよう、、
遅れちゃうっ。
めあり、先に行って!
迷惑かけれないよ」





私は少し震えた声で
そう言った。





めあり「いーよいーよ!
大丈夫!
見つかるまでさがすよ!」





かなみ「ダメよっ。
迷惑これ以上
かけたくないよ」





めあり「でも、、」





かなみ「お願い!
行って!
すぐに行くから、、、」





めあり「わかった、、、」





めありはそういって、
時々こっちを振り返りながら
小走りに去っていった。







――5分後





どうしよう、、、
ないよ。





あと10分以内に
入らないといけないのに、、、





私に目にはすでに
涙が浮かんでいて、
今にもこぼれそう。





私はその場に
うずくまった。





そんなときだったんだ、、
彼が現れたのは。





よしと「やべぇっ!
遅れるっ!」





誰、、、?





私は目に
涙をためながら、
顔を後ろに向けた。





そこには受験票をもって
息を切らしている
男の子がいた。





私と同じ学校を
受けるみたいだ。





ああ、私も
もういかないと、、、





お守り、持って
受けたかったけど、、、





ふいに男の子が
私の前で立ち止まった。





よしと「、、?
なんで泣いてるんですか?
大丈夫ですか?」





そう、声をかけられて、
私は少し戸惑ってしまった。





かなみ「え、と、、、
お守り、、なくして、、
不安で、、
見つけたくて、、」





そういっている途中で、
ついに私の目から
涙がこぼれ落ちた。





よしと「わわっ。
泣かないで」





ゴソッ





そして、彼は何かを
取り出した。





よしと「はい。あげる」





かなみ「え、、?」





それは、
お守りだった。





かなみ「そんな、
もらえません!」





よしと「いーから!
笑顔になる
おまじないつきだから!
ご利益あるよ~」





そういって彼は
私の手にお守りを
押し込んできた。





かなみ「、、、
ありがとう、、」





よしと「いいよ!
泣かないで、、
笑ってね!
未来の同級生ちゃん!」





そういって
にかっと笑った。





とくん。
胸がなる。





かなみ「あのっ! 名前、、」





係の人「ニコニコ高校受験、
まもなく締め切りまーす!」





よしと「やばっ! いこっ!」





かなみ「う、うん!」





、、、結局名前、
聞けなかったな。





また、会えるかな?













・*・―――・*・―――・*・





――今





めあり「え!
じゃあ、名前、
分かんないの?」





かなみ「うん、、、
でも、きっといるはず。
そう、信じてるから」





めあり「ふうん、、
で、ずっと
気になってたんだけど、
かなみはその人のこと
好きなの?」





かなみ「え、、、
わ、分かんない、、」





でも、多分、好き。





一目惚れだと思うんだ。





式も終わり、
クラスで
自己紹介が始まる。





私はずっと
かれのことを考えてて、
少しボーッとしていた。





そのときだった。





よしと「、、、、野口よしとです。
宜しくお願いします!」





聞いたことのある声。
懐かしい声。
私の好きな声。





、、、、あの男の子だ!





義人くんって
言うんだ、、、





話しかけたいな。
向こうは
覚えてないかな。













・*・―――・*・―――・*・





――帰り





めあり「あの人が
お守りの人かあ。
いかにも爽やかなこと
言いそうな顔してるしね笑」





かなみ「そうかな、、
っ、、ねえめあり。
話しかけたら
変に思われるかな?
覚えてないかな?」





めあり「えー大丈夫でしょ。
それに、、え?」





かなみ「どうしたの?」





めあり「顔、ちょっと赤いよ」





かなみ「え!
別に熱ないと
思うけど?」





めあり「違うくて!」





かなみ「?」





めあり「すき、
なんじゃないの?」





かなみ「えっ!、、
そんなわけっ」





めあり「ほーら。
もっと赤くなった!
いい加減認めなよー」





かなみ「っ、、」





めありには、
いってもいいかな。





かなみ「うん、、
実は、一目惚れ」





めあり「きゃー」





小さくめありが
悲鳴をあげた。





めあり「こりゃ、
アタックするしか
ないねっ!」





めありは
いたずらっぽく笑った。





そのときだった。





よしと「あの」





かなみ「え?」





なんで、
よしとくんが、、





よしと「お守り
なくした子だよね?」





かなみ「う、うん!
覚えてくれてたんだ、、、!
嬉しい、、」





よしと「え、、、」





かなみ「ん?
よしとくん、
熱っぽいよ。
顔赤い」





よしと「っ」





かなみ「あれ、私普通に
よしとくんって
呼んじゃった!
ごめんね!」





よしと「いいよ!
全然!
俺もかなみちゃんって
よんでもいいかな?」





かなみ「っ! うん!」





名前、、嬉しい、、





よしと「じゃあ、
また明日!」





かなみ「うん!、、、
バイバイ」





よしと「おうっ」





よしとくんは
そういって
にかっと笑った。





あの日と
同じ笑顔で。





とくん。





また、
私の胸がなる。





、、、私、やっぱり
よしとくんがすきなんだ。













・*・―――・*・―――・*・





――次の日





よしと「かなみちゃん!
おはよ」





かなみ「よしとくん!
おはよう」





よしとくんと
話せる日が来るなんて、
夢みたい。





私、あのとき
お守りおとして良かった、、、





そんなことを思うほど、
私は一瞬でよしとくんが
大好きになった。





でも、そんなこと思ったのが
悪かったのかも知れない。





かなみ「どこ?!
ないっ。
どうしよう」





目に涙がにじむ。





かなみ「大切な宝物なのにっ」





私はよしとくんに
もらったお守りを
なくしてしまったんだ。





かなみ「どこ、、」





ガサガサ





ない、、、





血の気が
引いていく。





よしと「、、かなみ?
何してるの?」





かなみ「よしとくん!」





よしと「また、泣きそうに
なってんじゃん。
なにがあったの?」





かなみ「あのねっわたしっ
よしとくんにもらった
お守りなくしちゃってっ
どうしようっ」





よしと「別にあんなお守り、、」





かなみ「大事なものなのっ!
私にとっては!
なによりもっ!」





よしと「なんでそんなにっ」





かなみ「スキなひとに
もらったものだから、、、!」





よしと「え」





ん? 私、今なんて?





よしと「それって、、、」





こ、告白しちゃった、、、
どうしよう。
ふられるだけなのに。





そう思った瞬間、
私はなにかに包まれた。





かなみ「え、、、?」





よしと「おれも、
かなみちゃんのことが、
すき」





かなみ「え?」





そのとき、
私を包んでいるものが
よしとくんの腕だと気づいた。





かなみ「ホントに?」





よしと「うん、、、すき」





かなみ「なんで、、、」





よしと「一目惚れなんだよ」





かなみ「わ、私も!
一目惚れっ」





よしと「っ」





ぎゅっ





かなみ「わ」





強く抱き締められた。





よしと「かなみちゃん、
僕の彼女になってください」





かなみ「、、はいっ」







やっぱりあのお守りには
ご利益があったよ。





受験と、、恋、のね。











*end*

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